石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第23回(2017年6月号)

承前

 単行本1巻絶賛発売中! な、石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛。なのでその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、印象に残ったコマ、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:42コマ(61コマ中)
    • 空前のいちこちゃん回! ということで、いちこちゃんの良さがたくさん溢れている回となりました。春だからか。春だからなのか。春だから、猫に付いて行っちゃうのか。
    • それにしても、天真爛漫というか電波ないちこちゃんですが、心根は大変優しい、というのが見れてよかったです。電波じゃマイナス幅の方が大きい気もしないでもないですが、でもいい子なんですよ。猫さんの大切なもの、もう失われたのだろうけど、を探してあげるとか、しているのです。そもそも論で何故猫と会話で来ているのかというのがありますが、まあいいじゃん。
    • それにしてもtoo、いちこちゃんパパはやっぱりあの姿がデフォルトなんでしょうか。千里眼もあるし、外人(婉曲表現)って進んでいるなあ。
  • 今回の1コマ

  • いつも明るいいちこちゃんが泣く姿を見ることがあろうとは、であります。ちゃんとしてあげられなかったのかな、と泣くいちこちゃんの清さよ。

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:8コマ(61コマ中)
    • 今回はみゆちゃんとツーショット場面が多かったふたばちゃん。花粉症でもいつもの調子のみゆちゃんをいじって遊んでいたのが印象的ですが、花粉症でも通常運転なみゆちゃんなので、その辺気づいていなかったり。そもそも論で、ふたばちゃんがみゆちゃんに懸想をしている、のにも気づかれていないからこそのいじり方、ではありますが。
    • 花粉症だよ、と伝えているのに通じない辺りがみゆちゃんの厄介な所ですね。そりゃふたばちゃんも袋に花粉詰めて、はい、ってするわ。スゴイフビンアトモスフィアですわ。
  • 今回の1コマ

  • いちこちゃんが普通に風邪では? と言う言葉に対して冗談? って返すみゆちゃんもですが、そうですよねー、な、ららら一般論〜♪ が大変可愛かったかと思います。いちこちゃんに通常の枠は通じないですしね。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:10コマ(61コマ中)
    • 花粉症になってしまったみゆちゃんですが、くしゃみで噂されている! と舞い上がるいつもの駄恋愛脳でありました。この辺のぶれなさは逆に讃えるべきなのではないか? ってくらいぶれませんね、みゆちゃん。
    • 最後のコマの、花粉の入った袋を渡されてぽかんとしているのも可愛かったんですよ。花粉症の意味まだ分かってないんだなあ、と。でも、あの年で花粉症って今後大変であろうなあ、とか。
  • 今回の1コマ

  • ここまで恋愛脳だともう流石としか言いようがないですヨネ。