GGST 名残雪から見る名残雪対策 その3

GUILTY GEAR -STRIVE- スターターエディション 2022 - PS4

この項について

 もうすぐ2年目を越え、3年目に突入するGGST。そろそろキャラ対もしっかりしないとな、ということで名残雪で名残雪対策を考えることにしました。
 何を言っているか分からないかもしれませんが、そういう次元を超え、何度我々の前に立ちはだかるというのか、ノストラダムス! というレベルの話です。つか、名残雪対名残雪は6:4で名残雪が有利じゃないですか。これを5:5にはしたいので、名残雪対策、考えていきましょう。
概観のその1
https://hanhans.hatenablog.com/entry/2022/11/14/215435
牽制深堀りその2
https://hanhans.hatenablog.com/entry/2023/03/16/201006
 で、その3回目の今回は名残雪戦の勘所、冠雪対策を詰めて考えていきたいと思います。どこが長所でどこが短所か。付け入る隙はどこか。名残雪としてはどう動くのか。名残雪で対策を考えていきたいと思います。

冠雪のいいとこについて

 冠雪の長所はどこか、というのは諸説紛々ですが、個人的には発生のわりに突進距離が長い点が一番強いと思っています。ここがVer1.24ではかなりナーフされましたが、それでもまだ全然強みです。発生14Fでぶっ刺さればデカウンターから高いリターン。ガードすれば投げが刺さるとはいえ、相手の行動次第で逆にガード側が隙を晒すことにも。それがあの移動距離で、なので厄介な技と言えます。

基本の対処

 で、対処としては、ガード安定できるとこではちゃんとガード、つまりキャンセルで出してくるタイミングは迂闊に当たらないようにしたいです。キャンセル入れ込みでぶっ放してくる相手にはきっちりガードは重要です。
 そもそも、名残雪側としては冠雪は総じて重い技です。ブラッドゲージが0.8ゲージくらい溜まるので、実際のところ、おいそれとぶん回せない。でも、ぶん回すわよ、という相手もいますが、それなら逆にきっちりガードで相手の選択肢を削っていくのは重要です。
 とはいえ、立ち回りでおもむろにぶっぱされた時など、喰らいやすいタイミングもあります。牽制と噛み合うと泣けてきますが、それはこちらも同じキャラなので、来るところの勘所は同じ。それか相打ちOKでこっちもぶっぱなすなどで対応しましょう。名残雪対名残雪なので、そういう対処もありです。

ガード後の対処

 冠雪ガード後はかなり重要です。ここは基本的に投げで反撃がベターです。硬直差が-3F、だたかな? なので最速で投げが確定な程度。更にくっつくようになったので、投げが安定、ではあります。
 ただ、冠雪の後の行動としてガードされたら後ろ不香というのがあり、これだと最速投げ狙っていると大体スカさせられてしまいます。この最後のスカ一点の為にわざと投げを食らっておくのを見せるまで、名残雪側としてはあります。
 なので、投げは一番狙いたいし安定だけど、相手がスカ狙ってくるなら狙いにくい、という場面が往々にしてあります。
 ではどうするか。ですが、攻めの方がしてくることを理解すれば、さくっとどうするか分かってくるかと思います。
 この攻めの方が冠雪ガードされた側の行動は大体三つに分けられます。
 つまり、後ろ不香、投げ、ガード、です。

三つの行動

 それぞれ理由を書いていきましょう。
 後ろ不香は一番安定する行動。守り側の投げや小技をスカされるというので、信頼感すらある選択肢です。予断がなければ全部これするくらいの信頼性です。攻めの方がスカしを確認して攻撃は置きにおくのが難しいので、停止から屈Sなどを最速で振っておく、というのが基本としてきます。
 なので、この後ろ不香を読めている場合は、守りの方は最速で立ちKを振るのが一番、ですが屈S先端とかから冠雪>後ろ不香だとスカるので、相手の打ってくる距離をちゃんと確認したいですが、無理しないのも手です。
 投げの方は、受けの方が後ろ不香を警戒してガードあるいは打撃などを振っている場合に刺してくる選択肢で、不利フレーム持ってるくせに図々しいとも言えます。
 なんですが、これが意外と刺さったりします。守り側が早めの投げでないと確反にならないのもありますので、選択肢をちらつかされると結構投げ確反ミスもあったりするのです。場合によっては投げ抜けの動きにもなるにはなってしまいます。打撃も4Fないと投げに負けるのもあり、結構面倒な選択肢だったりします。
 守り側は投げをしてくる、と思ったら垂直が安定です。これだと後ろ不香にはリスクを与えられませんが、こちら側のリスクもあんまりないです。ただガードの時は前Pされるので、結構不利です。
 それ以外では確実に投げで返すか、です。最悪投げ抜けはできますし。というか結局確反投げ狙いというところに帰結します。
 ガードは守り側の反撃をガードする選択肢です。投げでこられると抜けるのが難しいので刺さりやすいですが、守りの方がジャンプするなら前Pで待ち構えられる、という利点もありますし、後ろ不香狙いの攻撃をガードして対処も出来ます。
 とはいえ、確反失敗の投げでも刺せれるので、防御側が冠雪ガード後に跳ぶ、という時に頭に入れさせると出てくる選択肢と言えます。また無敵技ぶっぱの対応でもあります。そんな感じの一応の第三の選択肢です。

