まんがタイムきららキャラット三作感想(2022年5月号)

まんがタイムきららキャラット 2022年5月号 [雑誌]

この項について

 まんがタイムきららキャラットの三作を取り上げ、感想を認めていくだけの項です。
 以前は前中後と分けようともしてましたが、最近は後ろがゲストの塊なので難しく、なので偏りがあるのですが、まあ感想なんて偏らなきゃ嘘ですからね。
 ということで、それではいってみましょう。

カヅホ『キルミーベイベー

 ソーニャちゃん、拘束さる! という、いきなり亜空の展開から入る今回は、その亜空さが全く減じないまま最後まで突っ走る、いつも以上に頭のおかしい回でした。まあ、開幕からソーニャちゃん拘束なので、まともな終わり方はしないだろうとは、思ってはいましたが。
 今回、何故ソーニャちゃんが拘束されているかというと、やすなが自分に対する気持ちを、拷問をして吐かせる! となったからです。数文字程度の進行で一気に話の訳の分からなさが増しに増すのやめてくれませんかね? 案件です。しかしマジでそういう為に拷問する、とか言っているので、やすなの頭のおかしさが留まることを知りません。
 そして、この話は驚愕のオチへと向かって疾走していきます。そのオチを見て、あー、今回は白昼夢だったんだな。という勝手な想いに囚われるのも仕方ないと思っていただきたい。本当に頭おかしい回だったのですよ・・・・。

猫にゃん『ニチアサ以外はやってます!』

 苺さんの話。可愛い、というのに周りから押し付けられ過ぎて、というよくあると言えばよくある話ですが、ちゃんと苺さんの受けたそれらが、苺さんには重荷だった、というのを描いていて、ベタをちゃんとやることの大切さを感じました。
 その上で、意を決して特撮同好会に入ろうとして、しかしそこのノリに合わないし、趣味も合わないことで、というのでねじれたんだなあ、と見せておいて、そこに合うやつが出てきたのと、それに対しては嘘は言わないことにしたのとで、乗り越える。良い展開では、ないでしょうか・・・・。(CV稲田徹
 しかし、それを熟年カップルめいた視点で見ているあかねさんと博見さんの感じ、なんというかこう、いいですね。なんとなく百合っぽい雰囲気なのね! 嫌いじゃないわ!
 しかし、最後になんか不穏がぶち込まれて、どうなる、ニチ以! 頑張ってくれ、ニチ以!

肉丸『ばっどがーる』

 衣替えの時、だからこそだろうがっ とコミックマスターJみたいな発想で、厚着をして憧れの先輩、水鳥さんの関心を買おうとする、優谷さん。でも、やはり熱いのであの手この手と厚着を成り立たせようとしますが・・・・。
 今までも水鳥先輩に対してそこまでか、だった優谷さんですが、今回はその極地といった趣です。そこまでする!? というのをする優谷さんの意地には脱帽です。そして爆笑です。
 で、最終的に空調服に辿り着きますが、そこからコヒュ! なオチへとそれが繋がっていきます。水鳥先輩、天然でジゴロですよね・・・・。これで優谷さんが男の子だったらコヒュ! じゃなくド(ここから先は失われている)