タイミングが合わなかったのだ!
ここ最近、『シャドウバースワールズビヨンド』や『スーパーロボット大戦Y』があって全然感想のタイミングというか、隙が無かったのだ! というのもなんなのですが、今日は隙ができたのでカカッと感想を書きます。書きますったら!
さておき、それではいってみましょう。
流れ!
24話~27話まで、いわゆる流れの話が続きました。流れというのはなんかそういうめぐり合わせになる、というジンクスの話ですが、今回はその流れを操る相手との戦い。野球しろ。(してる)(盤外戦術もしているだけなんだ)
流れがある。というのを幼い頃から刷り込まれた球児たちが懊悩する中、伊能だけが別枠にある、というのでそれと露木の戦いになり出したところがまず最高でした。流れなんて俺には通じねえ、からの相手バッテリーに何か秘密の秘策がある! ってなったとこで、おお、と。ネタだけで突き進まないの、ええぞー! そして対決に負け、俺が? 俺が? ってなってた伊能がその秘策に気づく、というのでやっぱり盤外戦術し過ぎだろとは思います。そこがいいんだ……。
この謎がちゃんと出来るであろう、っても難度高めなのではないか? ということなので、そこは素直におおー。となりました。伊能のバットの球跡を見るに、あんな微差の変化球ができるっぽいの、それも同じ投球モーションで投げ分けられるってとてもすごいことですよ! とも思うんですが、もっとあの微差に対する解釈はこれとは違う可能性はあります。伊能が気づいたのがどういうトリックなのか。本当に微差の球が投げられるのか。あるいは露木が微妙に動いている可能性とかもあるかもしれませんが。
しかし伊能がど真ん中を打ち損じて俺も流れに? ってなった次の瞬間そんな可愛げが俺にあるか。しててよかったです。自認がしっかりしている。そしてこの一戦だけで一章書けんぞ! ってなっててそこの一貫性もしっかりしています。その後俺が? 俺が? になっているのもだからさらに良かったです。なんっていっても高坊ですからね伊能。いかれているとはいえ、そこはまだ完成度が高くないというか。いや完成度で言うとかなり高いんですけどね伊能。
ここでみんなが流れに飲まれそうになっている、伊能含めて、のところに桐山が全力投球を使い切って流れに飲まれるな! するので大変良いです。お前全力投球投げ切るんじゃないよ! ではあるんですが、まだ8回なのでここで桐山投入しても話にならないと言えばそう。そしてそれよりもちゃんとしろ! 応援を聞け! というので桐山の正の主人公補正の強さを感じます。ここで応援に光を当てるのマジ正の主人公。
そしてもう桐山には頼れない、というのをがっちりやることで、三馬もしゃきっと覚醒モードに突入するし広瀬と小堀も皆も目が覚めてて、というのが本当にこの漫画らしい展開です。策略に対してきりっと真面目に野球をすることで対抗する、というのがこの漫画だな、と。それにしても桐山が思い切りが良すぎるというか、度胸が据わり過ぎていてちょっと異能のレベルなんですが、それもまたいいのです。
そして、伊能があのからくり、解けた! となったとこで次回に続く。草加が微差の変化球を投げられるのか、露木の何かしらの策略があるのか。多分後者ですが、どういう仕組みなのか気になります。ちゃんとできる範囲でしてくるだろうから、そこがどうなるかお待ちかねですよ!
とかなんとか。