ネタバレ?感想 nonco 『ようかい居酒屋のんべれケ。』4巻

ようかい居酒屋 のんべれケ。(4) (マガジンポケットコミックス)
ようかい居酒屋 のんべれケ。(4) (マガジンポケットコミックス)

 大体の内容「やめろ!たいちゃんに変な知識を与えるのをやめろ!ヤメルンダ!」。と最終的には石田彰声になるような展開。それが『ようかい居酒屋のんべれケ。』4巻なのです。
 3巻で姉のひのさんの痴態で萌えるッ! という事実を得てしまったたいちゃんですが、今回はパイパンに通ずる知識を得たり、ひのさんの好きな相手が、という事から端を発した事態で自我が崩壊する寸前までいってしましました。あまりにもあまりにもなので、いっちゃってる!とナダル顔になろうものです。
 何故だ! と叫びたくもなりますが、そういう漫画だからこれ! というすまし顔で粛々と進んでいくので、こいつ、やりやがる……! と謎の戦慄すら覚えます。その後もひのさんのおぱいぷるんぷるん! すごかった。とか言い出すし、なんて展開を与えるんや……。人間の心は無いのか!?(言い過ぎ)
 ラブで混乱するたいちゃんに、最終的にラブは姉妹でもいいのよ! というサジェスチョンした辺りも酷く、引くことも進むことも出来ない事態に陥り、たいちゃんの理性は崩壊した! というのでマジで勘弁してあげてください案件でした。
 たいちゃんが何をしたんだ? こんな変態漫画にうっかり出たこと、それ自体があかんかったんか?(言い過ぎ)
 出たことがあかんかった、というと調理場担当ほのかさんも出たのが良くなかった……。
 この漫画の一話で変態性癖を理屈も込めて(理屈があるから困る)植え付ける技の冴えで、恥ずかしがり屋から裏返って露出狂になってしまった……。その前にアイアンメイデン着込んでたから、その反動で……。だからそういう理路ばかりちゃんとあるんじゃあない!
 大体露出狂ってお前……。それで作る料理が凄まじく美味くなるとかどうでもいいくらいに、がっつりとした変態性癖……! どうしてこうなった……! やっぱり変態漫画だからか!?(言い過ぎ)
 さておき。
 今回はわりとのぞみさん回と言えるとこもありますし、ますみさんもちまちま出てましたし、前髪子サリーさんが可愛い姿にされるのが嫌という十三周くらい回転できるくらいの好き要素だしてくれたし、と、個人的にバイブスがあがる場面が多かったんですが、個人的には婦警さんの愛銃を舐めながら、この中に犯人が居たら……フフフ、というムーブが大変クリティカルヒットでした。最近のマキマさんといい、そこは、性癖!(お前も大概じゃねえか)
 婦警さんも元々ちょっとおかしい程度だったのが、どうしてこうなってしまったのか。変態逮捕の為に強化ガラスの中にひのさんがいる、というので、強化ガラスだマグナムでも壊れないぞ! ってバンバン撃つとこもマストですね。こいつ頭がおかしいぜ!
 そこがいいんだ……。それにほら、おまわりさんがバンバン撃つのは『天才バカボン』の系譜だよ。(系譜だからって何をしていい訳でもない)
 さておき、女郎蜘蛛さんの台詞が中々気になるところで、それだとこの漫画、どうなるの? いや別にもうそれ関係なくなってねえか? という謎というか、終わりに向けた運動が始まっているのですが、どういうものか、というのはここではとりあえず秘します。すぐわかることですが、ね!
 ということで、毎度変態を築き上げる様が異常なこの漫画。今後続いていくにはそろそろ天井が見えてきたのでは? という気もします。でも、そこから苦しみながらひねり出すモノが見たいんだよ! 苦しんだ先の、いかれたやつが!
 などと勝手なことを言いつつ、この項を終えたいと思います。