今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2019年6月号)

承前

 まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作だとバランスがいいのです。たぶんきっと。きっとたぶん。
 選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。その方が楽だしね! 楽はしたい。
 それではいってみましょう。

カヅホ『キルミーベイベー

 体育祭があるから、鍛えよう! という話。それが真っ当に行く漫画ではないのは皆さんもご承知の通りですが、しかし体育祭のは徒競走だってのに障害物競走だ、と頑ななやすなさんと、それならとあぎりさんに提供された障害物競争があぎりさんの案件なので当然ヤバく、それでもこれで慣れれば普通の障害物競走など、という理由で続けるやすなさんのヤバさが際立っていました。まあ、オチはそりゃそうよね。というものでしたが。むしろ死なないのが不思議なレベルだったんだけど……。やっぱりやすなさん頑健……。

黒田bbAチャンネル

 濃密なナギ回。全体にナギ力が満ち満ちており、俺のようなナギストにはご褒美のような回でした。受験勉強しないと、なのに家では怠惰してしまうナギ、素敵やん……。相変わらず兄好きで父嫌気というのも、こうやって表現されると大変良いものです。お父さんのナギ好きっぷりも全開でしたし。年頃の娘さんがいると、娘スキーには大変なものなのだなあ。後、どうでもいいことですがスヤァする時にさり気なくながらちゃんと眼鏡を脇に置いているナギが良かったです。自然に、じゃなく寝る気満々じゃねえか!

みらくるる『メイドさんの下着は特別です。』

 メグさんに見合い話が! ということでこの手のお約束でそれを妨害する回でした。いいやん見合いくらい! と思うのですが、こういうのはお約束なのでしょうがない。しかし、その妨害の為に蘭さんが男装、というのはまだいいんですが、結局ご主人様がランジェリーの伝道師として登場したり、蘭さんにいつの間にかランジェリーが装備されていて男装ランジェリーという謎の地点に到達したりしていました。男装、特殊メイクもして完璧だったのに、結局ランジェリーなのかよ! という。まあ、男がランジェリー装備してたらそりゃ特殊過ぎて逃げるわな、とも思いますけれども。