第12話感想です
前回前々回で三馬の掘り下げをしてからの、三馬覚醒イベント発言したのが、11話でしたが、これであっさりヘタれると違う意味で面白いんだけど、という邪推は普通にきっちり覚醒した三馬が真澄まではきっちり切って捨てていることでそうはなりませんでした。完全な覚醒です。
今までも思ってましたが、三馬がある程度有効にならないと桐山の出番が逆の意味でなくなる、1打者切って捨てるだけではおっつかない、となるので三馬が覚醒する、というのは出場からこっちあるだろうと。それがきっちり出されたのが、今回ということになります。
で、広瀬がだいぶ煽ってたなあ、とは思ってましたが、実際に覚醒を促す為にあえてきつめに当たっていた、というのが今回ネタばらしされます。それも、小堀と共同ではなく、広瀬単体で考えがあってああ当たっていた。というので、逆説的に小堀がヤバイという面も浮き彫りになってきます。
広瀬としては、三馬が潰れるようなことはない方がいいと思ってたっぽい、これを契機に覚醒してもらいたいとやってましたが、小堀は最悪潰れてしまうまで実験していたのでは? という視点が生まれてきます。実際、三馬は潰れる一歩手前まで行っていたので、ここで覚醒を促されなかったら潰れていた可能性はあります。結果的には覚醒したのでオールオッケーでしたが、潰れたら本当にどうするつもりだったんだろう、小堀。
時には非情
でも、そういう部分でも小堀は運営側向きだな、と再度確認しました。その戦力がちゃんと動くのか、ちゃんと働くのかをドライに見る、というのは選手向きでも監督向きでもなく、球団運営向きです。
今回の様に圧で潰れるようなら切っていく、という非情の運営目線が、小堀にはある気がしています。実際、今回の三馬の件はだいぶギリギリで且つ広瀬が今まで上手くやってた成果としてあるので、小堀はそこにフリーライドしたというか、わりと偶然広瀬がウェットだったから成立した、という風に見えました。そして、その三馬覚醒を確認して、そんな思惑で動いてたんだ、と得心していたのも、やはりドライゆえにそこまではするつもりがなかった、という風に見えたのです。
そもそも、勝つ為の後1ピースとして桐山を導入したり、伊能に対して比較的寛容だったりとそういう面では基本かなりドライなのが小堀です。使えるなら何でも使う。使えなければ切り捨てるだろう。そう思わせます。なので基本的には小堀はかなりドライ且つ非情で、それゆえにその視座がいる球団運営には向いている、という思いを新たにしました。小堀君球団運営して!
基本無駄のようで無駄ではない無駄要員
今回で驚いたのは、真澄の妹ネタが妹の為に、で擦られてきたことでしょう。三馬が真澄を上回った、という部分の説得力の為に、真澄が負けられないという面を擦る。その為に3、4ページくらいフリーダムに使って真澄の負けられないを急速に積み立てる。この大変無駄のない無駄な尺が今回の白眉でしょう。
そもそも妹話自体もわりと唐突でしかし無駄と割り切るにはもったいない味だったのですが、それをここにきていきなり二回りも三回りも味を重ねてくるとは思いませんでした。三馬の覚醒の証として負ける、というなら積み立てないとだろ、というので大変面白かったです。
ここ、三馬が真澄を打ち取れないと桐山に出番が回る、というのもあった為、このまま真澄の回想が押し切るのか、それとも三馬が勝つのか、という面もありました。意外と勝つのか? って思ってしまいましたが、結局は三馬の覚醒の力の確認に。この無駄のない無駄の極致。擦るなら擦り倒す。そういう住吉九先生の気概が見えた気がしました。
まとめ
三馬が覚醒。しかし、轟に通用するのか? という流れで13話へ橋渡し。果たして、桐山のデビュー戦となるのか。それとも三馬が押し切って桐山の存在感をなくすのか。注目したいところです。