ネタバレ?感想 ビリー 『シネマこんぷれっくす!』6巻

シネマこんぷれっくす!(6) (ドラゴンコミックスエイジ)
シネマこんぷれっくす!(6) (ドラゴンコミックスエイジ)

 大体の内容。「それが最後に表紙に繋がると信じて……!」。ということで、死ね部の熱狂の二年間の記録はここに幕を閉じます。名残惜しいですが、終わりなのです。その事実にそっと泣きする、勿論爆笑して、というのが『シネマこんんぷれっくす!』6巻最終巻の内容なのです。
 この6巻、初手から既にかなりの覚悟があります。あなた、覚悟してきた人ですよね。とジョルノ・ジョバーナ台詞がするっと出るくらい、退路を断ち始めます。新入生がいるものの、話の方では端役であり、というかとうとう3年になった先輩ズの朱に交われば赤くなり過ぎてビビッドな赤色になったガクトの代わりのツッコミ役として、平常の空域を任されていたりします。もうかなり気の毒な立ち位置なんですが、ここに小津さんまでガクト側にいってしまって、本格的に孤立無援だったのが印象的でした。お前らがちゃんとしないと、新入生孤立無援じゃねえか!
 さておき。
 今回は映画を撮る、という話を軸に進みますが、三人娘にそれぞれこれ以後の指針となるものがある、というのが大変良かったです。シナリオの宮さんはこのシナリオを作ったのを契機に小説家の方へ。花さんはこの映画で演者となって水があったのか女優の道を。そして黒澤さんはこの映画の監督をして一時的にブレイクして監督業に。ネタ部分が濃いせいでするっと見逃しそうになるけど、それぞれその道に出会う瞬間というのが、今回描かれていたのです。ただ映画の話でグダグダする漫画じゃあないんだよ! という意地を見せられた格好です。
 しかし、映画ネタの部分も無断濃いのがこの漫画。宮さんがシナリオの道に入るきっかけ回の、小津さんと留学生として舞い戻ったJの字のキラキラメンズ映画話は濃かったです……。
 基本Jの字が無駄に濃いのは以前のことで分かっていましたが、そっちもいけたか……。キュンキュンするなら割と何でもいいのか。そして、こいつ日本以外では生きていけないのでは? という疑問すらするっと湧いてくるので困ります。絶対水が合わなくなって出戻ったで、こいつ……。
 パルムドール回も良かったですね。新入生、二人が宮さん弟と黒澤さん妹で既出というか見栄えの変わらなさはさておき、わりと我関せずだけど姉がいるからの宮さん弟はまだしも、黒澤さん妹は部外者面で映画知らない面してて、でももう一人の哀れな新入生に映画情報を垂れ流すという、ぶっちゃけあなた何がしたいの? というムーブしてて、複雑な乙女心、というには何かが違うアトモスフィア出してました。黒澤さんの妹、というだけでかなり色眼鏡で見られそうなので、ぼっちを拗らせる前に予防線として死ね部に顔を出してたんでしょうか……。
 さておき。
 ところでガクトよ。お前は小津さんと黒澤さんと、どっちなんだ? というのが、最後に残った謎かと思います。
 あん? 映画製作上手く行ったのかの方がだったって? 小せえなあ。そんなことより乙女の行く末でしょう!!!
 ということで、今回の巻は最終巻でしたが、ガクトの気持ちというのはドさっぱり分からないままで終了してしまいました。小津さんもかなり頑張って告白してたのに、待ってる! って言うんだからこの子良い子過ぎない……? 今も一途に想い続けてるの……? ってなります。
 対して黒澤さんの方は映画製作で大きく方針転換せねば、という所でガクトが好きです! とかいいだして、もちろん異性としてではないんですが、それでも黒澤さんがガチで揺れてしまってたのですよ。ガクト、おどれはー!
 その辺がしっかり機微として分かるやつではない、というのは分かってますが、それでもお前待ってる小津さんがおるねんぞ! そこんとこちゃんとしておかんとぶちくらわすぞ? お? という風にガラが悪くなるのもしょうがないと思っていただきたい。ガクトに二重恋愛とかする器量がないのも分かっているんだけど、でも形的にそれっぽくなってて、むがー! となるのでした。しっかりせえや!
 さておき。
 この巻で、死ね部の青春は、再び動き出して、さてどうなる。という終わり方でしたが、皆それなりに社会に出たのに鬱屈してた、ところで映画撮ろうぜ! ってなるのはなんかスカッとしました。全く、それがどうなるか、どう転ぶかも分からないまま放り投げられて終わったのに、何故か6巻表紙が行きつく先なのかしら? という謎の信頼感というか、こいつらならやるやろ。なのを持ったりもします。
 そういう話、最後まで見たかったけど、投げるように終わることがこの漫画にとっては最上の策だったのだとも思えます。そこを含めて、分かんねえけど大丈夫だ! みたいな感覚が、死ね部の面々にはあるなあ、と思うのでありました。
 そんな訳で最終巻、堪能させていただきました。とりあえず小津さん派な私としては、ガクトぁ! みたいな気持ちもあるんですが、そこは勝手に妄想することで補えばいい。そう思う吉宗であった。
 ということで、感想終わります。したらな!

