今月のまんがタイムきららチェックポイント(2017年11月号)

先に総評

西巳しん『泣き虫ストテラジー』、最終回成る!からの大熊らすこ『ハッピーセピア』次回最終回! という怒涛の1巻未満打ち切りがさく裂する昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
何故いきなり、この二つが頓死するのだ!? というくらいわりといい出来だった二作。その理由は、これを読む時節なら皆さま既に知っておられますでしょう。それはきららミラクの休刊からの生き残り組編入の為のものでありました。
既に川井マコト先生がミラクではなくきらら本誌に転生しており、ミラク出身を入れる素地は生まれていた訳です。後になってそれを知ると、成程ミラク一線級と上記二つでは、格が違う。ということでFAでしょう。
しかしここで一つ疑問が生まれます。それはミラクからの使者は三つということ。つまり、まだあと一つ終わる可能性があるというわけだあ!(CV家弓家正) これがどれになるのか、あるいはゲストが減るだけで過ごされるのか。この辺が来月号の特異点になるかと思います。震えて待ちましょう。

個別チェック三連弾

  • 川井マコト『甘えたい日はそばにいて。』
    • 何を言ってもネタバレなのであまり内容については書くことがない、「みてください!」とシャクティ声で言うことしかできないこの作品ですが、しかし恐るべきは、今回の内容のここまでドン詰まっている感じがあるのに、後3回はセンターカラーで続くのが確定的に明らかになっているところです。これどうつなげるんですか!? そして2巻以降とか延々続く形が全く見えないんですが、その辺どうなんですか!? とりあえず1巻終了じゃないのは確実みたいなんですが、それゆえにこの漫画がどこに行くか全く読めません。川井マコト先生、とんでもない弾になってきていますね……。
  • 湖西晶『三時限目は魔女の家庭科』
    • 魔女先生、糸通しに懸想する! と書くとシン、狂ったか! とケンシロウボイスが脳に響きますが、事実なので本当にヤバイです。名前を知ってぽわん、ってなっている魔女先生の千年生きて恋などしてこなかったこじれ感とは恐ろしいのおー! とシンボイスが更に脳に響きます。後、魔法使いさん(黒髪ロングの眼鏡っ子)が登場したのもトピック。ユーシャさんの過去生とつながりがある模様ですが、なんでそういうのがあの学校に固まるのか。何か理由があったりしそうなのが湖西晶先生の漫画ゆえにありえるんですよね……。それで勝手に戦慄するくらいには、湖西晶先生に信用を置いていますよ。うん、コワイ。
  • ざら『ふたりでひとりぐらし、』
    • みなもさんとさんごさんの繋がり。ラブ? 百合いいね! したくなりますが、その辺が簡単じゃないのがこの漫画の良さです。でも、ラブあってもいいと思います。むしろラブあれよ! ないよりあるほうがいいにきまっている! 愛だよ、愛!

今月のワンワード

それが―――”最後の足跡”だった

  • そろそろ、この漫画も終わりが近づいているというのはひしひしでしたが、それがぐっと迫ってくると、なんというか、襟を正したくなります。何かが起きる、けど何が。その辺を予断なく追い求めたいと思います。