感想一題

内容を要約すると、「ビールさえあれば、この世はすべてこともなし」
ファンタジアバトルロイヤル」誌上での短編に同じくらいの書き下ろしを足して、出来ましたるはこの一冊。 富士見では久々の小林めぐみ女史のご登場であります。 某「奇跡ハンター」の話はどうなったんでせうかね?
と、前口上はこのくらいにして。
さて、まったくもって久しぶりの小林めぐみSFです。 ちょっと前にどっかでSF物出してた記憶もありますが、私が読むのが久しぶりということで一つ。
そうなると、どれくらい前になるんだ? 「ねこのめ」三部作以来ってことは10年近くになるか。 「ねこまた」の昔から、飄々とした作風だったようにおぼろげながら記憶してますけれども、年月を経て飄々度が3倍増しとなっております。 日常からSFな方向に移行する様はまさに当意即妙軽妙洒脱、強風にあおられシャラシャラとしなりながらもまるで折れない竹のよう。 いや、ビールだけに酔拳
まあどうでもいいですが。
やっぱりですね、こういう作品がでてくるからには、もう「ミステリー」つけるのやめようよ、富士見ミステリー文庫。 富士見現代文庫でいいやん。
(追記)いや、富士見不思議文庫というのはどうか。 だめか・・・。