承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作は中々に選ぶのが難しくなってきました。総じてレベルが上がってきていますのよ!
選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。楽しいと乗れるじゃないですか。リズムに乗るぜの精神です。
ということでリズムに乗っていってみます。
カヅホ『キルミーベイベー』
瓶詰を開ける、という話から怪しい通信販売での筋力アップを目指すやすな。しかしその道はやすなゆえ当然まともではなく……。
今回は瓶詰開けられねえ! からのもう一個! というわりと穏当なネタなどと、その気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ。最終的に、やすなの頭が伸びる、という展開がこの導入から読めたら入院をお薦めするくらい、無茶苦茶な展開をする回でした。中盤まではわりと普通に通信販売の罠だったんですが、サプリ(1錠超でかい)が出てからやすなが変な生き物になっていく様には笑うと同時に俺は何を見ているのだ? という疑念すら浮かんできました。最近正気が怪しい『キルミーベイベー』でも屈指に何が起きていたか分からない回でした。