今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2018年7月号)

承前

まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。多くも少なくもなく、三つ抜き出すのもまた一興。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。

伊藤いづも『まちカドまぞく』

みかんさん深層域、第二回! 地味に次もあるぞ!
さておき、みかんさんの深層域にいる使い魔との接触に成功したシャミ子&桃さん。桃さんが物理言語に訴えそうになるのをなんとか補正しつつ、ここから退去、という話はつつがなく進むかに見えたのですが、ここに居場所がない、それにみかんさんに迷惑をかけたなら、もう存在も希薄になるし、お暇を。という展開に。そこでいやいや待て待てとなって、色々あって使い魔の居場所を創造するぞ! というので次回となりました。
いきなりお暇を、という展開には驚きましたが、実体形成が困難になっていたのだから、出たらそりゃなくなってしまうわな、と今は気づけます。でも、そのタイミングではそれ以上に、桃さんの対応が消えるならそれで、というのではなかった辺りが心にぐっときます。
桃さん、あれで存在の状態がかなり危うい、というのが前提としてあるわけで、それで同じようにきえてしまうという存在を目の前にして、駄目! って言えるようになっている訳ですよ。その部分、思うところが色々あるんだろうなあ、というので、妙なほっこり加減を味わいました。この細かいところの機微! 流石です。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

ステージ! の前に機材がぶっ壊れた!? どうするどうなる! と思ったらわりとすんなり解決しました。そしてホホさんは一月分の給料がぶっ飛びました。でも、バズってアイドル甲子園に行けるようになったから問題ないよね!
ということで、なんとかメインストリームの中に食い込めたフルーツタルトですが、バズで入ったんだと本戦きつそうだけど大丈夫なのだろうか。キャッツプロのアイドルさん達もあれなのが多いので、本戦に出ているアイドルもあれなんだろうなあ、という謎の信頼感すら生まれてきて、この漫画どこまでいけるのだろう。と老婆心が励起ビンビン丸でありました。この世界のアイドルのラインが崩れに崩れきっているアトモスフィアの中で、さて、どういうアイドルが出てくるのだろうか……。

みらくるる『メイドさんの下着は特別です。』

ご主人様、病に倒れる! そこで明らかになるご主人様の下着の好みとは!
「何言ってんだ! ふざけるな! そいつは俺が!」ってなる要約ですが、本当にそうなのでどうしようもないのです。そしてそれ以上の話は特になく、こういうエロい漫画もあっていいんやー、と妙な感慨にふけるのでありました。ご主人様はスレンダーで無い乳が素晴らしく美しいし、蘭子さんの胸がおっぱいぷるんぷるんでいいと思います。←本当に何言ってんだ