 教養としてのまんがタイムきらら系漫画 第一回

この項について

 まんがタイムきらら系漫画を教養にしよう! という熱意のフリをして、まんがタイムきらら系漫画について語らう。そういうものになっていくと思われる項シリーズです。知るべきだースタローン、とまでは言わないまでも、教養として押さえる、という所作で相手より格上に見られる! という邪念たっぷりでお送りいたします。いたしまーす。んがぐぐ。
 と終わりそうですが始まります。それではいってみましょう。

第一回 『けいおん!』と『けいおん!』フォロワーと『けいおん! Shuffle』と

 今回はきらら系の漫画として知らない人はそういない。居たら貴重。でも意外といるのかも? な、とにかく一時期の大看板、それもきらら史に残るものだった、かきふらい先生作『けいおん!』について語って行きます。そしてそのぱっと見のフォロワー、そしてかきふらい先生自身がフォロワー化している『けいおん! Shuffle』についても書いていこう。そういうものであります。
 そもそも『けいおん!』知らん人おる? というスタイルでこっから先は書いていくので、内容はまだしも、基礎情報くらいは自ずから仕入れて頂きたい。単純に言うならググれ。そんなに手間じゃねえですよ。ここは義務教育の場ではないのだ! 己の手で掴みとれ! という面構えをかましてまいります。
 それではいってみましょう。

さて、『けいおん!』とは!

 さて、『けいおん!』とは! とまず大上段で打ちかましますが、ここはベーシックに平沢唯さん達のいる軽音部の話です! と答えれば足りるでしょう。ここは意外と重要で、『けいおん!』は唯さん達がいた頃の軽音部の話である。という点を押さえる事で見えてくるものもあるのです。『けいおん!』は4巻で完結後、すぐに唯さん達の大学編と登場人物の1人である梓さんの高校編がとで袂を分かつというか、分離しましたが、そこに唯さん達がいた軽音部、というのが深く関与している、という見方も可能じゃないかなあ、と思う訳です。
 そういう訳で、『けいおん!』とは平沢唯田井中律秋山澪琴吹紬の四名のお話である、という設定をまずしてみる。そうするとそこに中野梓が加わり、それは最終的には分かれるけど、『けいおん!』の一部として高校編を担うようになる、という見通しが良い。
 『けいおん!』が受け継がれていく! とでも言いましょうか。あの四人からスタートした話。そういう話であった、唯さん達が種をまいていく物語であった、ということの証左ではないかと、ワタクシ見ておるのです。
 なので、『けいおん!』というお話が大学ちょろっとして区切り悪く終わるというのは、ある意味では高校生だったからこそ『けいおん!』であったのだ。今はもう違うのだ。ということであり、梓さん編としての高校もちょろっとしつつもちゃんと区切りよく終わるのは、やはりある意味では高校生だったからこその『けいおん!』であったのだ、ということなのです。
 ということで、そもさん! 『けいおん!』とは!
 説破! 平沢唯さん達がいる軽音部の話です! となる訳です。

