先に総評
先月号でミラク勢が一掃され、か細く残っていた阿部かなり『みゃーこせんせぇ』も来月号で終わりというアナウンスが飛びこんできた昨今。皆さんは何を頼りに生きておられるでしょうか。という謎の大上段はさておき、きらら無印もだいぶ様変わりしてきた、という印象を持っております。猫月『トールさんの通り道』や大熊らすこ『星屑テレパス』と、新連載もいい感じになっており、新人、中堅、ベテランとバランスよく配備され、個人的にはここ一年で一番いい時期ではないか、という気がします。一時期本当にゲスト攻勢過ぎて大丈夫か? でしたが、なんとかなっているので、ここらでどかんとでかい波が来て欲しいところです。まだ、ビックウェーブになるには足りないところがある感じですので、それが来るとしてももうちょっとかかりそうですが。
個別チェック三連弾
- 荒井チェリー『むすんで、つないで。』
- 先月号の引きが強かった為、否が応でも先が気になっていた作品ですが、そーきたかー。と烈海王顔になるのも致し方ない展開でした。というか、いなくなった人が出てきた、それも当時のままで、ってこれ今後どういう展開をするか全く予想が出来なくて、つまり覚悟が足りない状態です。自身をクズ扱いしてたつなぐさんがそれなりに大丈夫になっているという部分は大変楽しかったですが、それが今後の展開でどう生きるのか。畜生、単行本買うリストに追加だ!
- 異識『あっちこっち』
- 風のある日に傘をさすのは辛かろう。ということで補正器具を作った真宵さんでしたが、人間が自然に抗うのは無理があるよね……。というオチに着地していきました。ちょっと器具程度でどうにかなるもんじゃないですヨネ……。それと理論がガバガバなのでそりゃ榊もバニハー! するわ。
- 若鶏にこみ『放課後すとりっぷ』
- 対人関係が混み入り過ぎてそろそろ訳が分からないので、誰か図示お願いします。しかし、ストーキングしていたのをストーキング先に伝えるという悪夢的所業はちょっと楽しいです。訳の分からないムーブにも程があります。特に悪びれてもないので悪質だと思いました(小並感)。