この項について
パーフェクト! 僕らは完璧です! ってポップンネタをKOFでしていた人がいましたね……。
というのはさておき、今回も日和感想をカカッとやってまいりましょう。日本漫画界に鈍色の輝きを放つ名作、『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』の一話を毎日感想書いていこうという趣旨でやっているところです。とうとう4巻の終わりの時が来たようだなあ! とブロリー声にもなろうもので、それでもまだ11冊の日和がある訳で、なんというかとんでもないところに足を踏み入れてしまった感が強いです。俺はなんでこんな有益な時間を……。
さておき、ページ数とコマ数も今回も確認します。前編と後編でアトモスフィアが違うので、それもあって内容の感じ方も違った気がするので、この施策は悪くはないのだな。と4巻終わりが見えてきた段階でやっとこさそんなことを言いだしてみます。
さて、それではいってみましょう。
第58幕 陰陽師物語(後編)
大体の内容
幽霊の、正体見たり、幽霊。阿部さんの出した式神のニャンコさんでそれが露呈するのだが……。
感想
式神召喚ネタで引きを作っていたとはいえ、このままリーマンが増えていくのか……!? ってなってたとこにちゃんと式神が出て、色々収まるという話です。収まったのか?
とりあえず、霊の人が特に悪霊ではなく、生前死ぬほどドジだっただけで害のない幽霊、でも阿部さんは十二分に怖いとか言い出すので本当になんで陰陽師を仕事にしているんだろう。という素朴な疑問が出てきました。最終的に霊の人の飼い猫の元に、走れ! リーマンたち走れ! して、なんかいい話に決着するのですが、その後の混ぜっ返しでリーマンブラザーズが仕事をしていました。
いいオチしたから混ぜっ返ししないと! というのは分かるんですが、特にいてもいなくても良かったけどオチになったからいいだろ! みたいな扱いのリーマンたちはお前それでいいのか? ってなりましたが。
いや本当に、そこ以外にリーマンたちがいた理由がほぼなく、ただリーマンが出たから面白いだろう、というしゃっつらでごり押ししてくる回ではあります。リーマンいなかったらギャグ面がさっぱりだったというので、そんな強引に出したリーマンネタを擦らなくても、という気持ちが沸々と。でも、そこがいいんだ、初期日和は……。このドタバタしすぎてそのネタいるの? ってなる複雑というか粗雑な味わい……。今のある種洗練された一ネタ燃焼主義とは違う、ごちゃごちゃした絵面。この味わいよ。
何ネタ?
あまり回数はないけどあるにはある阿部さんネタでしたが、阿部さんが怖がりを印象的に使いすぎていい話の腰を複雑骨折させてました。でも、それがあるので以後怖がりであるのがクローズアップされて成程、その動きはありだな。という納得の怖がりネタをしてたので、この最初のいい話の腰すらベキベキにへし折るのはやってよかったんだな、という風に思いました。阿部さんネタと言えるだけのポテンシャルがここで培われたというか。
ページ数とコマ数
- ページ数:9ページ
- 日和10ページ以下回の方が優れている論者の私ですから、今回も優れていると思います。前編が終わりが無茶苦茶だったのに対して、後編は綺麗に落ちたと思ったら変なオチへと墜落してく様があって、前編の無茶苦茶さに対してちゃんとしまって終わった感じなので、前編がぐちゃらなければ文句なしの名作だったんだけどなあ、という今の視点で見てしまいます。とはいえ、9ページで前編を受けて綺麗に終わってからオチるまでやったので、十分名作の風格です。
- 総コマ数:63コマ
- 最少4コマで1ページ目。最多9コマで7ページ目。平均は7コマと多い回でした。ギャグマンガ日和としては変則的なコマ回しで、結構コマをバシバシ割ってた感じでした。前編が6コマが多かったのとは対照的な形と言えます。
