承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作くらいの方が選びやすいし締まりやすいですね、ハイ。カカッとカカッと。
選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。その方が楽だしね! 楽はしたい。
それではいってみましょう。
中山幸『ブレンド・S』
店長さんと苺香さんのすれ違う恋心! というのをかなり強引にくっつけようとする皆さんの動きが面白い回でした。彩人さんが今までのスティーレ面々よりぐいぐいいくタイプで、あまりにぐいぐい行きすぎて重大な事故を起こしそうになっていて笑いましたよ。美雨さんも、マンネリもあれだし、新章みたいし、そしてネタになるし、で特に止めないのも酷かったと思います。前回のひでりんに色々したのを放棄したいくらい、いいすれ違いだわーってなってました。ひでりん哀れ。
しかし、一番笑ったのは、苺香さんの好きの態度がいつものサディスティック笑みだった点でしょう。あかん! これしばらくすれ違い続けるやつや! 店長さんに伝わらないやつや!
険持ちよ『RPG不動産』
今回は公共事業回。テレポートの場所を増やす為に魔力のカンパを要求されて、はいはい、と行くのはいいんだけど、要求した側に不手際があり、このままじゃサトナ様に撲殺されるー! と担当者のセーラさんが慌てるのが大変面白かったです。悲劇は遠くから見ると喜劇なのです。というか、セーラさんとやらのあれだけのうっかり屋がどうやって今まで生きてこれたのか、というレベルのうっかりぶりが魅力的でした。千人じゃ足りない、十万人くらいいないと、っていや、十万人とかそもそも集まらねえだろ! 想定ガバガバすぎぃ! 案件です。
それがどう決着がついたか、というのはファーちゃんが凄かったですむのですが、しかし、ドラゴンが近隣に、というのとファーちゃんのしっぽの関係性がクローズアップされて、さてどうなるやら。