この項について
古きを尋ね、新しきを知る。それの『増田こうすけ劇場ギャグマンガ』版と銘打って、勝手に自分だけ楽しんでいる項です。俺はどこまで日和を愛せるのか。というチキンレースの様相を呈してきております。いつ飽きるか。戦々恐々です。
それと、ページ数とコマ数も確認します。特に意味はないけど、遊びはそういうもの。意味を考えすぎてもいけないのです。
ということで、それではいってみましょう。
第15幕 夏のお願い
大体の内容
異星人兄妹は地球の日本の田舎にいた。
そこの地元民に宇宙人バレしそうになった時、妹が兄の触角をぶっちぎってことなきを得たのだが……。
感想
特に何かある回ではないのだけど、田舎感と異星人という取り合わせが非常に珍しい。他の創作でも多くないネタです。すこしふしぎというのもまた違う、微妙なSF感。雑SF感というか。
また変なネタ多めで攻めてくることが多い日和にしてはそういうの少なめでわりと淡々と進行していくのもあり、それがより田舎感というか、素朴さを助長している、というわりと珍しい回です。特に兄がリアカー押し歩いているとことか、田舎の素朴さとそれが異星人がしているので謎SF感が駄々漏れており、なんか変なノスタルジーすら感じます。
ネタに走らないとことしては、兄が触角ぶっちぎりされてなんか様子が怪しい、というのをいつもなら誇張していくのにそこまで押し出しが強くない辺りが顕著。珍しいといえるとこです。その幻覚で一話作れるやろ、というんだけど、あくまでさらっとやるだけ。珍しい。
にしても、こういう淡々な話もやれるんだ、と再読して感じいっている次第です。流石の増田こうすけ先生だ。こんな魅力もあるというのだから、そりゃわしも追いかけるわ。
史実ネタ
なし
ページ数及びコマ数
- ページ数:7ページ
- 複数個掲載始めた頃だからか、ページ数少なめ。独特の味わいがある回ですが、意外と短めで終わっているのもその味に拍車をかけてるところはあるかと。しゃっと終わるからできた妙味でしょう。
- 総コマ数:48コマ
- 最少は4コマで2ページ目。最多は9コマで6ページ目。平均は7コマで、コマ数が多めのページが多かった印象です。魔法の数字から少しはみ出たけどそういうこともあるわな。
- 異星人兄38コマで、異星人妹39コマ。田舎感のあるムーブで共に映ることが多いので、両者が近似するのは当然か。