GGST名残雪 起き攻めの大体の話(2022年3月21日増補改訂)

この項について

 この項では、GGST、ギルティギアストライヴの名残雪の起き攻めの詰め方について私的に溜めた知識を記載したいと思います。
 世の中的には既に色々あるでしょうが、半ば自分用に調べて纏めたいというものであり、だから世の中のやつと近似になるのはしょうがないのだ! という割り切りでカカッと書いていこうかと思います。アウトプットは一番記憶に残る、というやつです。
 それではいってみしょう。
<増補>
 これを書いた時期からかなり経ち、攻略も進展しましたので、この項もだいぶ書き換えなくてはならない、という意志をもちまして、今回増補改訂と相成りました。
 一応、昔の攻略を残しておきたいというのもあり、第二版を改めて書いてましたが、
hanhans.hatenablog.com
 そこからまた進展もありましたのと、残す簡単な方法を書いてて気づいたので、その処理をして、ここに増補改訂を行ってまいります。

名残雪起き攻め基礎呟き(20220321増補改訂)

 名残雪の起き攻めは、実際の所いたってシンプルです。
 起き上がりに投げと打撃の二択を迫るのです。
 理由は中下段の択の厚みがそこまでない点。それと、投げと打撃の択が、必殺投げがあるの他のキャラより強い点が挙げられます。一応中下段択もないことはないんですが、そこはまた後で。
 なので、打撃と投げで択を取っていきますわよー! というのが名残雪の起き攻めの形となります。
 GGSTにおける投げのダメージは他のゲームに比べてデカく、そもそもBlooodsucking Univease(以後BSU)を大変狙いたいのもあり、また打撃択でも火力がある名残雪なので、打撃と投げの択というシンプルなのでも十分に強い起き攻めが可能です。
 また、打撃択のコンボの締めから更に択に行けるようにすれば起き攻めから起き攻め、というのが可能。投げからも起き攻めに行けるので、上手くやればループする起き攻めが可能です。
 そしてこのループ性と火力もあり、一気に試合を決める形にすることもあります。
 ですが、この起き攻めには一つ懸念点があります。名残雪ユーザーならお馴染みのやつ。
 そう、ブラッドゲージ(以後BG)です。BG……、すぐ溜まるのよ奴は……。

ブラッドゲージ管理についての予定調和(20220321増補改訂)

 Bゲージは名残雪においてもっとも重要な部分です。これがあるから必殺技を必殺技でキャンセル出来るという無法が許されていると言っても過言ではありません。それゆえに大変楽しく必殺技キャンセルを横行させちゃますが、油断すると血圧がはじけます。
 なので、状況次第で起き攻めもその影響を受けます。
 特に不香が使えるか否か、という点が重要で、不香を使って弾けてしまっては起き攻めとして意味がない。起き攻め出来るどころか負けに繋がる状態になります。だからなんの為にここまでお膳立てしたんだ、ってなってしまいます。なのでBG管理はどのタイミングでも名残雪の必須科目。努々怠らないように。
 とはいえ、BGの3ゲージある中で、1ゲージ残っていれば不香は問題なく使えるので、1ゲージ残っている、という目安から管理を始めるのがいいでしょう。
 で、何故不香を重要視したか、というと、それは当然起き攻めの場合に最も使う技だからです。
 転がす>通常技でダウン追い打ち>キャンセル不香で接近、は名残雪の起き攻めの基本ワンセット。ダッシュのない、移動も遅い名残雪の起き攻めは、移動技の不香あってのものであると心得てください。
 当然、コンボの締めなどに不香はもりもり出しますが、下手に最大コンボを入れるとBGがもりもり溜まるので、択でコンボが成立した後などはクールタイムが必要だったりします。
 最初のコンボの段階でかなりのダメージがとれるので、回復目的の動きでも削り倒せる場合もありますが、それでも最大コンボの後に択った場合はBGを気にするのを忘れずに。
 あるいは、コンボの内容でBGの溜まりを軽減する、という動きも時に必要です。
 例えばコンボで、冠雪>垂雪>不香、とした場合は如実にゲージが爆上がりします。大体これだけで2ゲージと少しくらいです。この途中で血圧が弾けると目も当てられない。
 なので、例えば冠雪の後は何もせず、前HSでダウン追い打ちを入れるとか、その場合の選択肢に屈S>立ちHSのコンボを偲ばせるという路線を念頭に置かなければなりません。
 更に投げ択をBSUにすることで、BG高速回復という手管もあります。これなら、溜まりきる前にもうワンセット最大コンボを、も可能で、投げ択をこれ一つに絞るという考え方すらあります。なので詳しくは後述しますが、投げ択の最王手がBSUになります。
 とはいえ、いきなり色々な選択肢をするのは無理なので、まずこれ、というのを覚えてから、派生を増やす、というのがいいかと思います。その辺を詳らかに出来たらいいのですが、まあやってみます。

