この項について
ヒャッハー! もうそろそろ5巻が終わるぜー!
ということで、今日もギャグマンガ日和感想です。一日一話やってまいります。というか、5巻をやるのが長くかかりすぎました。毎日してない時もありましたからね。今後もどうなるか分かりませんが、日和は全ていただいている。ゲンガナムの電力と同じようにな。分かっているのか、ハリー・オドー!! という感じで日和の現在手に入る単行本はすべて手に入れています。あと一年はこれができるよ! やったね妙ちゃん!
さておき、ページ数とコマ数も確認しています。今回のコマ数でこの濃度をこなせるのか!? って戦慄してしまいました。30コマにも満たない中で、できることなの!? できるんだよ……。
さておき、それではいってみましょう。
第86幕 25世紀の時代劇
大体の内容
ドラマの精に連れられて、25世紀の時代劇の撮影現場に赴くのだが……。
感想
この頃はまだ時代劇がそれなりにあったんだな、というアトモスフィアを感じられる回。3世紀先にも時代劇がある、というのは、今見ると少し切ないというか、もう時代劇は日本ではほぼ作られてないんだよ、という気持ちにさせられます。なんなら海の向こうから時代劇が来ているからね。そういう意味では、助さん格さん朴さんがあまり笑いどころにならないというか、むしろ朴さんの国の時代劇とかが時代劇の生命線みたいになっていますからね……。
とはいえ、この回でやっているパワフルな水戸黄門、もしかすると今時代劇をするにはそこまでしなくてはならないのかもしれない、という錯乱を叩き込んできます。もう黄門様が印籠出して、その上で他にも印籠があってもいいや、というのはなんか実はこの案こそしっかり参考にしないといけないのでは? とも思えるのです(ぐるぐる目)。
いや、マジで戦うやつら全員が決め台詞言うのはありかなとか思うんですよ。それくらい助さん格さん朴さんのキャラクターががっつり立つ、今までで見たことのない水戸黄門ズが完成して、完成してどうするんだ?(いきなり正気に)
さておき、そんなに立っているわりにこの回の黄門様の印象が残らないのは、最後謎の絶望エンドに辿り着くからです。おじいちゃんが、23世紀の落ちてしまって、そこは文明が、という。そもそもドラマの精というのにタイムスリップが可能とかいう時点で妖精としてオーバースペック過ぎるんですが、それが25世紀の、と言い出したのは25世紀になって文明が復活したからだった、という感じのオチ、というかなんか絶望の地を見せられて終わるので、最後のコマのパワが半端ない。そこの断章具合が、増田こうすけ漫画ではめったにないパターンだったので、記憶に嫌が応にも残ってしまいます。そりゃ水戸黄門残らないよ、というオチ以上のものを感じてしまいました。こわっ!
何ネタ?
なんか変になっているものをみる回。方向性としては教育文章系にアトモスフィアが近い。あるいは博士ネタとも近似するかな、とか。昆虫博士の回と方向性が似ている気がします。なんか知っているはずのものが全然違う、というタイプのネタかもしれません。
ええ、どういうネタと言えばいいか分からないのです! でも博士ネタが一番雰囲気としては近い感じではあります。あれがこう! あれがこう! ってやるのが博士ネタだなあ、とか。
ページ数とコマ数
- ページ数:4ページ
- 4ページなのが信じられないくらいネタが詰め込まれています。詰め過ぎているまであります。黄門様、助さん、格さん、朴さんもしっかりキャラ付けして且つ違和感モリモリする、というのでこれが4ページで終わっているのが信じられないレベルです。その上で絶望エンドする、というのでもう無茶苦茶詰め込んでます。やりすぎ!
- 総コマ数:27コマ
- 最少6コマで最多が7コマ。ほぼ7コマ回でした。平均も6.8くらい。ほぼ27コマで黄門様一行のキャラ立て、肩外れネタ、絶望エンドと全部入れ込んでいるので、マジでバランス感がくるくるぱーです。27コマでこの完成度可能なの!? 可能だから、やれんだろお!
