『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第66幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 今時! 日和感想なんて書いてるのかい!
 ということでギャグマンガ日和感想です。これをしだしてだいぶ経ちますが、日和の良さ再発見できてQOLが鰻登りです。こんなにも日和は豊かだったんだな、と。ここからまだまだ上がっていくので、楽しみ過ぎます。いいことを始めたもんだ。
 ページ数とコマ数も確認しています。これの意味は後からついてくるとしてますが、じわじわと意味が見えてきたかもしれません。肝は6ではなく、7なのか? というくらいに。
 さておき、それではいってみましょう。

第66幕 ハリスインパク

大体の内容

 日本に日米修好通商条約の締結に来たハリス。しかしそれだけでは飽き足らず、黒船来航ばりのインパクトを残そうと画策するのだが……。

感想

 1コマ目から土食うか、と言い出すカオスな回。この回のせいでハリスの名が脳に刻まれた人もいるかもしれない。少なくとも自分はハリスの三文字で今回のネタが励起して噴きます。
 全体的にハリスが無茶苦茶をする回ですが、なんかヒュースケンに頭突きをするとこがとても好きです。勝手に座っておいて違うじゃねえか! する暴虐っぷりがとてもツボです。ヒュースケンは怒っていいと思うんだけどあまりによくわからん展開で思考停止してたのかな?
 そして、この回最大の暴虐、巨泉。謎メカ謎仕様の上にいつのまにか完成している点も含めて、この回最大の見どころ。これだけでかいものは完成までになんか作ってるってバレそうなのに、全くの寝耳に水なのがよいです。そういう部分をすっ飛ばすダイナミズム! そこ考えるとギャグ漫画としてはダメなのも分かるので、もうできとるわ! とゲラゲラ笑うのが正しい作法でしょう。
 そしてオチへ向かいますが、起きたことがハイストレンジ過ぎて誰の記憶にも残らなかったオチなのがとてもいい。謎過ぎるメカにハリスが乗って練り歩いてたら海苔で視界がゼロになって自爆装置作動させてしまい爆発。ハリスとヒュースケンは全裸になった。なので情報量が多過ぎます。そりゃ誰も覚えてないわ。

何ネタ?

 史実ネタ。記録に残っていない、とすれば何してもいいという伝奇メソッドをふんだんに使った、といえば聞こえはいいですが、単にこんな話残るか! な内容なので、歴史の闇にとかでもないのよ。でも今までの史実ネタよりは残らなかったと提示するだけマシかもしれません。

ページ数とコマ数

  • ページ数:11ページ
    • この頃の日和からすると平均的なページ数。いろんな展開が盛られているので全く飽きずに完走できる、ベストの増田こうすけ漫画といえます。やはり10ページ辺りが向いているし、ネタも上手く使えている感じはあります。
  • 総コマ数:71コマ
    • 最少が5コマ。最多は7コマだが沢山ある。平均は6.4くらい。やっぱり6コマに接近するなあ。
    • インパクトを残したかったハリスは57コマ登場。ヒュースケンは61コマなので登場コマ数ではヒュースケンに負けている。とはいえインパクトのあるボケをしていたので、相対的にはインパクト残しているともいえる。

過去ログ

まとめ置き場