この項について
先日、茂里憲之『カードゲームが本当に強くなる考え方』というあまりにニッチな本を気になって買ってカカッと読みました。示唆的な一冊ですが、これがわかれば強くなれる! というのよりは内容がガチのカードゲーム全般に通底することを、というのです。読んですぐ強くなった! というのではありませんが、先述通り示唆的なものがあって大変よい一冊でした。感想書きたいですが、ここはそうするとこと違うのでカカッと話を転換しましょう。
そうです、ここはシャドバWB雑カード語りの場です。今回も適当に語ります。取り上げるのは派手さのわりにはそこまで見ない除去の一枚です。もっとみても良さそうだけどなあ。
さておき、それではいってみましょう。
今回のカードはこのようになっているわ。(『ヴァルキリープロファイル』のフレイ声で)

今回取り上げて雑語りするのはドラゴンのフォロワー、〈猛撃のドラゴンウォーリアー〉です。4コストのシルバーでベーシックカード。攻4の体5で、能力は進化時に相手フォロワー1枚に4点ダメージ。超進化なら相手フォロワー全体に、になります。ベタな進化時除去能力持ちです。
基本的な使い方
こういう能力持ちは進化して使うのが基本になります。進化がないと単なる〈激震のゴリアテ〉のスタッツの置物です。
言いすぎました。とはいえ、進化があるのが前提のフォロワーなので、切り時は進化できるタイミングです。それ以外では真価を発揮しないタイプです。ターンとしては後攻なら4ターンから、先攻なら5ターンからが本領です。
これに似た能力持ちとして〈鉄拳の神父〉がビショップにありますが、あちらは体3以下なので超進化のタイミングでは腐りやすいものの消滅なのでラストワードが起動しない点は優秀です。
対して〈猛撃のドラゴンウォーリアー〉は4点ダメージなので破壊力があり、進化あるいは超進化ならさらに直接打撃も加わるので取れる相手カードの広さが売りです。超進化の全体も腐りにくいので、これに注ぎ込む前提でも問題ないアドがあります。
思い入れなど
こいつを見ていると、やはり実ダメージは正義! となります。先述の〈鉄拳の神父〉が単体ならまだしも全体になると腐り気味になりやすい、超進化の辺りだと体4以上は結構いるので通りにくい点を鑑みるに、全体4点に自身の打点を合わせれば1枚には11点出せることになるので取れる範囲はかなり広い。超進化した相手でも取れない場合は少ない形です。
ついでにこいつが4コストなので、手札が必要ですが違うカードと組み合わせるのもできます。何と組み合わせるかは結構幅があって考えるのは楽しいです。その予定のカード引けなきゃ意味ない点をのぞけばよー!
しかし、そういう組み合わせの妙を感じるのもまたカードゲーの味わいです。前回の〈白鱗の御使い〉と組み合わせるとか、考え方如何で妙味の出る場合もあります。そういうのを考える思考、大事にしたいです。
他の組み合わせ? 除去力として良さそうなのは〈栄弦の天宮・リュウフウ〉でしょうか。自動進化なので〈猛撃のドラゴンウォーリアー〉の超進化の妨げにならず、進化後なのですぐ殴れるから除去のしても使いやすくて妙味があります。この組み合わせなら〈プロシードハート・オーキス〉も全処理可能です。なんのかんの〈栄弦の天宮・リュウフウ〉は入れられてる場合が多いので意外と無理はない組み合わせです。
え? 〈猛撃のドラゴンウォーリアー〉のが入らないって? またまた。ご冗談を。除去札が入らないなんてことは、ことは……。
冷静に考えるとピンポイントで対策札なとこあるから、したいことがあるとあんま入らないのかもしれないとは思いますし全面処理が6、7ターンまでは、なのは微妙ではあります。終盤の横並び対策とかか、使うとしたら。やっぱりピンポイントだ。そりゃ微妙にマストカードじゃないわな。でも弱くはないから、生きる道はないものか。考えちゃいますね。
進化時の方メイン、としてもいいかもですが、二面処理で弱くはないけど顔詰める訳でもない、と考えると処理札の限界が見える気もします。弱くはないけど強い訳でもない。難しい。
まとめ
超進化時の処理力は高いものの、わりとピンポイントな使い方になるのでメインのフォロワーとは言い難いのが〈猛撃のドラゴンウォーリアー〉なのです。処理カードはどうしてもねえ。