まんがタイムきららキャラット三作感想(2021年7月号)

まんがタイムきららキャラット 2021年7月号 [雑誌]

この項について

 まんがタイムきららキャラットの連載作から、三作選んでその感想を書くというミッションです。
 ミッション、スターッ!
 ということでそれではいってみましょう。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

 開幕から女の子の浴衣の空きスペースに手をツッコみたいというイノさんのアレ思念がかっ飛んでくる堕ちタルですが、その後ニナさんもくんかくんかしたい、というアレ思念をかっ飛ばしてくるので、ああ、もう今回もぐちゃぐちゃだよお、となるのでした。
 そんな初っ端のトバし気味を、更にワカ&リリの同衾などで物議をかもし過ぎてくるネタや、イノさんとニナさんはもう駄目だ! となる発想などを経て、最終的に祭の出店手伝いを、になるのはいいんですが、ロコさんに浴衣に下着はいかんですよ……、と吹き込んだイノニナもう駄目だ……。二度目になるくらいもう駄目だ……。これで三度だ……。ってなりました。そりゃホホさんもお前ら犯罪スレスレだかんな? って言われるわ!

カヅホ『キルミーベイベー

 開幕からおかしい回は大体全部狂ってくるという不文律があるキルミー。完全にイカロス・蠟で固めた鳥の羽根・モードで登場するやすながもう既にバカなのですが、何変なもの見た目で見てんの? という当たり前です! なやり取りから始まる今回は、だから当然頭がおかしいです。
 というか、飛ぶという方向性が完全に違う方を向いているのが堪りません。飛ぶ為ということで爆発物が陳列される様を見た時は、ああもう駄目だ。おしまいだあ。ってヘタレ王子化させられたのも仕方ないと思っていただきたい。偶にどうやって仕入れたんだってアイテム出てくる漫画ですが、今回は特にどうやって? なものが多かったです。地雷とか。
 その上で、オチが凄まじい。嵐により中止、というベタなのから、でも飛ぶ! という更なるベタを仲介して、やすなは空中大爆破しました。爆発の規模がいい感じに小さいので、余計にリアルに個人が爆発した感が強く出ていたのが印象的です。なんの印象だよ!

優しい内臓『死神ドットコム』

 駄眼鏡が、言ってしまいました。死神ちゃん、ヒモだろと。ということで独り立ちを決意する死神ちゃんでしたが、ヤベー奴に目を付けられて、と言うのが今回です。駄眼鏡の周りヤベー奴しかいねえな……。って言葉がするっとでてくるくらい、駄眼鏡の周りの人間がアレ過ぎます。
 それでも一ヶ月なんとか公園生活出来る死神ちゃんスゴイ、スゴイけどあんまり認められないスゴサだけど、スゴイ。しかし、それも限界を迎え……。
 ということで出戻りですが、最終的に掃除だけでも死神ちゃんの効能はあった、というのが認められる形に。いや、駄眼鏡そんなに前は汚してなかったろ、と思ったら死神ちゃんが掃除してたから掃除し方忘れてたとか言い出して、人間ここまで際限なくなれるものなのか……。となるのでした。掃除、しよう……。