けいおん!』の施行した制度とは

 突如施行した制度って記したくなったので記しましたが、大きく意味はありません。というか、これは当初よりきららに敷かれた制度なのです。そう、女の子がわちゃわちゃするという!
 わちゃわちゃとは。ノリと勢いでカカッとやるやつです。その漫画家さんの独特のノリと勢いで行う施策、それがわちゃわちゃです。『けいおん!』のわちゃわちゃは、初期は案外今見るゲスト作家さんのノリに近似だったりするのですが、2巻に移行して梓さんが出た辺りで、だいぶノリと勢いがかっつりと変わってきます。ふわっとしたノリは変わらずですが、勢いが一足増した感じになっています。擬音にするとぐわあー! とした動きです。実際は、ああ言えばこう言う、という言葉遊びとかではない、色んなコール&レスポンスの早さがいい具合となっているのです。
 これを表す戯れ唄に、

トリコロ』がつき、『ひだまりスケッチ』がこねし天下餅。座して食らうはかきふらいけいおん!

 というものがないですが。
 そう、ないのです。
 昔から勝手に私が思っていた戯れ唄なのです。
 しかし、雰囲気は分かっていただけるかと思います。前二作とも、女の子がわちゃわちゃする漫画として、後世に記録される漫画とであり、そのメルクマールの一つとしていい漫画となっています。どちらも、若干言葉遊びの面が強いとこがあるのが、差としてあったりしますがそれはさてとおきます。
 しかし、その二作が施行した制度を継承した漫画で、『けいおん!』の連載時期にメガヒットしたアニメ化きらら作品は、結局『けいおん!』に収斂します。『ひだまりスケッチ』もあるにはありますが、若干時期がずれている感はあるかと、勝手に思っております。枠もちょっと違いますしね。この辺はもっと詳しい方の情報をあてにした方がいいと思うので、ここは軽く流します。アニメのことはいいんだよ! それはそれで君とアンディに任せる。そ、そんなあ……。
 それよりも、きらら系の系譜としての、女の子がわちゃわちゃするやつです。この点に関して『けいおん!』が画期的だったことというのは、あえて言えば部活物という要素をこれに組み込んだことだと、私は身勝手の極みしています。
 部活物! というと様々な形態がありますし、『けいおん!』以前にもきらら系でも色々あったかと思います。『けいおん!』連載中にきらら加入した新参なので、そこがよく分かってないところはあるのが辛い所。
 しかし、『けいおん!』はその中であって頭一つ抜けた、というのには、やはり天下餅を食っただけの何かがあるという見方をするのが妥当でしょう。更にもう一段進めるなら、女の子のみ、という部分がフォーカスされるのではないか、と愚考するのです。

女の子だけ、の焦点

 きららが生まれる前までは、女の子だけ、というタイプのクローズドサークルは、無かったとは言いませんが少ない傾向だったと思います。だからこそ、『あずまんが大王』がヒットを飛ばして状況を変える、というシーンへと移るという指標として機能しました。そこから、女の子がわちゃわちゃ、という施行がぐっと、強く進むことになり、その同道としてきららも生まれた、という側面もあるので当然の帰結ではあります。
 そのきららの中にあって、『けいおん!』が大きく踏み出し、フォロワーを生んでいった背景とは、という視点を持ちますと、わりと訳が分からないという結論がするっとしそうなのですが、そこをせいやなのにエイヤと言いながらうっちゃれば、やはり女の子だけ、という焦点に辿り着きます。
 この焦点は、『あずまんが大王』で世の中に明確に意識させられた点ですが、それ以後のきららヒット作には漏れなくこの焦点の位置があります。例えば『トリコロ』、例えば『ひだまりスケッチ』、例えば『けいおん!』。という具合に。
 で、その焦点の位置こそが、おそらく名を成したきらら系漫画の特筆すべき位置なのだ、とも言えましょう。その焦点、詰まる所女の子が集まるところというのが、きららの名作にはついて回るのだ、とすら言えるのです。
 この点の位置が、部活とバンドにあたった、というのが『けいおん!』のエポックだったのです。という気がすると言っていた! か、勘で動いている!? という勘で言ってみるのです。
 つまり、女の子×部活×バンドという三つのミクスチャー。これです。
 部活物もバンド物も、他の漫画はある。が、女の子だけでわちゃわちゃやってないでしょー! という地点を見つけ出し、それ以後、フォロワーとしての部活物が出る、その素地を作ったのが、『けいおん!』の炙り出した焦点、ということが出来るでしょう。

部活物は多かりしや?

