『まんがタイムきららミラク』2017年11月号 感想

今号の巻頭漫画感想

うちのまいこ『うらら迷路帖ファン感謝祭かんたんレポート』

司会の茅野さんの「1人出たら勝ちでいいよ」を言っている時のポージングが偉い人モードっぽかったけど脚色でしょうか? しかし、エベレスト登頂なんて1人もいるかよ、きららアニメの祭りでよお! という突っ込みが一番したかったです。したかったのでしました。後、メインキャストの衣装可愛いですね……。うちのまいこ絵だから更に倍増してますねえ……。

個別チェック三連撃

はりかも『うらら迷路帖

うららにいちゃもんをつけて心を折りにくる子供登場! 理不尽な言葉の数々に、うららさんたちは総出で文句を言いますが、真剣に邪魔しているんです。と凛とした口調で言いながら立ち去っていきます。皆はそれで安堵するのですが、千矢さんだけは……。
この叶える望みの無い対象に、千矢さんがどう対処するのか、が次回の争点ですが、何故その子が真剣に邪魔しているのか、というのは今の所情報が少なすぎてどうしようもない。この辺は千矢さんも同じような情報量でしょうが、そこをどうにかするのが占いの力、という流れになるのではないかと勝手に思っています。便利な力だよ占いって! と、あるいはそういう便利な、という部分が絡んでくるのかしら? 謎が尽きません。

鴻巣覚『がんくつ荘の不夜城さん』

脇。

描く調子『広がる地図とホウキ星』

エストこなしに小旅行。今回はリンさんの食い意地がはりまくりんぐな回でした。というか何回腹の虫を鳴かせれば気が済むのか、というくらい頻繁に腹の虫が鳴いておられました。
しかし、こういう風に知見とかが広がっていく、知っている場所が広くなっていく、というのは確かに広がる地図と、な訳だなあ、と妙に納得してしまいます。特にこの漫画、ぱっぱっぱ、と展開が素早く進むので、広がっているのがすぐにわかる仕様で、成程巧みじゃねえの、と毎度思っています。今回もその例に漏れないので良かったですよ。

今号の巻末漫画感想

うちのまいこ『うらら迷路帖ファン感謝祭詳細リポート』

神絵師の腕を食べたい! なんと聞こえのよい言葉か―――。全体的に細かいところをチェッキングしているリポート、お疲れさまでした! どうしても腕を食べたいの印象が強いですが、最後の原田さんの台詞のところも良かったです。毅然として、でも泣きそうって感じがしっかりでていましたね?

一応の総評

創刊時からの作品が全てなくなった今号。果たして今後はどうなるのか、の試金石でしたが、結構微妙なところですね……。新連載の辺りはそこそこいいんですが、ゲストはまだもうちょっとかなあ、という謎の上から目線が出る感じです。今が一番瓦解しそうな時期なので、これを乗り切って新たなミラク色を見せる時まで、雌伏かもしれません。というか、『mono』毎号難しいかもだけど載っけてや! 楽しみにしているさかい!
そんな中で、はなこ『しましまライオン』がしめやかに最終回でした。この漫画らしい、いい終わり方で、高い満足したぜ! でした。もうちょっと長く見たかったなあ、って思うのはどうしてもありますけどもね!
そんな感じの2017年11月号でした。