今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2017年8月号)

承前

まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。

伊藤いづも『まちカドまぞく』

桜さんのコアの場所分かりからの桃さん悪堕ち。ちょっと状況が素早く交錯し過ぎです! 待って! 脳の処理が追いつかない!
とりあえず今回で分かったことは、桜さんはシャミ子と密接な状態である。シャミ子にかかっている呪いが桜さんのコアを使わないといけないくらい強い。それ以上にシャミ子が強くなれば問題ない。シャミ子を目覚めさせる為に桃さんが悪堕ちした。シャミ子が悪堕ち桃さんをベタ褒めして一本背負いを食らった。ということですね。待って! 理由は分かるんだけどあっさり悪堕ちし過ぎですよ、桃さん! 前は美味い話があるわけない的なこと言ってしなかったのに! シャミ子さんの為に動きすぎですよあなた!

カヅホ『キルミーベイベー

粘土回。色んな意味で酷いバイオレンスな惨状ではありますが、何よりオチがね……。最近のキルミーはオチが酷いというか、その後どうなったのか分からないまま終わることが多いですが、今回もその例に漏れることはありませんでした。酷い……。
それにしても、やすなは何故あんな量の粘土を手に入れたのか。粘土一年分とか誰も欲しがらないだろうからそりゃ応募すれば当たるだろうけど、それをどう使うかのビジョンもなく手に入れたのか、やすなは。あっ、凄いやすならしい!

内藤隆『黒髪巫女とマリアウィッチ』

サプライズ的に歌川国芳展に行くよ! 回。歌川国芳、頼子さんがあんまり気に入ってくれないかな……。ってなった後にいや、まだこれがある! と恋人たちの絵を見せて、これ、いい! と頼子さんがなって本当に良かった、と。いいものを同じようにいい、って言ってくれるのってなんかいいですヨネ。「でしゅ!」の前の溜めからのあの笑顔が大変心地良かったです。自分が好きなトコだけ喋っても、見せてもダメなんだ。という話でもありましたが、その後もう一周したので今一そこが分かっていたのかって感じです。
後、クロエちゃんぬが同人誌の世界へと。ウェルカムトゥザアンダーグラウンド……。って耳元でささやきたいですね。それにしてもだらだらしているクロエちゃんぬ可愛かったです。いつもキビキビしているイメージですが、ああいうことも出来るんですなあ。まだまだポテンシャルのある漫画であります。