 『けいおん!』の部活物としてのエポックは、部活でするものに対して女の子を絡めれば、あるいは女の子だけにすればいい、という地勢の把握をさせたことにある。これに尽きます。
 その流れから行くと、かなりのきらら4コマ、あるいはきらら漫画が『けいおん!』のフォロワーとなる、といえることにもなります。
 その形式的フォロワーの最右翼は、三上小又ゆゆ式』であることは論を俟たないかと思います。
 いや、俟ちますね。
 形式的にはフォロワーとして最も映える『ゆゆ式』ですが、きららに加入したのは『けいおん!』初期から中期に移行する辺りです*1。この点を見ると、この、女の子+部活動、というのは既に『けいおん!』連載域周辺では既にわりとベーシックだった、と言える可能性はあります。見れる範囲での過去掲載作からすると、ぱっと見ではそうでもなさそうなんですが……。
 さておき、ここから記憶の印象という茫漠としたことを根拠にすることを、やや強引にフライング土下座して進めますと、『けいおん!』掲載初期域で、いうて部活物はそう多くなかった、という記憶はあります。女の子メイン、というのは当然あるのがきららですが、部活と組み合わせるのはそう多くなかったような気が。『けいおん!』がヒットして以後の方が、それ以前より遥かに多くの部活物が生まれた、とは言えるかとも思いますが。特にゲスト掲載では今でも部活物、という形を為していく漫画がけっこうあります。これは『けいおん!』に倣って、と言えるかもしれません。

フォロワーの形

 話が混乱していますので、ひとまずさておき。
 フォロワーの形式的なのは、影響があるかというとはてな? な部分があるものの、『ゆゆ式』(まんがタイムきらら連載)の名は上げられます。女の子×部活動、とくくってしまうとなんか違う気もしますが、しかし方向性は基本的に同じでありますし、このワンクッションを持って、更に『けいおん!』のフォロワーの孫とも言えるフォロワーもいます。
 現在で有望株では形式的フォロワーでは大熊らすこ『星屑テレパス』(まんがタイムきらら連載)や、こんぱる&ふじしまペポ 『のむラリアット』(まんがタイムきららMAX連載)があげられるでしょう。前者は女の子×部活動×第一種接近遭遇が継ぎ目なしに融合した今後期待の一作で、後者は女の子×部活動×プロレスという、女子プロはあるもんな!? という落としどころの見事さが決まった一作です。
 形式的以外では、直接的なフォロワーもいます。つまり、女の子×部活動×バンド、それ自体というもの。それの最右翼は学校外でバンドしてるから部活ではない、という気もするけどな、はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』(まんがタイムきららMAX連載)や、ある意味ガールミーツガールだけどねじくれている、女の子×部活動×メタルバンドという、カコベン『ハルメタルドールズ』(まんがタイムきららMAX連載)辺り。
 この辺が直接的なフォロワーとなるでしょう。両者に共通するのは、『けいおん!』の持つゆるい感じにバンドする、というのを一つ拭って、ガチでバンドする、という話に仕上がっていることです。
 『けいおん!』は『けいおん!』で、なんかこの子らずっとバンドしてるのかもなあ、という変な言い方ですが、ゆるいからこそのガチ感はあるんですが、それよりもよりガチ度が高いのが、上記二作なのです。この辺りが『けいおん!』との差別化でもある、というのはうがった見方ではないと思います。
 最後に実質的なフォロワーというものがあります。これは簡単で、『けいおん!』との地続きな漫画、『けいおん! Shuffle』(以下シャッフル)のことです。

