不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第二回

今すぐ全校に連絡なさい!!
 実況者の手配とベガ立ちの準備ですわよ!!

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ!!

 2019年末に一大センセーション!(串田アキラボイスで) だった大@nani『ゲーミングお嬢様』のワンワードを意味もなく解説するコーナーです。特に理由はなく、書いておいたら楽しいな、と思ったことをカカッと書いておこうかと思います。

第二回『ベガ立ち』

 ベガ立ちとは。ベガの立ち方です。と書くと終わってしまうので、ほじくっていきましょう。
 まずベガとは何か。あれはデネブ、アルタイル、ベガ。というと『仮面ライダー電王』ですが、そのベガではなく、格ゲーというものを成立させた革命的ゲーム、『ストリートファイター2』のラスボス、ベガのことです。見た目『帝都物語』の加納で、シャドルーという秘密結社の頭目であり、ストリートファイターが絡む作品では頻繁にラスボスやそれに準ずる立場になることのある怪人、それがベガです。太ったり痩せたりしますが、まあ、どれもベガです。姿はググれ。
 はい、それと<立ち>との組み合わせがイミフですね。いい? ここからが本題よ?
 とはいえ、勘の良い方なら既に繋がりが見えているかもしれませんね。そうです。このベガの立ち方のように立つこと。それをベガ立ちというのです。
 ベガ立ちでググると画像で大体どういうのか分かると思いますが、腕組みをし、胸を張り、直立不動の姿勢を取る。これがベガ立ちです。これを、よく格ゲーオタはしてしまう、そういう立ち姿で対戦を観戦したり、対戦待ちしたりしまうことから、『ベガ立ち』という言葉が生まれ、定着したのです。現況ではベガ立ち=観戦、という図式がシームレスに成り立ちます。ゲー嬢1話のモブお嬢様の発言も、この図式から出ているのです。
 何故、格ゲーオタは観戦中にベガ立ちをするのか、というのは諸説紛々ですが、個人的には、あの姿勢妙に楽だ、という点を上げたいと思います。
 腕組んでるのに楽なの? と思われるでしょうが、長時間観戦するとなると、これが中々姿勢の影響がでます。特に、ゲーセン花盛りの頃は、アップライト筐体を後ろからのぞき込むとすると、背筋が結構曲がる感じになってしまうのです。その部分に対し、腕組みしベガ立ちを意識すると、背筋も自然と伸びる。これにより、背筋へのダメージ軽減効果があったのです。と思っています。勘です。
 後、対戦の列にある時、心理的に腕組みすると交戦状態にある、という認識になって戦う意志的に良いという話や、体の出来てない人でも腕組みをすると見れた姿になる、という話などもあります。どれが正解でもなく、色々と混ざった結果というのが自然かもしれません。
 さておき。
 しかし、ベガ立ちの準備、という言葉は中々にパワーワードです。準備要らんだろ! ただ腕組みして立つだけやぞ! なんですが、お嬢様学校の生徒がベガ立ち、となるとそれなりに色々と角が立つのかな、と思うとこれはこれで玄妙になってきます。準備がいる、ということは普段は使ってない、ということにとってもいいでしょう。となると、ここぞでの最高ベガ立ちの為にシャドーベガ立ちとかやっているのか、という思考にまで走ってもう駄目。どういうお嬢様学校なんだよ、という感想しか出てこなくなります。まあ、ゲームでトップに立つ、ってやってるからそういうのもあるんだろうけどさあ!
 とかなんとか。