史上最も暗黒微笑でいわれた言葉になったな
今回は前回で伊能がバッターボックスに、そして轟の人を見る眼ではゲームが違うとされている状態ではじまりました。どういうことをしてくるか、と思ったら思いっきりバント! それでなんとかなるのか!? となりましたが、ここで伊能は色々と布石を打ち、轟相手に見事にノーアウト1、3塁をもぎ取ります。ここの流れが大変よくて、ぐだぐだ語りたくなりますが、それ以上に目を引いたのは、「野球は一人じゃできないんだよ!」(意訳)というある種定番の言葉を、とても嫌な笑みでいうところです。こんな邪悪な顔でそんなメジャーな言葉を言われるとは思わなかったので、爆笑しました。この漫画らしいシーンです。
しかし、伊能は色々仕上げてきている。走力の低さを克服していたり、轟の球をバントできっちり返したりと、ここでアピールできなければレギュラー入りはない! という理解で臨んでいるのが分かります。目的が目的とはいえ、ちゃんとやるところは素直にほめてやりたいですね。ほめたくないっちゃないですが。
さておき。
伊能の先輩への覚えめでる作戦は奏功しますが、この作戦は同時に轟を追い詰める策でもありました。轟に未だかつてなかったプレッシャーがぶち込まれるのです。一人で出来る、というのを咎められたがゆえに、とうとう味方から非難轟々となります。このプレッシャーは轟が今まで受けたことがないレベルっぽいんで、次の広瀬との勝負の前にメンタル折れてしまう可能性も。そこをはねのけるのか、折れてしまうのか。轟のプレイヤーとしての地力が試される形です。
というか、傲岸不遜キャラで嫌な奴なのにこういう流れになると少し気の毒になる、というヘイト管理は相変わらず。その上で、轟の凡ミスのとこから一人でしようとし過ぎていることへの手痛いしっぺ返しとなっているし、逆に打つサイドである伊能は桐山と共謀、つまり一人じゃないというのをやっているし、で野球を一人でするのは難しい、というのをきっちりやっている。こういう色々が混ざったのが、轟VS伊能だったな、という感じです。
ということで、次回は広瀬と轟の勝負。ここで轟が崩れたのを取り戻せるのか。それともぐちゃぐちゃに崩れてしまうのか。結構正念場なので、轟には奮起を期待したい。
とかなんとか。