不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第三十五回

この項について

 大@nani&吉緒もこもこ丸まさお『ゲーミングお嬢様』の言葉を針からドス竜-っ!なまでに開いてしまう感じでやっていく項となっています。
 最近完全にご無沙汰でしたが、ノリがアヌビス神のチャカしにくい状態だったので、静観という名のさぼりをしておりました。単行本も出る、という情報が既に確定的に明らかになっていることを鑑みて、そろそろブーストしていかないといけない。そしてあまりに座りがいいとこだったので、ここで終わるのか? と思ったらまだ続くみたいなので、その点もフィーバー! な気持ちに拍車をかけたのです。
 という話はさておき、それではいってみましょう。

第35回「DDRコン」

 DDRコンとは。コナミ音ゲーのシリーズの一つである、『Dance Dance Revolution』(以後DDR)の家庭用版の専用コントローラーのことです。
 家庭用の音ゲー移植には専用コントローラーというものがツキモノでした。アーケード音ゲーの始祖、『beatmania』から、その手のものはスタートします。そして現在でも新しい専用コントローラーは作られているくらいには、歴史はあるものでもあります。しかし、そんなのいるの? という方もおられるでしょう。
 確かに普通にコントローラーでも音ゲーは遊べはします。するのですが、音ゲーの面白さは筐体で叩いている時なのだ、というのが、普通のゲームコントローラーでやっていると、如実に表れてきます。それが面白くない訳ではない。が、それでも面白さの8割はその専用の筐体を叩いている時なのだ、と大悟させられるのです。この辺が、アーケードに音ゲーをしに行く人が商売が成り立つくらいの一定量いる理由の一つです。アーケードの筐体でやるからこそ生まれる楽しさ、というのがあるのです。
 しかし、なら家庭用をただのコントローラー捌きのままでいいと、コナミがするか、というと、しなかったがゆえに専用コントローラーの歴史が始まるのです.その始祖はやはり『beatmania』ですが、その流れの中で一時期大ブームだったDDRの専用も生まれてくるのです。
 DDRがいかなものか、というのはググれですが、簡単に言うと曲に乗りながら上下左右の矢印を足で踏んでいく音ゲーと言えるでしょう。わりと初期の音ゲーですが、叩いた時に曲の音が出ないタイプの初期のものでもあります。
 それはさておき、足で踏む、という段階で普通のゲームコントローラーとは相性が良くないのは、すぐわかっていただけると思います。プレイフィールが全然、本当に全然違うレベルで違います。そのせいもあって、コントローラープレイは虚無とまではいかないものの、何をしているんだろう、という気持ちになるものでした。なので、専用コントローラーはわりと必携のシリーズだったのです。
 では、そのコントローラーとは、ですが、これはマット状のものでした。古いことが分かる人なら、ファミリートレーナーと言えば通りが良いでしょう。分からないならググれ。とします。モノとしては親近というか、同じタイプのスタンドまであります。
 これには上下左右に矢印、そしてPS期だったのでそのボタンに相当する部分もあり、つまり真ん中以外の8方向に何かしらのボタン要素があった、というものでした。
 ここまでいったら勘のいい方なら分かると思いますが、そうです。普通のコントローラーとしても、このDDRコンは使えたのです。そうしないとゲームを始める時などにコントローラーを一回差し替えて、とか手間が発生するので、その部分を普通にコントローラーの物をつけることで回避したのです。
 これは、一部好事家にはうってつけでした。変則コントローラーでゲームを遊ぶ、という層に!
 変則コントローラーというのはファミコンのロボットみたいなのはありましたが、PS期に入ってハンドルのモノや釣りのロッド様のモノまで、多種多様な変則コントローラーが花咲きました。それらも、ゲームをする時に一々換えないでいいようにそのままでもゲーム始動を出来るようになっていました。
 それで、別ゲーを遊ぶというのが、面白くない訳ないだろ!
 ということで、変則コントローラーで遊ぶというのは、未だに勢力のある一派として存在します。あるいはWiiのような、その存在が変則コントローラーな正規コントローラーみたいなのまであり、コントローラーの世界は混迷を極めているのです。
 で、DDRコンの話ですが、今回の回ではそれで格ゲーを、という、変則コントローラー勢でもアイエッ!?クレイジー!? ってなるところです。確かに方向キーもボタンもある。HotBoxに比べれば、ある意味ではちゃんと十字キーを操っていると言えます。言えますじゃねえ。
 DDRコンで格ゲーが難しいのは、そも画面見れるの? とかもあるんですが、それ以上体力の消耗がヤバイ点にあります。足をバタバタするだけの通常のDDRでさえ、これでダイエットが出来るという、今でいう『リングフィットアドベンチャー』みたいな扱いすらされているくらいの運動強度があります。それを、格ゲーの動きをする為に動く、というのが如何に体力的に狂っているか。あの一々スペックがおかしい蹴子様ですら、普通でやろう。で締める辺りで察して頂きたい。人間の出来る事じゃあないんです! というかなんで普通にHitBoxを中心にしないんだ! 最高!
 とかなんとか書いて、久しぶりに頭おかしい回(婉曲表現)だったの嬉しかったりもした、熱い展開も好きだけど、やっぱこの漫画はトンチキの方が映えるな! な私がお送りしたとしておきます。