パナして何が悪い

というほど、パナしのできるキャラ使ったことねえのですが

 GGシリーズでジョニー使ってる時くらいな気がするし、なんなら通りそうなとこちゃんと選んでやってはいますわー! と意識がもうろうとしたことを言い始めましたが、なんかパナし、つまり無敵技を適当にぶっ放す行為は悪いのか、というのをちらりと見て思考が先走ります。
 結論から先に言うと、パナしに悪とかねーのです。それに頼り過ぎて頭打ちとかあるならまだしも、適度に使う分には相手の狙いを散らせるだけで必須技能です。『スラムダンク』でも流川が山王戦で普段しないパスして意識散らす行動で有利取ってました。流川でさえだぜ?
 単一の行動ではどんなにその技術が高くても、そうそう有利は取れない。そこで違う選択肢を、パナしを見せることは、それだけで有利を取れる部分なのです。
 あれですよ、流川でさえパスが出せないだけで苦戦してたりするし、プロゲーマーでもパナしてるとしか言えない局面もある。上の実力の人でもやってる、意識の散らし方なら見せるのは全然悪くない。ある意味技術と言えます。

ちゃんと? マーマー・チャント・プレイ・インボップ?

 パナすとちゃんとしてない? それがちゃんとしてないと誰が決めた? つか、そもそもちゃんとって誰に取ってのちゃんとだよ、って話になります。自分でパナしまくりやな、とか思うのなら、それに対応すりゃいいですし、他人だとしても友達とか師匠枠に言われて、そうやな、とかならいいのです。
 が、見も知らぬ人の言葉なら無視で全く問題ない。
 そういうのは大体においてオメー誰だよ、な訳で、気にしなくていいのです。自分のできる戦いをすればいい。そこに自分で反省と思うなら変えればいい。ですが、基本他人の言い分はどうでもいいのです。
 とはいえ、オメー誰だよ、に対する返しで、誰でもねえよ、って回答できるくらいの相手くらいなら話聞いてもいいかもです。見所がある。でも、そんな奴は『カメレオン』世界に且つ一人しかいないので、つまりオール無視して自分の戦いをすればいいのです。
 如何に世の中とずれていても、己がパッションのままに対戦していいのです。それを禁じる法は一つも存在しないし、暗黙知なら黙ってるやつが自分になにいきなり話しかけてるわけ? なのです。
 というか、攻略を考えるのが好きだけど実践に追いつかない程度のプレイヤーな私ですら、自分の好きなように対戦しているのだから、他の人だって好きにパナして遊べばいい。そこに悪はない。そもそも禁止カードになった動きじゃねえのです。好きにしていい。誰の目も気にしなくていい。パナしていい。自由とはそういうものだなのです。

ランダム性は、嫌われるよ。

 と、相川始顏言いたくなる時もあります。格ゲーでランダム性はあんま好まれない。許されるのはGGシリーズのファウストくらいで、あれも絶妙に苦手意識がある人もいるけど許容範囲、というラインです。結構ギリ。
 そういうランダム性が疎まれるのは、そもそも対人の段階でランダム性になっているからだと思っています。相手がCPUなら、どう行動したらつい動いてしまうか、という感じの攻略が可能です。
 しかし、人間相手は何をするか分からない。相手の攻略が突き詰めていれば、ある意味では動きはセオリーができてきますが、そうでない相手の方が多い。MASTERとか10%いないんでしたっけ? それはまあいいや。
 とにかく、相手が攻略をもっているにしても、セオリーとは全然違う動きをしてくる場合が多い。なので、そこでランダム性が浮かんでくる。対人戦はランダム性が強いのです。だから、それ以上のランダム性を格ゲーは求めない、という感じでしょうか。

パナして何が悪い

 そういう意味では、パナしも一つランダム性です。相手の気持ち一つで出るか出ないかが決まる。つまり出される方はどっちになるか分からんわけで、ランダム性の中でも特に場面としてはやられる方が気持ちいいとこで出されるパナしはイラつくのも無理からぬところです。気持ちいいとこでやられるからね。
 だからといってパナしはダメ! というのはどうなのかと思って書いた次第です。パナし、いいのです。される方がイラっとするのは分かりますが、そこを含めて対人戦のランダム性だろ、とも思ったりするのです。お前はされたらイラつかないのか! と言われると少しありますが、それはそれ、これはこれ! と割り切ります。少し、イラつきますがね! まあ、気持ちよくなってるとこなので、イラつくのはしょうがないけど、それを禁止! みたいに言うのはないよなって話です。
 ということで、パナしは悪くないです。それだけは言いたかったのです。
 とかなんとか。