今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2018年5月号)

承前

まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

新曲の為に半ば以上身売り状態にされたロコさんの明日はどっちだ。
そういう訳で、<クリームあんみつ>からの新曲奪取の為にロコさんが文字通り体を張る訳ですが、やっぱりその体を張る場面の良さをそのまま配信したら絶対いける! と勝手な老婆心が発露するくらいには、ひどい惨状になってしまっていました。
なんのかんのである意味においてはロコさんに甘い<クリームあんみつ>メンバーなのですが、ある意味においてはこれほどハードなお接待もなかなかないのであり、つまりそこを勝ち抜いたロコさんの凄さというのが、半ば以上誤った方向で発揮されたのでありました。というかなんで曲のCDに血がついていたんですかねえ……。そして本当にこの漫画はどこまで到達しちゃうんですかねえ……。

黒田bbAチャンネル

あー、鬼頭先生可愛いんじゃー。としか言いようがないというか、それでもこの漫画らしいボケ具合と佐藤先生のそれとない紳士っぷりが加わって不思議な感じでした。佐藤先生、あそこまでの紳士とは。変態性を出してない時は基本いい人ではありますけども。ある意味では鎌手先生の方が酷い人だもんなあ。あれはあれでいい人の部分もないわけでは決してないッ! と思っていただこうッ!

伊藤いづも『まちカドまぞく』

みかんさん、学校に行くの巻。
今回はみかんさんが学校になじみ、しかし呪いのせいでまた離れそうになるのをどうにかしよう! で終わる、つまり序破急の内、序と破を二話掲載でやっております。次号でまた二話掲載かどうかわからないですが、急の部分もしっかりやってくれなさい。という言葉が出てくるいい仕事でした。
みかんさんフューチャーは今までそれなりに程度でしたが、今回はとうとうその呪いの根源に行き、出来るだけ収めよう、という段階までたどりついている訳ですが、さて、そう簡単に問屋が卸してくれるであろうかと。完全解決は流石にないだろう。でもじゃあどこまで? そう言うのが気になってくる展開の仕方でありました。今後も楽しみです。