この項の説明ですわ!
この項は、本当に連載化して本当にちゃんと続いているという、奇跡、所謂サマー・オブ・ラブ。そんな大@nani&吉緒もこもこ丸まさお『ゲーミングお嬢様』のワンワードを勝手に解説して、全てを、振り切るぜ!! する項となっております。全てを、振り切るぜ!!←お気に入りのフレーズ
さておき、それではワンワード解説、行ってみましょおおおおおおおおおおおおおおおお!!! オナシャース!
第二十九回「E・本田」
E・本田とは隈取をして、地面に水平に頭からかっ飛んでいく力士です。既に力士概念が狂っていますが、これが『ストリートファイター2』からほぼずっといるレギュラーキャラである時点で、ストシリーズって凄いなあ。そう思わずにはいられません。
唐突に全くの私事ですが、スト2を初めて知ったのは、まだゲーセンに通うなってしていない頃。何で知ったかというとファミリーコンピューターマガジンです。と言って、ワッザ!? な人がいるかもですが、そういうファミコン専門誌が、昔にはあった、と知悉していただければ幸いです。
で、そのファミマガに、アーケードゲームを紹介する2ページの枠がありました。そこで、スト2を知ったのです。それも、本田がスーパー頭突きで地面と水平にかっ飛んでいる、まさにその瞬間の一枚で!
このゲーム頭おかしい! 幼いながらにも十分に分かる、凶悪なインパクトでした。
ということで、私のスト2のインパクトは、その一枚、つまり本田のスーパー頭突きで始まっていると言って過言ではないのです。
そんな訳でE・本田については無駄に印象が残っている勢なのですが、それはさておき本田はやはりインパクトの強いキャラです。当時としては操作が易しい方のキャラ、最初は横溜めと連打技しかなかった、でしたが、それ以後も特に難しい操作を必要としなくても立ち回れるキャラ、としてあり続けましたし、なんなら今もわりとその類です。
その辺りを支えるのが、横からの突撃<スーパー頭突き>と縦からの圧迫<スーパー百貫落>としです。
<スーパー頭突き>はスト2最初から今まで一度も本田から離れることのなかった必殺技です。前述している通りに、でかい本田が頭から相手に突っ込んでいく、ストシリーズを初見の人は大体ダルシムと同じくらい驚愕する映像です。相撲に頭突きがある、という理解を遥かに越える、得体の知れない奇妙なめまいを覚える映像でもあります。今では格ゲーマーには普通のこととして、その面倒臭さと合わせて思われていますが、初手の頭おかしいさ具合は本当にとんでもなかったのです。
<スーパー百貫落とし>はスト2ダッシュで本田に追加された技で、こちらも現在でも使える技となっています。どういう原理か舞い上がり、そして百貫落としという名のケツで下に降りる技です。よくよく考えなくてもおかしいの一言ですが、一応対空としても使えつつ、着地面もケツで降りることで隙が少ない、という対空技の概念をくらくらさせる技でもあります。相撲で舞い上がる意味が分からないというか、そういうスポーツじゃねえからこれ! 案件です。
さておき、<スーパー頭突き>と<スーパー百貫落とし>が、それなりにやっていて、隆子様からポイントを取れるまでに成長した転子ちゃん様をして対処出来ないというのは、その微妙に対処しづらい性能ゆえです。
先述の通り、百貫の方は着地の方でもガードさせられるのと、相手の前か後か、あるいはガードするのかスカるのか分からない地点に降りる場合がある、というので非常に安定して返しづらいのです。
対して頭突きの方は、ガードされた後そこそこ距離が開き、隙はあるけど反撃が届かない、という場面が多い技です。本当に程よく離れる為、ザンギだとマジきつい相手です。スクリューの外ですからね。
かように、わりと適当に突っ込んでいるだけでも戦える。そういう部分が本田にはあるのです。その部分を押し付けて、張子様は戦っている、ように見えますが、本田の本物はそんなんじゃねえんだ、というのを張子様が出してくるのか。それとも適当行動を処られてしまうのか。
次回、GAME10、必見ですわ!
と煽って終了とさせていただきます。