名残雪の起き攻め煙詰め基本(20220321増補改訂)

 名残雪が起き攻めに行く場合、やることというのはそう千差万別ではありません。応用がこの後記載するように色々ありますが、基本のキ、択の狙いは大体似通っています。
 なのでまず、そこについて記述していきたいと思います。

択の一 近S

  • 密着時ならもっとも打撃重ねとして信用できる技。
    • 信用度の担保は発生そこそこ持続そこそこと、カウンターでダメージ取れてと、その後にちょっとした択も出来る。その後のコンボでの横運びも、起き攻めループも可能。
    • 遠S三段に行けばブラッドゲージ回復がかなりするので、ブラッドゲージとの兼ね合いでどうコンボに行くか、というのが瞬時にわかると名残雪使っている感じがするかと。
    • 基本的に、名残雪の択はこれを埋めるのを見せていくことになります。距離に寄っては遠Sに化ける可能性がありますが、逆に言うと距離が離れているならこれは使わない、とすれば問題ない。近Sが埋められる形をきっちり模索する必要があります。

択の二 屈K

  • 打撃択としては発生早く持続そこそこ。距離に寄っても動きが変わらない。つまり重ねやすい下段と言う部分が価値を持ちます。
    • それに付随して、不香慣性がついているとすべるのでここからヒットガード問わずBSUに行くという選択肢に行けるのが強み。
    • 遠いと足払いという下段択にすらいけないので、これも使う距離、ルートを覚えて使いたい所です。

択の三 Bloodsucking Universe

  • 打撃択に対する投げ択代表。
    • 発生は少し遅いものの、自分の体力微回復、BG高速回復、投げ抜け不可の三拍子が揃っていて、その上発生が遅い点もむしろ利点になる場合もあり、投げをするならこれ一択という風情があります。
    • コマンド入力しないと、なのでミス可能性もあったり、外すとスカリが長かったりもしますが、利点の前では霞むといったところ。
    • 起き攻めにもきちりと行けるので、流れを手癖で覚えたい所です。

択の四 通常投げ

  • 打撃択に対する投げ択もう一つの主役。
    • とはいえ、コマンドが簡便なのと、動けるようになるのが早い点、威力そして発生の早さ以外はBSUに勝るところがないので、楽をするならこちら、という形かもしれません。BSU至上主義みたいであれですが。

択の五 様子見

  • 相手に無敵技がある場合には、偶には様子見も必要です。特に覚醒必殺技が使われる時には注意が要るので、様子見も択として混ぜたい所。
    • 様子見は、単にガンガードでもいいし、近づいているならおもむろにジャンプでもいい。相手に合った様子見をしましょう。

名残雪起き攻め煙詰め 択への入り(20220321増補改訂)

