この項について
兄弟子、お久しゅう!
ということで久しぶりのギャグ漫画日和感想です。旅にでていたりもあり、書くことができませなんだ。今日からまた日々やっていきますよー。
ページ数とコマ数の確認もつぶさに。普通の感想だけで良さそうですが、これだからできるアトモスフィアもある。自由とはそういうものだ。
第56幕 尾花沢でスランプ
感想
その打った手が曽良さんとの二人羽織(縦)と外人だってことにすれば! なので、むしろそれでいけると思っていることに爆笑します。そして実際無理だった。となってそらそうよ、と爆笑します。特に二人羽織(縦)が成立するわけないんだけど、それでもゴリ押ししたことにより、へそから茶を飲む形になって先手を打ってキレたり、俳句の奥の深さなんだよ! とか言い出したりでメチャクチャでした。
芭蕉さん、今までもそうでしたが妙に見栄を張るんだよなあ、と。今回などは見栄の張り方を完全に間違えた回なんですが、それによって行われる奇態があまりに脳に刺さる。不可能、というか成り立つわけねーだろ! をやりまくることでのみ浮かび上がるギャグ、といった風情です。そんなニッチな攻めする漫画ある? あるやろがい!
と言っておいてなんですが、実はこの回で好きなところはスランプ句を木のウロに押し込む曽良さんのとこ。そうはならなかったけど、場合によっては芭蕉さんの句が押し込まれた木として名を残したのでは? と、この漫画の創作だろ! という部分に想いを馳せたりします。見てみたいですよ、芭蕉の句がギチギチに押し込まれた木。(創作だつってんだろ!)