それ以外の細かい選択肢について

 ここで、他の必殺技の存在を思い起こす方もいるかもしれません。垂雪出せば、全体的に丸いのでは? と。
 それは一面では真実ではあります。投げ及び打撃を潰しやすいとは言えなくはないです。
 ただ、これが結構シビアです。投げと垂雪の逆択は決まれば強いですが、垂雪が絶妙に相手の攻撃を誘発するタイミング、つまり連続ガードにならないタイミングというのが意外と少ないのです。特に投げに対しては潰せるタイミングがほぼない。投げ無敵ないので、1Fくらいの隙間を空けるみたいなことしないといけません。1Fは流石に言いすぎですが、シビアなのはシビアなのです。
 粒雪? 知らない子ですね……。というのはさておき、割り込みを潰す使い方より連ガを利用した方が安定します。割り込みのリターンが多くないのです。一応、連ガされれば、攻め側はコパで最速攻撃を潰してきたりします。でも小ネタです。

もっとちゃんとした冠雪ガード後の対策の考え方

 とりあえず、冠雪ガード後は確実に確反、ですが中々難しいという話はしました。これをちゃんと対策する、というのはどういうことか。
 これはつまり、ブラッドゲージをちゃんと確認していくことです。冠雪をガードしたタイミングで、相手のブラッドゲージを見る、というのは結構正統派の対策です。
 ゲージが弾けそうなのを確認できれば、不香が来ないと見て投げで返す選択肢も大胆に取れます。
 とはいえ常にブラッドゲージを確認するのは大変なので、冠雪ガード後にだけ確認する、という動きを覚えると結構な冠雪対策の一つになります。
 なので、きっちり冠雪をガードするのはそれだけで攻め側は困るところがあります。当たっていたら追撃、ガードされたら後ろ不香、という意識配分しても、追撃が出来なかったり当たってても後ろに行ったりは頻繁にあります。ここが精密になればなるほど名残雪は面白いんですが、まあ、中々ね。精密にしたいですけども。

逆にあんまりしない方がいい冠雪対策

 他キャラなら冠雪対策でジャンプ攻撃などを混ぜるという手管があったりします。ですが、名残雪での冠雪対策に跳びはよくありません。というのもジャンプ攻撃が下に強いのがない、特にJHSが何故か下に弱く、かみ合った場合は普通に冠雪側が勝つという謎の展開になります。
 なので、垂直JHSを当てていく、というのは狙いとしては悪しであります。ブラッドゲージが溜まっているならまだありかもですが、素の状態なら無理はしない方がいいでしょう。
 ジャンプで対策、というなら跳んで下をカッ跳んでいってもらうというので対策した感じになった方がいいです。マジで普通に負けるので、攻撃を当てて潰す、は考えなくていいかと思います。

まとめ

 長くなったのでいきなりまとめに入ります。
 とりあえず、ガード後に確実に反撃が出来る時には投げをしっかりいれる。スカをされるのをある程度織り込みしつつ、きっちり投げは通すよ? というのを見せるのは必要。ですが、まずちゃんとガードする、というのが最速です。名残雪側としてはブラッドゲージを使うので出来れば当てたいところで、ガードされるとブラッドゲージ状況が悪くなるのを鑑みさせるといい。気にせずブラッドレイジになっていくスタイルだと、ですがその辺は人読みの世界になりますが。
 ということで、対策になったかどうかわからないですが一応自分ならこうする、という冠雪対策の話でした。参考になったら幸いです。
 ということで、したらな!