シャッフルのフォロワー度合い

 シャッフルは『けいおん!』の続編であるなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。というくらいに、シャッフルは『けいおん!』の単純な続編ではありません。そもそも『けいおん!』のメインメンバーが出てくる漫画ではないのです。『けいおん!』メンバーの演奏を見て感化された、別の学校の生徒の話なのです。つまり、『けいおん!』の影響下にある、先述から絡めれば、あの四人によって種をまかれた人たちの話、というのが直喩で行われる漫画にシャッフルはなっているのです。
 シャッフルに関しては続編という扱いで周知された感がありますが、実際にはセルフオマージュと言える一作です。特にバンドに対するガチ度は『けいおん!』メンバーとはちょっと違います。紫、楓、真帆の三人は全くのバンド初心者、演奏経験皆無の面々で、この三人がバンドとしてなっていく話なのです。『けいおん!』メンバーはバンド初心者ですが、唯さん以外は楽器経験者だったので、そこが違うと言えます。
 更にシャッフル側には経験者の先輩がいるという、やはり『けいおん!』メンバーとは違うところがあります。ここに、更に先輩たちのバンド、という部分も挿話されるので、『けいおん!』とはかなり趣を異にしています。梓さん高校編の逆の位相、とも言えるでしょうか。
 そういう訳で、先に上げたように、直接の続編ではない、実質的なフォロワーという扱いが、シャッフルに対する評として正しいものだと思います。そして、女の子×部活動×バンド、という組み合わせに、まだまだ『けいおん!』な味付けは可能である、という証左としても、有効に発露してる漫画となっているのです。
 それと大きい所は、今のかきふらい先生のスキルを持って、バンド初心者の立ち上げからやり直している、ある意味での再奏をしているという部分です。

再奏としてのシャッフル

 先述ですが、『けいおん!』の初期のノリと勢いは、今で見るきらら系部活物のそれと大きくは違いません。今見ると結構拙く見えてしまう、という目が無駄に肥えた面倒なきららファンとしての発言すらしてしまいます。そこに当然光るものがあるから二巻乙にならなかったわけですが、実際ギアが入ったと感じるのは1巻中盤から2巻序盤辺りなので、実際2巻乙にならなかったのが割と奇跡的、そしてギアの入り方が異次元だった、という感想が出せるかと思います。
 そんな訳で、『けいおん!』初期はわりと今見るとこれが天下を取った漫画なのか? と不遜に思ってしまうのですが、それ以後はテクニックが増していくことにより、成程天下取るわ、となり、そしてシャッフルはその天下取った技術でバンド立ち上げの流れを描いていくのです。
 ここのテクニックが大変特徴的で、いつものようにコール&レスポンスの速度はありつつも、ローペースにバンドを組み立てていく、なっていくという部分に時間をかけることで、バンドとなっていく様や、上手くなっていく過程、そして先輩たちとの関係性とかも、かなり印象的に仕上げてくるのです。特に紫、楓、真帆たち3人がバンドになっていく様子は大変微笑ましく、バンドっていいなあ。というプライマルな気持ちが湧いてきます。
 この部分は、『けいおん!』では1巻の空域。ここは、わりとさぱっと過ぎ去ってしまったところです。今見ると本当にさっくりとやり過ぎていて、唯さんの人の良さ、屈託なさで一気にバンドとしての人間関係になってしまう、という弊害というかそこに唯さんがいなかったら成り立たなかったかな? がありました。その点の、早くやり過ぎてしまった部分の再奏として、シャッフルはこの部分をじっくりと描き出すという所作になっている、というのは穿ち過ぎではない、と私は思っています。まあ正しくても間違っててもどっちだっていいんですが。

けいおん!』とは何だったのか

 『けいおん!』とは、と言うのは既に書きましたが、もう一段踏み込んで、何だったのか? 何があったから抜け出たのか。
 そういう視座を持てば、一瞬そんなでもなかったっけ? と怪しく感じます。
 というので、既刊4巻+高校+大学まで買って読んでみましたが、これはもしやきらら部活物のアーキタイプを作ったのか!? という地点に到達しました。この漫画、実は偉大なる始祖となったのだと。
 『けいおん!』序盤は、すごく見た事のある、既視感あり過ぎると再見すると感じたのですが、逆だっ! 以後のきらら部活物が、『けいおん!』の序盤を追従しているのだっ! というくらいに、部活物アーキタイプを一代で築
いているのです。ちょっと変わり者が寄り合い所帯、という、きらら部活物の骨格をさらけ出してしまえばそれまでなやつを、最初ではないにしても、かなり皆の印象に残る形で作り上げた。
 この点こそ、『けいおん!』の存在意義にすらなっている、とすら言えるのです。
 一代で、これを生み出し、今なお模倣される。それこそが『けいおん!』の得難き何かではないか? そう思う訳です。

