CPU戦、シロ!
皆さん、スト6やってますか! 私は指を負傷して暫くコマンド入力精度向上の練習しかできませんでした。そらそろ痛みもひいてきたので、対戦したいところです。
さておき。
トレモ、トレーニングモードでできたコンボが実戦ではわやくちゃになったりする経験はありませんか? これは稀によくあることです。今までの格ゲーの歴史では、トレモが生まれてからこちら、常に付きまとうお題目です。
何故トレモではできるコンボが実戦でできなくなるか。これは意外と単純です。実戦でやってないからです。
ちょっと混乱があるかもですね。もう少し砕きましょう。トレモでできたコンボが実戦でできないのは、トレモでは動かない相手にしているから。実際に動く相手に決める場面で心構えができてないからです。もっと単純にいうと急に隙が来たので、です。
これはなかなかに根深い。
トレモは相手が動かないのがデフォルトなので、コンボも最適な状態で入れたいコンボが自由に入れられます。
ですが対戦中はそうはいかない。相手が急にミスって隙を晒すかもしれない。偶然昇竜ガードできて、隙が生まれるかもしれない。でも、そこで心構えがないと咄嗟に最大反撃できない。そういう場面は往々にしてあります。
では、そこをどうするのか、となりましょう。ここの答えはいくつかありますが、私はCPU戦をシロ! と答えたいと思います。
CPU戦の用途と効能
トレモで動いていない相手にコンボをきちんと入れる練習はそれはそれで大事です。コンボを決める上で基本のキだからです。数をこなすと効果も出やすいですし。
しかし、基本だけでは咄嗟のコンボ判断は身につきません。なので応用、コンボを入れる判断の為の訓練が必要です。
それをCPU戦でしよう、というのが今回の言いたい部分です。
そもそもトレモがない時代のコンボ練習は、CPU戦くらいでした。向かいの相手に割り込んでもらって調べることもありましたが、できる時間も短いし手間がかかりましたから、動かし方はもっぱらCPU戦でやるしかなかったのです。CPU戦を2セット先取でわざと1セット落とすのはよくやってた、の時点でお察しです。
なので、ここではその頃に立ち返ろう、というようなアナクロニズムな発言をしていることになりますが、しかしこちらの予期しない動きをする相手にコンボを正確に入れるには、結局そこに立ち返らざるを得ないのです。
同じコンボでも、棒立ちの相手に入れるのと動く相手に入れるのでは雲泥の差があります。動く相手に狙うのに慣れてない内は、これ同じコンボ!? まであります。
なので、このギャップを埋める為にCPU戦するまであります。動く相手に焦らすコンボを決められるよう、相手が動いてくるCPU戦で慣らす。そういう用途と効用がCPU戦にはあるのです。
スト6のCPU戦の妙
さて、スト6の場合には、対CPU戦は大体2種あります。トレモでのCPU戦とアーケードモードです。どちらも一長一短があります。
トレモのCPU戦はいい面が2つあります。
まず相手CPUの強さを8段階から選べる点。これはある意味では他のゲームのトレモにもある標準仕様ですが、スト6のはレベル一つの差で結構強さが違ってきます。
この相手のレベルを上手く調整すれば、対戦でコンボを決める感覚が養えます。まあ、そのレベルの調整の段階がむずいというのはあります。とりあえずCPUと戦ってみて、これならコンボが狙える! というのを自力で探る必要があるからです。そこは試行錯誤をお願いしたいですが、いつか自分で最適解を調べるかもしれません。
さておき。
トレモのCPU戦の良さは、繰り返しエンドレスで戦うことが出来る点にもあります。これは結構重要で、コンボ感覚を身に着ける修行をみっちりやりたいという時にはうってつけです。とりあえず狙うコンボをどうやったら狙えるのか、というのをじっくりやっていけます。それも延々できるので、対戦前の慣らし運転にも使えます。
ただ、トレモCPU戦にも弱点はあって、まずイントロ部分がないので対戦の時と感覚がずれやすい点。設定したらすぐ始まるので、ビックリすることがあります。
これは慣れでなんとでもなりますけれども、もう一つ、トレモCPU戦だと一戦一戦でSAゲージを繰り越すというのができません。SAゲージの所定量は決められますが、対戦でゲージが残っているという感じにはできません。それらが弱点といえます。
アーケードモードは、トレモCPU戦とは逆の方向で良い点があります。
つまり、イントロ部分があり、SAゲージを引き継いで戦う形ができる、という点です。
前者はいい面としては大きくないですが、後者は結構でかい。トレモCPU戦より、実戦に近くてゲージをいかに残すかというのが理解できるからです。
逆にエンドレスで戦えないし、相手のレベルも特に大きく変わらないというのはあります。
とはいえ、バトル回数を短いのと長いので2種から選べたり、長いのには箸休め的なボーナスステージもあったりと、これはこれで慣らし運転としては楽しめるとこです。
そもそも始めたばかりならCPU戦で慣れるの大事
コンボが上手くできないならCPU戦で慣らせ! という話でしたが、スト6を始めたばかり、あるいはまだ日がそこまで深くないというなら、愚直にCPU戦してみるのは意外と効果があります。
どんなコンボもどんな牽制もどんなラッシュも、相手が動いていないなら練習としては効果が薄い。ちゃんと相手が理路をもって動いていますから、それにこちらがどう対応していくか。これが対戦なのです。
なので、相手が動くCPU戦で動く相手に色々試す、というのは重要なのです。なんなら中級者な辺りでも練習として効果ありますし、手慣らしという側面でもやって損はないです。
対人戦で勝てない時に自身の腕前の計測としてCPU戦を使う手もあります。それで高レベルCPUを渡り合えるなら、自分が悪くないとなります。そういうメンタル面の整頓としてCPU戦する、というのもまたありかと思います。
ということで、CPU戦のススメでした。とりあえずCPU戦してみると収穫あるかもよ? という感じです。意外と効能はあるので、ちょっと試しにやってみてください。それでうまく使えれば御の字です。
ということで、今回はここまで。