感想 チョモラン 『あの人の胃には僕が足りない』1巻


あの人の胃には僕が足りない(1) (モーニングコミックス)
(画像のリンクが物理書籍のページ、文章のリンクがkindle版のページ)

大体の内容「圧倒的おねショタ怪異譚、ここに爆誕!」。おねショタと怪異って何の光ぃ!? という組み合わせですが、おねショタであり、且つ怪異物。それが『あの人の胃には僕が足りない』の骨子なのです。
あらすじ。とあるところの中等部の舟次君は恋をしていた。同じ学校の高等部の満原先輩が、その相手。腹ペコっ子な満原先輩に、餌付けみたいな恰好になりながら、親睦を深めたい、と思っていた矢先に、舟次は見てしまいます。その満原先輩が、怪異であるということを。
というのが基本となりつつ、二人が惹かれあっていく、というお話なのですが、舟次君は難儀な体質をしているせいで、これ上手くいくのかしら? という疑問符が出てきます。舟次君、どうも怪異に好かれやすいというのもあるんですが、満原先輩曰く凄いおいしそうな匂いがするのだそう。満原先輩は食う怪異であるから、というので怪異全部が美味しそう、としているのではない模様ですが、それでも一番の懸案である満原先輩には美味しそうで堪らない、腹が鳴る、と思われてしまうという危険な状態に。基本、口の化け物みたいな怪異なので、食べる気になったら一呑みです。ヤバいです。
それでも、満原先輩かなり頑張って耐えてたらしく、実際にいい匂いだあ、とか腹は頻繁になるとかするんですけれど、食べたりはしていない、だったんですが、それが徐々に抑えらえなくなってきて、というのでどういうこと? となった所でこの巻最後で理由が開示されます。で、それだとかなりやばいんじゃないですかね? これ。食べられる公算高すぎない? というか、まだ初手の段階でこれってことは、この恋路、進めば進むほどヤバいのでは? どうなる、どうなる。
さておき。
この漫画の見どころは言っているようにおねショタです。圧倒的におねショタです。当然のように舟次君はまだちっこく、満原先輩は色々でかい。ある意味ではここ以外の時期には成立しない可能性がある。そんなベストタイミングおねショタです。そしておねえさんの方が二重の意味で餌付けされております。食事の美味しそうさと、舟次君本人の美味しそうさに。でも、油断すると本人の美味しそうさに負けちゃうかも? という感じですね。非常にその辺りのパワーバランスと、濃厚なおねショタ成分、満原先輩が一々近い方なので色々おねってくる、というのが含有されて、うん、この二人可愛い。というポジションにスポンと入ります。そういう部分に、相手の事を思いあうというのが含まれてきますが、それでもやっぱりおねショタの良さはこういう可愛らしいという感覚だよなあ、と再認識させられました。いやあ、おねショタ最高!
とかなんとか。