シャドウバース ソロデイリー消化特化デッキの世界

この項の説明

 シャドウバースにおけるソロデイリーを早く回したい。早く早く。ということで完成したデッキについて語っていく項となります。需要? そういうのは作るもんですぜ。
 そもそもソロデイリー消化特化デッキとは? となりますが、これは対戦でのデイリーが面倒というか、全部を毎日こなせない! 不得意なデッキもあるし! でも、ソロデイリーなら! という中で、ソロデイリーすら楽にしたい。という省エネ気質から爆誕したデッキ群です。
 後で大体話していきますが、先にデッキの肝を書くと、アンリテッドのアグロデッキの、その更に前のめりのデッキとなっています。基本5コスト以下で構成するくらい前のめりです。相手は初級なので体力が10、というのを完全に逆手に取った戦法なのです。
 ということで、どういうデッキなのか、というのをカカッと記述しておこうかと思います。もっと早く且つ安定出来ないか、というのの整理の面もあるので、需要は気にしない感じで。
 さておき、それではいってみましょう。

ソロデイリー特化アグロロイヤル

 アグロ、というと大体ロイヤルが想起されるくらいには、アグロに定評のあるロイヤル。あるよね?
 まあ、それはいい。とにかくアグロにするならロイヤルはいいのです。その構成要素とは? というのを話していきましょう。

基本セット

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 アグロ、そしてロイヤルらしさとなると、やはり疾走を盛らないといけません。ということで、5コスト内で疾走持ち、というのを基本セット、確実に三枚入れるカードとして語って行きます。
 まず1コスト<クイックブレーダー>。クイブレ。とりあえず入れられるなら入れておけばいいカードの最王手。細かい打点やバフされても良し、相手の守護を剥がすのも良し、と使い勝手の良いフォロワーです。
 それから3コストの<ノーヴィストルーパー>と<プリンセス・ジュリエット>。共に3コスト疾走ですが、前者は雑に出し、後者は狙って出す感じです。前者はほぼ3コスト目なら全つっぱ。他の選択肢よりもこちら優先くらいあります。
 後者は後述<円卓会議>で出すのも視野に入れたフォロワーです。自身も3コスト指揮官が出たら2コストになる、というのもあり、手札に二枚あっても5ターン目で6点とる形に持っていけるのも強み。
 そして<レヴィオンセイバー・アルベール>。これは<レヴィオンの英雄・アルベール>で代用可能です。5コスト疾走であり、進化で5点出せる、ということで、このデッキにおいては大きなフィニッシャーです。これをどううまく着地させるか、がこのデッキの戦術の肝となっています。

拡張キット疾走版

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 基本の疾走札以外の、サブな疾走札や、フォロー用のものがこちらになります。一つずつ見ていきましょう。
 まず<ケンタウロスヴァンガード>。これ自体は即疾走ではないですが、場に指揮官タイプのフォロワーが居れば、疾走を持つカードです。これに1コスト指揮官<ペルセウス>や2コスト指揮官<プリンセスヴァンガード>を組み合わせて低コスト疾走を実現します。
 <プリンセスヴァンガード>は1コストフォロワーに攻撃力+1が出来、また体力が3あるので2ターン目に置いても生き残りやすい。なので、1ターンクイブレ、2ターンプリヴァン、3ターンケンタというムーブも可能です。1コストのみバフとはいえわりと便利なので、アグロには向いていると言っていいでしょう。
 スペルでは先に例示した3コストまでの流れや、細かくPPが余った時にいい<師の教え>。場のフォロワーを増やせるので、疾走札を増やす用の<分身の術>、汎用性の高い<信念の剣閃>、そして先述の<円卓会議>などが採用対象となっています。
 特に<円卓会議>は3コスト指揮官を2枚出すスペルですが、それでジュリエットを2枚場に出して進化込み6点が出せるので、このデッキの最大火力となります。出すのはランダムで、ですが、3コスト指揮官をジュリエットに限定することで、ジュリエット2枚展開を可能にします。
 これらは、好みに応じて増減させるところ。個人的に一度使うとほぼ何もできない<円卓会議>は少な目がいいと思っていますね。引きやすさから2枚は欲しいところですが、1枚でもいいくらいです。
 他にも<抜刀術>と<舞い踊る刃・ディオネ>を組み合わせた抜刀ディオナもありですが、二種類必要で応用も無しなので、カードの巡り合せ次第なとこもあり、今回は考慮していません。ちゃんと揃えば5ターン目で10点ではあるんですが、それ以外の使い道がないんですよね……。

