シャドウバース ソロデイリー消化特化デッキの世界2

この項の説明

 この項は、新世代Eスポーツ『シャドウバース』のソロデイリー消化に特化したデッキを紹介する項です。
 ソロデイリーとは、CPU戦時のミッションとしてあるもののことです。普通のデイリーとして対人戦のもあり、ちゃんと切り替えられます。
 ですが、対人戦で苦手デッキで勝つ、というのが超大変ですし、勝たないといけないという縛りは精神的に辛い時期でもあったので、ソロデイリーに日和っているのです。
 しかし、ソロデイリー、それも体力10の初級とはいえ、時間はかけたくない。出来るだけ素早く回してしまいたい。そういう欲望から生まれいずるのが、このお題目、ソロデイリー消化特化デッキなのです。
 要点は一つに集約されます。
 それは、5ターン目までに相手を倒せること。アンリミテッドのカードプールを使い、体力10の初級相手でも、安定5ターンは難しい。なのにそれ以上の4ターン決着すら目指したデッキ。それがソロデイリー特化なのです。
 前回<シャドウバース ソロデイリー消化特化デッキの世界 - オタわむれ 日々是戯言也blog>と同じように、どういうのが入るの、というのを見ていきつつ、自分の中で理路を整理していきたいと思います。

ソロデイリー用ゴーストネクロ

 今回紹介するデッキはソロデイリー用ゴーストネクロとなっております。即時に相手のリーダーを攻撃出来る<ゴースト>を主軸、にしたいんですが<ゴースト>はターンをまたげないので、一番効率的に決められる場所以外は他のフォロワーで頑張る必要があります。
 ではベタ基礎から見ていきましょう。

ベタ基礎(ゴーストネクロ根幹)

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 根幹部分はわりと簡素です。狙いがだいぶ引き絞られているからですね。
 このデッキの勝利パターンは、<ゴースト>が場にある状態で<ダンシングゴースト>を出して<ゴースト>バフしていくのと、<ファントムハウル>で一気に削りきる、という二種類です。なので、共に4コストの<ダンシングゴースト>と<ファントムハウル>は基本的に3積みすることになります。狙いがハマれば、前者が5タ―ン8点、後者が5ターン7点出すことも可能です。
 そして、ゴーストが場にある状態になる用のカードが、それ以外になっています。
 この中で特に優先したいのが<悪戯な霊魂>、<師の夢の少女>のラストワードで出す<深淵の夢>、そして<霊魂の強襲>です。
 <悪戯な霊魂>は1コストフォロワーで、墓地数3つを使うことで<ゴースト>出せるので、5ターン目に4コスト必要な<ダンシングゴースト>の前に置いて<ゴースト>を出す用のフォロワーです。普通に1コストとして1ターン目から削る要員にも出来ます。
 <深淵の夢>は置いた瞬間から<ゴースト>出せて、更に3ターンの間、毎ターン<ゴースト>が出せるアミュレット。これを予め置いて出した<ゴースト>に、<ダンシングゴースト>でバフしていく、という流れになります。
 <霊魂の強襲>はスペルで、相手の出したフォロワーに3点と1コストの<ゴースト>を手札に。この1コスト<ゴースト>を置いて、それから<ダンシングゴースト>を、という方向性になります。
 似た能力に、スペル<悪意の憑依>があります。2コスト2点と<ゴースト>を場に直で置けるものですが、<ゴースト>がターンをまたげない関係上、<ダンシングゴースト>と同時に使えるのが6ターン以降、なので5ターン決着を狙う今回のデッキでは不採用という形になります。
 他にも、場に進化したフォロワーが居れば<ゴースト>を出す<ダークコンジャラー>、アミュレットがあると<ゴースト>を出す<ゴーストメイド>もありますが、この辺りも2コストを出さないと、なので、シメではなく削りと割り切りたい所です。

アグロパック

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 基本的に5ターン決着を狙うデッキですので、構成要素はアグロ向け中心になります。1コスト帯は安定の<ゴブリン>と<スカルビースト>に、墓地数1使用で2の2になれる<スケルトンファイター>などが候補です。
 スペル<ソウルコンバージョン>はフォロワー一体潰して2枚ドローとやや微妙ながら、手札がしょぼい時にテコ入れ出来るので、入れるかどうかは検討に値すると思います。
 2コスト帯はとりあえず攻2体2のフォロワーを選出する感じでいいのですが、その中で特にいいのを三体。
 <スパルトイソルジャー>は墓地数を1つ増やすファンファーレで、<悪戯な霊魂>及び<ファントムハウル>用の墓地稼ぎ用です。先の<スカルビースト>も同じタイプです。
 <レッサーマミー>は普通に2コスト攻2体2ですが、墓地数4つ使って即リーダーを攻撃出来る疾走持ちになるので、もつれた時などには中々役に立ちます。
 <ベレヌス>はラストワードにランダム1点を相手フォロワーに、というのがあります。これが偶に刺さる時があるので、結構重宝するのです。この能力でもちゃんと攻2体2なのもいいのです。
 3コストは中々いいのが無く、どう考えても<ラビットネクロマンサー>に着地します。3点打点の高さもありますが、倒されてもラストワードで2点を相手リーダーに、なので、とりあえず出し得な一枚。ネクロで3コストでアグロ向き、となるとこの辺になります。
 <神託の大天使・ガブリエル>はPP分のバフをするフォロワーデスガ、ゴーストサブプランとアグロプラン、どちらにも刺さる一枚。5ターン決着を考えると、攻+2までしかできませんが、その2がデカい時がある。普通に3コスト守護として使ってもいい点もあり、このデッキとは相性がいいフォロワーです。
 4コストは、上記の<ダンシングゴースト>と<ファントムハウル>があるので、結構狭き門ですが、それでもアグロパックなら入れておきたいのが<オルトロス>。ランダムながら2点除去と攻+2のバフ持ちで、守護で出てきたフォロワーを除去しつつ攻を上げられるので、特に先攻時に並べ続けていると効果が高い一枚となっています。

で、出来たデッキがこちら

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 とりあえず、相手をガツガツ削って最後に<ゴースト>絡みでフィニッシュ、というのが如実に見えるデッキですね。案外普通にアグロルートでもCPUを磨り潰せるデッキです。ガブさん以外は比較的安いので、作りやすいデッキになっている、と思います。わざわざ作ってソロデイリー回る人がいるのか、ですが!
 さておき、下記は元あったアグロネクロを改修してこれにした様子と、CPUを磨り潰す様子の動画です。
www.nicovideo.jp
 何かの参考になれば幸いです。