 択で使う技は大体上記ですが、それを出す前段階、というのが色々あります。
 そこを掘ってみましょう。

前HS>不香>択

  • 追撃から基本となる形。
    • 前HSで追撃に行ける場面は多く、単体で取れるダメージ大きさもあって、出来れば狙いたい形です。
      • しかし、起き攻めをループを考えると、次のがいい。画面端などで相手と離れにくい場合や、冠雪>不香>前HSという形ならこれが狙える場合も。とりあえず画面端や倒しきりを考えて使いたい。

前K>不香>択

  • だいぶやってきて、これが一番だ、という結論に到達したのが、この前K>不香からの択。
    • リーチはそこまでではないものの、半キャラ分くらい前に進むので、起き攻めで密着状況を作りやすい点が高評価です。
    • 発生が追い打ち系としては早い点もよく、前HSが入れられない場面でもこれは当たる、というのがあったりも。
      • 冠雪から出したり、足払いの後に出したりでも距離を詰めやすくなっていて、BG回復要素がない点以外は大変いい起き攻めへの布石になっています。

投げ>不香>択

  • 投げからは最速不香から近SとBSUの択に。前Kで暴れ潰しも可能。
    • 最速不香が難度高いですが、上手くすれば前Kを埋められます。これが出来ると安定度に差がでます。追い打ちタイミングも含め要練習と言った所。

Bloodsucking Universe>不香>択

  • これも最速不香で起き攻め可能。投げのように前Kは出来ないですが、ちゃんと近Sは当てられるので選択肢は十分濃いものになります。
    • この後なら通常技>粒雪>不香の選択肢もあり。BGの溜まりは通常ならマッハですが、BSUの後なので不問に。

名残雪起き攻め煙詰め コンボ選択(20220321増補改訂)

 択からどのようなコンボに行くか、というのをつらつらします。
 名残雪においてはBゲージを見つつコンボを、という形になりやすいので、ここでは起き攻めの打撃択の選択の用例を軽く整理しておきましょう。

近S重ねから

近S>遠S>S>S

 ド安定で威力は低め。通常ヒットで安定して使えて、BG回収量は大きい。とはいえ、どこで止めても隙がドでかいので、ヒット確信でごり押すのも地味に危険。遠S三段の二段目でキャンセル不香逃げなども考慮に入れたいところ。
 端ならこれからでも粒雪重ねの打撃と投げの二択に行けますが、中央からでは難しいので端なら、と覚えておきたい所です。

近S>前K>立ちP>冠雪>前K

 近Sカウンターしない場合に動きやすいコンボ。ガードされても不利フレームが少なく問題が薄い。
 それに近Sから前Kとダスト、そして近Sを不香慣性で埋めれていたらBSUも選択肢に入れられるので、意外と使えるコンボです。近Sカウンターすると前Kは重量級以外当たらないですが、それはそれでコンボにいけます。でも要練習。

近S>冠雪

 ガードされても特に問題ない冠雪をぶっ放すタイプのコンボ。カウンターだろうがガードだろうがとりあえず出せる形です。慣れないうちは入れ込んでしまうのも手ではあります。
 冠雪以後は不香>前K or 前HS>不香から起き攻め、空中コンボの垂雪>不香>近S>遠S三段などのバリエーションがあります。BGの状態を見たり、ぶっ放したなら上手く辻褄合わせたり。

近S>垂雪

 こちらはガードされると若干危ないですが、二段目をディレイで出す、あるいは不香すればそこそこフォローは出来ます。この後に不香すれば当然BGがもりっと溜まりますから、そこはBGと相談です。
 コンボとしては二段目出さずに前HSから起き攻め、あるいは大きく出るなら不香から屈K>近S>遠S三段、という風に。後者は近Sがカウンターだとわりと追撃が難しくなるので、練習が必須です。