ラディカルグッドスピード

 さておき、『けいおん!』の序盤のアーキテクトっぷりは分かった。だが中盤からはそれとはまた別個の構造を構築している、とも言えます。この構築がシャッフルでも活かされており、ここが漫画家かきふらいのオリジン、と言うことが出来ます。というか言ってましたね、私。
 では、そのオリジンとは? というとやっぱり4コマであることを活かした即応性でしょう。4コマ漫画は基本的に4コマで片を付ける必要がある訳ですが、そこにおいての速度、というのが『けいおん!』は素晴らしく速いのです。
 4コマ漫画で満足感を高める為に内容を詰め込む、というのはよくあるのですが、『けいおん!』はその点は最低限度しかない。背景とかも必要な時以外はそう描かないのも相まって、コマから得らえる情報量は結構低めになっている。
 のですが、それでも全然満足度が高い。ここは、軽いからこその速度を出せるから、とすら言っていいレベルになっています。サクッと読めて、十分な満足度がある。この仕上がりこそ至上と言えるのです。
 ついでに仕込みというか、ネタとして埋伏させるのも、当然あるんですが、その情報力がすこぶる軽く、しかし非常に効果的に効いてくるタイミングで刺さるので、ホントもう凄い。この、時折励起して刺さるやつは、やはり憂さんの有能っぷりです。あの子、普通じゃない!
 この辺りは、久しぶりに読んで気づいたのですが、基本的にここはこういう速度、というのが非常に高いレベルで制度化されているという戯言さえ言えます。この速度勘は他の作家さんがやろうとしている時もあるんですが、かきふらい先生のレベルに到達した、というのはほとんどいない。しようとしてスカスカだったり、しても遅かったりと、そこへのアプローチはしても届かないことが多い。それだけ難度の高いことを、かきふらい先生はしている、ということが出来るでしょう。
 かきふらい先生も、それらを見て、そしてなによりも! 速さが足りない! とか言っているのかと思うと胸が熱くなりますね(妄想)。

キャラ物としての『けいおん!

 とはいえ、漫画的な部分でのアプローチでこの漫画を計るのは、全答とは言えないでしょう。女の子が皆チャーミングですヨネ。という本国流法しかない! するのもまた、『けいおん!』という漫画の在り方です。
 ただ、ここも、キャラクター性もやはりそこまで濃くないのが『けいおん!』です。それでも、女の子が皆チャーミングですヨネ。となるのは、やはりかきふらい先生の速度勘がある、と勝手に想像し始めますよ、ええ。
 というのも、『けいおん!』におけるキャラ感、というのは、連載していくにつれて、その都度積み重なっていったものだ、と既刊4巻+高校+大学を読んで気づいたのです。あるいは、そういう部分が最初から設定されていた、という可能性もある訳なのですが、わりと大雑把にこう、というのが積み重なっていった、という方が理解が通りやすい、と考えるのです。
 特にこれが顕著になるのは、中野梓さん加入からの展開です。というのも梓さん加入後は漫画の速度が一気にスローになります。1巻で一年生の内容をやってしまっていたのが、梓さん加入周辺からは2年が3巻分、となっていますし、学園祭ライブや新歓ライブ周辺とか、ピックアップされたところを時間をかけて、という形になっていきます。これによって、アニメの方でオリジナルがほぼ、という状態になるので、相性が良い方法論だったのだなあ、となりますが、それはさておき。
 特にですが、2巻の学園祭ライブ周辺は、梓さんが加入した後、ということで皆の色々な行動がよりクローズアップされ、それで起きることによってキャラを魅せる、ということが1年生の学園祭より濃厚にやっていくことになります。その分、お話の速度は落ちます。しかし他の部分を削ってここに集中! としているので蓋然性が高い仕上がりとなっていて、遅いことに気づかないやり口になっています。
 筋書き自体も、その形からこうなってこうか! と非常に納得できるのですが、キャラ的な動きについても非常に蓋然性というか、今までそっと積んできたものがきっちりと生きてくる仕上がりです。特に唯さんの風邪っぴき展開での、まさかの憂さん投入の流れは白眉。先に軽く触れたのもここですね。あまりに衝撃的な一手ながら、それによって憂さんのキャラと言うのが一気に固まる様などは、今見るとこんなにいいものだったのか! とぎゃふんとしてしまうところです。
 こういうキャラの細かい積み重ねと、時折見せる大返しとで、キャラクターを印象強くしていた、と単に言えばいいことをだらだらとながくしてしまいました。すみません。