拡張キット潜伏版

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 潜伏フォロワーが多いのも、ロイヤルの特徴。初級相手に潜伏なら1度は確実に殴れるので、かなり有用な場面もあります。そして潜伏関係は幅が広いので、潜伏を軸にしたソロデイリー用デッキも可能です。
 メインとなってくるのが1コストの<ニンジャエッグ>、2コストの<クノイチエッグ>です。早いターンから貼れる、つまりバフが早い段階から出来るということで、潜らせ続けて決定打を待つ、というのが基本の使い方になってきます。疾走タイプでも確実な打点が出せるゆえに欲しいカードなので、個人的には3枚推奨したいです。
 <月の刃・リオード>はローテではかなり猛威を振るったフォロワーですが、その良質さはソロデイリーデッキでも健在です。進化で0コスト1点打撃が出せる点、そこから再潜伏可能な点など、先攻後攻どちらでも対応できる強みがあります。進化と0コストのと再潜伏絡めるとこいつで7点取れる、というだけで頭おかしいです。でも、今回は疾走重視の為不採用。
 3コストの<シャドウエンフォーサー・ターニャ>は攻撃力の高さが売り。プラクティス初級相手なら相手に対応策は無いので、確実に3点取れるという強みがあります。ただ、3コストなのでバフが追い付かない、という場合もあるのと、<武装強化>や<信念の剣閃>とコスト被りするのが難点ではあります。好みによりますね。
 <パレスフェンサー>は低コストながら攻バフ持ち。バフをかけて置いておくことが出来るのも、潜伏フォロワーの良い所ですので、バフは積極的に活用したいところ。<麗しきフェンサー>がほぼ同能力なので、そちらに代えてもいいです。疾走札での決着を狙うデッキではこれでもちょっと重たく感じるので、今回は不採用。
 <武装強化>と<ホワイトジェネラル>はほぼ同能力、攻と体を2ずつあげるですが、今回はフォロワーの出る<ホワイトジェネラル>を採用します。潜伏軸ならどっちでもいいと思います。
 <信念の剣閃>は、先に軽く書いたように汎用性がとにかく高いスペルです。クイブレ二枚出せたり、相手の攻撃力の高いフォロワーを破壊したりも出来ますが、この場合は全体バフを求めます。潜伏させっぱなしのフォロワーをバフして、一気に倒す、という形ですね。疾走札としても使えるので3枚採用です。
 <白刃の剣舞>は2コストでは除去だけですが、5コスト払うと単体バフが付き、更に除去が働く、という仕組みのスペルです。これで守護を倒して顔に、というのが狙いやすいので潜伏軸でなくても結構有用。ただ5コストは決戦ターン。2の2上げて、というのは少し悠長かもですね。
 <二刀流>は潜伏軸の切り札。二回攻撃が可能になるので、攻撃力をバフした潜伏フォロワーで二回殴ってK.O.という、一時期の潜伏ロイヤルのムーブも可能です。攻撃力5まで上げておけば理論上倒せるので、潜伏軸なら入れて損はないでしょう。

まとめてデッキにするとこう

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 序盤からちまちま疾走や潜伏持ちを出して削って、最後はアルベールか<円卓会議>で〆、というのを目論んだ形ですね。<円卓会議>は1枚でも、といいつつついつい2枚という形です。1枚打つと2枚目は役立たずなんですが、それでもやはり手に入る可能性は上げたい、という。大体2枚きてアバーッ!?がお約束ですが。
 地味に<死の舞踏>入れているのも趣味みたいなものです。本当に偶に効果的だったりするのです。そういう局面用、と割り切って入れています。

終わりに

 ということで、ソロデイリー用のデッキをかっと見ました。こういうネタもある、というのが知られたら嬉しいです。ですが他にそういうデッキを詰めている人はいるのだろうか。という気もしてくるのです。ここまでガチガチにソロデイリーを詰める、ってしないのかしら? 普通に対戦するのかしら?
 と、惑乱してきたところで今回はこの辺りで。