住吉九『サンキューピッチ』18話が広瀬男前広瀬だった


 三馬のオリジン話でも男前だった広瀬でしたが、今回はチームの勝利、チームのモチベーション、そして三馬のメンタルを守る為に奮闘する広瀬が男前でした。
 そもそも、小堀が無茶を押し付けてこの危機になっているのですが、それでもちゃんとそのオーダーに答えつつ三馬のメンタルを守る! と心理描写される広瀬はまことにおのこでした。そして言葉には出してないけどある種有言実行、三馬を守る為にすることをしていました。おのこじゃぜー。
 ですが、そもそも論としてなんで広瀬は三馬をあんなに構っているのか、というのが沸き上がってきます。小学生の時の構い方もなんで? でしたが、それの延長線上の現在も三馬が増長しやすいけどいい奴だ、というだけのスタンスには見えない。今回で特にそれを強く感じました。なので、何で小学生の時あの行動に出たんだ? というのも沸き立ってくるのです。あれ結局なんでやったんやろ。謎い。
 謎いというと、桐山のメンタルが強すぎる点も謎い。いや、既に一度折れているから、これ以上折りようがない、という方が正しいのだろう。とはいえ、それでもあの窮地で闘志が強すぎますよ、桐山。頼もしいけど、ちょっと狂気もはらんでいる。変に振り切れてしまうとヤバいという目が残されているなあ、と。強い闘志が裏目、ってありそうなシチュエーションですよ。
 さておき。
 この漫画は野球漫画なので、時折ちゃんと野球用語の解説が入りますが、今回は特にそこが重要という部分、所謂芯について語りつつ、轟がそこを見切った、という流れでさくっと実感させてきます。芯に対するうんちくをしかし長く語らず、ちゃんと内容ともリンクさせて分からせてくる。やり口がうめえ!
 というか、阿川先生が野球を知らないから始まって唐突に野球ネタ解説しても違和感がないところに、更に試合状況ともリンクさせて印象づけて覚えてくださいね! するのが上手すぎる。阿川先生の存在が、別口であるんですよ。野球が分からないから野球ネタがこなせる、という入口。この漫画強い。はっきりわかんだね。
 ということで、試合は結果がでましたが、ある意味では桐山が一番うまく機能した試合だった、とかになりそうです。今後の試合の展開が全く読めない。この漫画だがから予定調和に落ちていかないだろう、というのは分かるけど試合構成マジで頭悩ませられる。読んでる方からして大変そうなのに、作るとなると。でも期待はできるが住吉九先生ではある。変にぐだぐだにならないようにお願いします!
 とか書いて今回はここまで。