まとめ。そうねえ。

 だいぶ長くなったので、そろそろまとめと参りましょう。
 『けいおん!』とはきららの部活物のアーキテクチャを作った逸品。ある意味では、この一作を見れば、きららの部活物の基礎は大体分かった。と門矢士顔出来る。そういうものとなっています。
 ですが、その情報量の統御の仕方とそれからくる速度というのは、今に至るまでかきふらい先生以上の物を持つ漫画家は少ない、とすら言えるものとなっています。情報量をどこまで削るか。新たな情報をどう無理のない範囲でぶっこむか。どこに仕込んでそれを回収するのか。
 かきふらいの美技に、酔いな。となる漫画です。その技術を持ってまた別のバンドの立ち上がりをやっているのが、シャッフルなのだ、という感じでしょうか。
 何が言いたいかって? 『けいおん! Shuffle』は跳ねるぜ! ってことです。
 ということで、長くなりましたが、今回はこの辺りで終わろうと思います。
 次回の予告先発は、今回メジャーどころだったので、当然のようにメジャーなとこ行こうかと思います。『しかくいシカク』はメジャーなとこですよね……。←彼は狂っていた

けいおん!Shuffle 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
けいおん!Shuffle 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

*1:けいおん!』掲載が2007年4月からで、『ゆゆ式』掲載が2008年1月から

 『ストリートファイター5』適当調べ かりんと相手の技相性 豪鬼編

この項について

 GGST前に格ゲーの勘を戻しておかんとな! ということで対戦少しするとげっそり疲れてしまう、基礎体力のなさを日々実感する昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか? 対戦し終わるとアワワガチガチ……ってなりますよね? なりますよね? ねえったら!?
 というのはさておき、この項はメインで使っているかりんさんの通常技の性能を理解する為に、他のキャラとの当たり方とか勝ち負け方を確認する為のものとなっています。基本的にフレームを合わせて、とかはしてないので、かなり適当ですが、適当に振って良い技なのか否か、というのの理解の一助となれば幸いです。自分でやってて、だいぶその辺が分かって来ました、よ! 特に立ち中Kは差し返し以外では信頼できない事とかね!
 さておき、それではいってみましょう。

