『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第75幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 兄弟子、お久しゅう! ということでだいぶしばらくぶりにギャグマンガ日和一日一話感想です。季節の変わり目でだいぶ生活感覚がくるっております。ちょっと前まで寒いとか何? だったのに何この寒さ。マジで凍えるわ! もう長袖三枚着用です。寒いのは、苦手だな……。
 さておき、今回も日和感想書いていきます。明日? そんな先のことは分からない。ということで、先は見えないもののなんとかやろうとしてみます。上手くこなしていきましょう。
 ページ数とコマ数も確認します。何もないかもしれないと尻ごむようなやつじゃないんです。なんか見えるかもしれないんです。
 さておき、それではいってみましょう。

第75幕 西遊記

大体の内容

 とうとうゴール地点の天竺に到着した三蔵法師一行だが……。

感想

 なんかひとり足りないな? という三蔵一行が、ゴール地点に最初に行くのは俺だ! とする話。ゴールがなまじあるものだから、完全な仲間割れを起こします。その中でいない猪八戒のことが情報開示されますが、その情報の出し方が特異で、どうにも猪八戒は食……、というのをいきなりお出ししてきてビビります。
 でもその後、時系列としては近い方から遠い方へ向かう形に。なのでなんか変な回想やな、という印象が残りました。最初に近い話したから、遠くに行くしかなかったのかしら?
 さておき、先に誰がゴールを割るか、の流れはグダグダでよかったです。
 一緒に入ろう、となるにはなるんですが、靴は長いわ爪は伸びるわ尻尾はあるわと誰かが先になる状況。で、頭なら? になっての三蔵法師の冠が変形するギミックで笑いました。どこに売ってんだよ! に回答があったのにもツボが刺激されました。どこの野田だ!?
 そしてなんともいえないフワッとしたオチ。ナレーションでもなんだったのか、みたいなこと言われて、更にフワッと。妖怪のいる世界だし、幽霊とかもちゃんといそうなアトモスフィアはある。でも、それでも特に三人に恨み言を言う訳ではなく、ゴールをかっさらう、というのはなんか意味深なものを感じます。そんなものがある訳ではないのかもしれないのですが、妙な行間を勝手に読み込んでしまうオチでした。

何ネタ?

 昔話系か。豚だからってそんなことが、という内容ですが、とりあえずさつって食ってはいるっぽいので超ブラック改変です。三蔵一行、そんなのもあるのにしれっとゴールしたもん勝ちしてたのか、と思うと若干背筋に寒気がきたりするやつです。ギャグ漫画でしていい内容のギリギリを攻め過ぎている!

ページ数とコマ数

  • ページ数:11ページ
    • ギャグマンガ日和では稀によくある、なんでこれがこのページ数!? みたいな綺麗な収まり方をしている回でしょうか。正直もうちょっと長いページ数だと思い込んでましたが、10ページ近辺というので、その無茶な構成力に舌を巻きます。グルングルンに。
  • 総コマ数:76コマ
    • 最少6コマで最多8コマ。その辺りで揉み合いといったところ。平均は6.9ちょいでほぼ7コマと言って差し支えない。平均7コマに近づくことが多くなっているような?
    • 三蔵法師59コマで、孫悟空55コマで、沙悟浄57登場。沙悟浄が今一出てきていないと思っていたら、なんか結構出ていた。顔だけとか結構多かったっぽい。むしろ孫悟空沙悟浄より出てないのに驚くところ。五十歩百歩だとはいえ、印象って勝手につくもんだなあ。 猪八戒は8コマ出てます。少ないコマ数で印象に残り過ぎる末路というか……。

過去ログ

まとめ置き場