不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第六回

クソパッチですわぁあああああああ!!!!

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ

 連載化決定というジャンププラス編集部の正気を疑いつつも、ええぞお! ってなる大@nani『ゲームングお嬢様』の勝手ながらの解説をして遊ぼうという項です。特に正しいことを書いているとは思わないでいただきたい。俺が俺を癒したいだけです。真実なぞない。ただ癒すぞ、俺を。

第六回『クソパッチ』

 <クソパッチ>とは。お排泄物なパッチです。というと汚い感じなので、ちゃんと話していきましょう。
 <クソ>については特に言うことはない、対象を駄目なものとする時の飾り言葉です。では、駄目なものは? となればこの場合は後に控える<パッチ>になるのは、理の当然というか、(そんな当たり前のことを)お前は何を言っているんだ? とミルコ・クロコップ顔になられるでしょうが、一応ベタなとこも必要ということで、有体に書いてみました。
 さておき。
 ではクソのかかる<パッチ>とは? これも簡単ですが、コンピュータ関係用語で修正データやアップロードプログラムのことです。が、この言葉が『ゲーミングお嬢様』で出た文脈では格ゲーについてパッチとみていいでしょう。つまり、これは所謂格ゲーのアッパー修正あるいはナーフの、そのクソッたれなバランス調整に対して、<クソパッチ>と称しているわけです。
 格ゲーのバランス調整というのは、昔と今とではかなりの差がある、と言います。昔はアップデートするという行為自体が全く誰も考えていなかった時代です。ネット環境が全く存在しない時代でしたので、バランス調整し直す、というのにはかなり婉曲な行為、つまり新作としてまた売るという形になっていました。格ゲーの代名詞のスト2も、ダッシュ、ターボ、スーパー、X、最後に最近ですがウルトラという風にバージョンアップ版が存在します*1。そしてその間にはそれなりの時間が空いてるのです。攻略面でも、ネットのない時代なので、今から見るとゆったりした世界がそこにありました。
 この時代では、クソパッチという言葉は、当然存在しません。クソ調整とかはあったかと思いますが、パッチという概念がまだなかったから、というのが理由ですね。しかも、クソ調整だと分かるまでそれなりに時間がかかるのと、ネットがないのでその呼び名が広がるのもまた時間が掛かりました。トレーニングモードとかもないですからね。そういう時代でした。
 翻って現代はネット社会。情報が高速で駆け巡る時代です。当然、パッチが出るのも速くなりました。昔なら新しい基盤でないと、だった調整が、素早く、そのままの基盤でこなせるようになったのです。バージョンアップ、という概念が生まれたのです。
 しかし、人はホシガリスであり、ヨクバリス。そうなるなら、ちょっとのことでもクソ、と言ってしまうというその様が、パッチがあてられるようになって以降、よく見かけるようになりました。人は愚かです。←誰視点なんだよ
 ゲー嬢がぶち上げるくらいの<クソパッチ>、というのは現実問題ない訳でもないものの、大体針小棒大です。ですが、ゲー嬢がそんなところを突く、というのよりは、本当に<クソパッチ>だった、というパターンもあり得るのではないか、という気もしてきます。どっちにせよ、作中でエンタメを希求する皆にそれを提供する側として、小さいことでも大きく言ったのかもしれないし、本当に<クソパッチ>だ野郎どもー! だったのかもしれませんから、真相はやぶの中であります。そもそも何が<クソパッチ>だったかも分からないので、憶測の世界でしかないのですが。
 それでも、あの調整クソ! というので留飲を下げる、あるいはエンタメするのは楽しいものではあります。くさす楽しみ、というのは中々人間から切り離せないものの一つでしょう。そして、1話で転子様が日課のナーフ要望を、とかやってましたが、それはあまりにせせこましい。隆子様くらい、クソパッチですわぁああああああああ! とぶっ立てる方がエンタメである、という考え方は面白いかもしれません。やられる方としたらうぜえの一言でしょうけれども。
 とかなんとか書いて終わりったら終わり!

*1:ハック系のレインボーとかはこの場合は意味が違うので割愛。