近S(カウンター)>最大溜めダスト

 ダメージ最大化を狙うなら近Sカウンターからの最大ダストです。最大ダストはダストジャンプには移行しません。普通に当たります。
 この後は更に屈S>冠雪>垂雪>不香>近S>遠S三段と繋げていきます。わりと難度が高いところがありますが、ここまでいけるとBG回収も結構ありつつダメージも取れますし、終わってすぐ必殺技を出さないなら、意外と早くBGが改善していきます。
 ただ、カウンター以外だと最大溜めダストは当たらないので注意。カウンター確認ノーマルダスト、と出来るといいんですが、難しいです。練習しましょう。
 ガードされていてもそのまま最大溜めダストを連携的に出せる強みもあります。ガードされると反撃可能性はありますがリターンも高いので、最大のゲインとして狙いたいところです。

近S(カウンター)>屈HS>不香>立ちK>冠雪

 近Sカウンターコンボの運ぶ奴。ほぼ端端なので、気持ちよく運べます。追撃はBGを考えないなら垂雪>不香>近S>遠S三段でいい。考えるなら冠雪で止めて、前HSとかで締めでいいかと思います。

屈Kの重ねから

屈K>足払い

 屈Kで打撃択した時の狙う形。足払いの後は前K>不香や不香>前HS>不香での起き攻め、垂雪>不香>近S>遠S三段など。コンボに行くなら全重量で当たる垂雪を狙う形がベターですが、BGの具合を見て前HS狙うのがいい場合もあります。

屈K>前P>冠雪

 屈Kからはコンボとして前Kが当たらないので、自然コンボになる前Pを狙う形になります。冠雪後は若干遠いので、前K>不香が難しいやも。冠雪>不香>前K>不香、とした方がいいかもしれません。垂雪の浮きがこれだと小さいので、垂雪後コンボするより冠雪が安定です。

(不香>)屈K>近S>遠S>S>S

 地味にカウンターで屈Kから近Sが繋がるようになったので、バクステ対応起き攻めが暴れ対応になりました。無敵技以外では割り込まれないものの、屈Kが素で当たるとコンボにはならないので、そこをどう連携するかは考えたい所。とりあえずバクステ読みなら、屈Kから近Sを連打で安定です。

忘れ雪を入れるタイミング

 人に寄ってテンションゲージの使用用途は変わってくると思いますが、ゲージが使えるタイミングなら忘れ雪を入れる選択肢も忘れてはなりません。
 忘れ雪を入れるタイミングは、大体近めである、というのがまず一つ。
 近Sからや足払いに前K。それらだとコンボとしてどこでもいけますが、意外と遠S三段の二段目が難しいのです。
 遠S三段は遠Sド先端からでも繋がり重宝しますが、最終的に出し切るしかない、という場合が多いのです。特に空中コンボ時は遠い場合が多く、色々考えても出し切るのがベスト、となります。
 ただ、画面端なら一気に距離が詰まるので話は変わってきます。画面端に近い、というくらいでも遠S三段の二段目なら結構運べるので、忘れ雪を狙う事が可能になります。
 とはいっても、それが常に、といえる程横には長くないのが忘れ雪。偶にカス当たりで浮かすだけになることもあります。
 ですが、そのカス当たりは追撃できます。
 地味に打ち上げた後に対して遠S三段が大体確定します。こうすると、BG回収がかなりおいしいので、あるいはそれ用のコンボを組むのも可能です。詳しくはググるといいと思います。

まとめだからなんか書いとけ

 とりあえず、名残雪の起き攻めは大体こうなるかな? という風にまとめ直しました。
 前K>不香で〆るパターンや投げを狙うパターンを中心に、BGの回復の為のBSUを如何に狙いながら、ループさせるかって感じです。
 特にコンボでは遠S三段を前HSにする、という方向性はループを強固に出来るので、覚えておくといいでしょう。
 BGを気にしながら、ループをしっかりしていければ、名残雪特有の圧が出るので、よくよく練習して身に着けたい所です。
 ということで今回はここまで。
 したらな!