格ゲーは強行動を狙うものだけど
強行動というものがある! といきなり声高に叫びますが、格ゲーにおいては強行動、そのゲームで鉄板で強い動きのことを指します。
格ゲーは、基本としてはこの強行動を見つけその状況を作りそれを押し通すものです。それは立ち回りとかですが、コンボも威力の高い=強い行動を押し付けていくものですから、基本としては強行動を狙っていくのが格ゲーと言えます。
つまり強行動を淀み無くやれるのが格ゲーの強さであります。が、且つそうではないのが格ゲーの面倒で面白いところです。強行動をできるから勝てるかという問いに対する答えは、是でありつつも非にもなるというものになります。
まるで訳が分からんぞ! ですが、その辺を適当に語っていきます。
強行動は強い(トートロジー)のだが……
格ゲーにおける強行動は、煎じ詰めるとその使用キャラの結論です。このキャラはこれだけをしていればいい、まである時もあります。強い行動はそれだけで価値があり、勝ちに繋がります。
ですが、大体の場合その強い行動だけというは難しい。していればいい時と、してもどうにもならない時というのがある。そこに行くまでに違う行動をする必要がある。密着での強行動なら近づかないといけないし、遠距離での強行動なら離れないといけない。
しかし、相手がだがこのキャラが許すかな! とマシンガンは出してきませんが、そうはさせじと自身のキャラの強行動の間合いに移行しようとしたり、あるいは接近してくる訳です。なので、常に強行動だけを押し通るのは難しい。簡単な場合もありますが、それはさておきます。
そういう訳で、強行動だけするとはなかなかいかない。キャラによっては弱い行動をか細く通していかないといけない場合もある。なので強行動だけ覚えてそれだけ、とはいかぬものなのです。
強行動以外を覚える理由付け
しかし、弱行動を覚えるのはたるいかもしれません。ぶっちゃけ強いところだけ押し付けられればいいじゃん。なのですが、弱いと言える行動でも覚えておいて損はない。
まず強行動が通らなかった時は、そのまま一気に弱い行動しかとれなくなる場合があります。当然、その時の為に弱いなりになんとかする術が欲しい。まず、そういう時の為に弱い行動についても知っておいて損はない。
それ以前に、強行動をする前提としてまず弱い行動を押し付けないといけない場合もある。それも意外と飛び飛びでそういう場面があったりする。強い弱い強い弱いみたいに。
なので、弱い行動は実は結構ちゃんと覚えておかないと、自分が弱い行動をしていると気づかない場合がある。そこを突かれて、というパターンもあり得ます。
したこと以外はできない
人間は基本、したことがある行動しかできません。だから弱い行動も身に着けておけ、なんですが、これは煎じ詰めると新しいことを覚えるというのがとても難しいということにもなります。したことのないことはそもそもできないのです。したことがないから。
しかし、そうはいってもいきなりできることはある。格ゲーでも最初は昇竜拳難しすぎるだろから始まり、一回転とか無理! となりレイジングストーム無理やろ! 最風! とかやってきました。それらコマンドは難しすぎると思われてきた歴史があります。最風は今でも十分難しいですが。
ですが、それらは克服されてきました。プレイしていて、それができるようになっていったのです。そして今ではかなりの人が問題なくこなせるものとなりました。
何故か。
最初に使えるようになろうとした人がいたからです。私の場合で恐縮ですが、SFC版スト2で昇竜拳を使えるようになろうとしこたま練習しました。ゲーム自体は友達の家にありましたが、SFCはある。ならコントローラーで昇竜拳コマンド練習できるじゃない! ということで、コントローラーだけで無茶苦茶昇竜拳コマンドを練習したのです。
そういう人が沢山いたからこそ、それができる人が増え、その知見を広め、今に至る訳です。誰かが乗り越えたところがあるから、それができると分かり、やりかたが分かり、現在に至るのです。
弱い行動へのモチベーション
そして、いい? ここからが重要よ? スト2の時の昇竜拳は強い技じゃなかったの。とブラックマンバ(『KILL BILL』)顔で言ってみます。強いから習得しようとしたのではないのです。一応、これができたらかっこいいという打算はありましたが、まだ強い弱いの分からぬ時勢でした。ただただ、出せないから出せるようになりたいと、昇竜拳コマンドを練習していたのです。そこに強さとかは関係なかった。
そういう訳で、強行動以外をやるというのはある種酔狂ですが、弱いとされる行動がいつかいきなり強さに変わることもあります。その時単体だとない場合が殆ど――無印スト2環境だったら昇竜は弱いままですし――ですが、回り回っていつかいきなりそのスキルが有用になる場合もある。あえて『キン肉マン』でいうなら、ウォーズマンガマンモスマンのノーズフェンシング対策を考えたもののそこでは全く実らなかった、からの、後の戦いでその対策が活きた! となるのと同じことです。
私のことですが、以後の格ゲーで昇竜拳で困ることはなくなりました。パッドもレバーも問題なくこなせます。ついでに一回転の方も練習しましたから、立ちスクリューなら問題なく出せます。それが以後の格ゲー人生で私は昇竜なら練習したからな? という自信として、裏打ちするものがあるのです。
なので、弱い行動だから無駄と割り切らず、それをできるようにしておくのも、追々意味を持ってくる、かもしれない。なんかそういうことが書きたかったのです。
まとめ
「そうねえ。弱い行動でもちゃんとしておくと後の格ゲー人生で実になることもあるかも、でいいんじゃない?」
「そうですね」