第15回 豪鬼

  • 立ち中P
    • 足元お留守やん? と思っても、案外屈中Kでは相打ちが多かったり。ド先端ならなんとかなんだけど。だから大足も先端あたりだとやりやすい。
    • 立ち技関係は結構ムズイ。タイミング次第が多いが、こちらの足払い潰し系が基本勝てない。差し返しを狙うのが基本になるかもだが、それも結構シビア。
  • 屈中P
    • 足払いは潰されやすい。足払い潰し系も潰されやすい。どうしろと!?
    • となりますが、立ち大Pがいいタイミングなら一方的に勝てる。でもいいタイミングの時だけね。タイミングが外れればダメな時もある。
  • 立ち中K
    • 基本的に牽制で打つ技ではないのだが、足払い潰し系と中足が一方的だったりするのである。牽制ではそう打ってこないだろうけど。
    • 大足だと潰せたり、屈大Pも狙えたりする瞬間もあるから、その辺の情報があれば余計に使われないかもしれない。でもまあ一応ね。
  • 屈中K
    • 基本的な中足なので、屈中Pと立ち小Kが超有効。大足も先端なら刺さる。
    • 立ち中Kとか勝てそうなのに全く勝てん。中足も差し合いだと負ける場合が多い。
  • 立ち大P
    • 足払い潰し系と立ち技、及び屈中Kは分が悪い。大足は先端なら結構勝てる。でもそんな距離でポンポン振ってくる技ではないのだが……。
    • 立ち中Pで差し返しを狙うのが一番穏当な作戦だろう。そこまで大Pぶん回す豪鬼がいるのか?案件ではあるが。
  • 屈大P
    • 立ち技だと勝ちにくく、足払い系が機能する相手。屈中Kも先端なら負けない、という珍しい技である。当然大足も入るので、リスクとリターンで考えると大足案件だが。
    • 技の隙がデカいので、差し返すならフィーバータイム。すかる間合いで使う技ではないので、まあだからこそのフィーバータイム。
  • 屈大K
    • 基本的な大足なので、足払い対策系がきっちり機能する。しかし、立ち中Kってホント機能しないね……。
    • 地味に、ド先端の屈中Kとか屈大Kで結構勝てる。まあ、距離が遠いので振ってくる豪鬼がいるとは思えないが。

まとめ。そうねえ。

「足払い潰しを潰す選択肢が豊富な相手だけど、そこで立ち大Pをどう狙うか、みたいな感じ、でいいんじゃないの?」
「そうですね」

 『ストリートファイター5』適当調べ かりんと相手の技相性 アレックス編

この項について

 一月半ぶりですわ! スト5自体も触ってませんでしたわ! GGSTもありますから、そろそろ格ゲー機運高めていきますわよ。他のゲームもしたいし、だらだらもしたい。「両方」やらなくちゃあならないのが 「駄目人間」のつらいところだな 覚悟はいいか? オレはできてない
 と突如ブチャラティ台詞吐くくらいには、色々大変です。癒すぞ、俺を。
 と、またも元ネタあり台詞を吐くくらいに自分の言葉がない私ですが、さておき、それではかりんの技相性調べ、いってみましょう。

第14回 アレックス

  • 立ち中P
    • 足払いがそこそこ機能する。大足はおろか中足も刺しやすい。レア。
    • 代わりにこちらの足払い潰し系の立ち小Kと屈中Pが負ける相手なので、結構相手するかも。
  • 立ち中K
    • こちらの大体の技を潰しに来るので面倒な相手。足払いは門前払い。
    • 立ち大P及び屈大Pが案外刺さる。上手く置けないといけないですが、リターンは大きめ。特に屈大Pはレッセンハまで行ける。
  • 立ち大P
    • 足払い及び足払い潰し系がボロクソ負ける相手。立ち大Pが相打ちしやすいくらいである。
    • 発生の遅さは距離でカバーされそう。でも、差し返しは狙いやすいので、上手くスカしたい。
  • 立ち大K
    • しゃがんでいると当たらないが、足払い系を出すと食らう、という理不尽。屈中Pも刺してきますよ……。
    • 発生は遅い技なので、予め置いておくのは結構効く。最大のリターンはスカしてすぐの屈大P、だけど超ムズい。
  • 屈中P
    • 見た目通りに足払い系が効かない相手。立ち大Pが比較的勝ちやすいので、上手くばらまく形になるのだろうか。
    • かち合うと負けるので、立ち技での差し返しはちょっと難しいかしら? あと、小ネタとして立ち小Kが意外と勝てたりする。
  • 屈中K
    • 基本的な足払い対策で事足りる相手。つまり屈中Pと立ち小Kがバリバリに機能する。バチクソ刺さる。
    • 相手がこっちの前移動系対策で遠目で振っている場合は立ち大Kや屈大Kが機能する。クソタレ刺さる。
  • 屈大K
    • これも足払い対策系系で事足りる。一応、ギリギリなら立ち中Kもいけるくちだが、失敗すると痛いだけなのが難。リターンがない。
    • 超難しいが、屈大Pがヒットする瞬間がある。リターンは当然レッセンハです。

まとめ。そうねえ。

「立ち中Kが一番厄介だから、それを如何にいなすか、が焦点。でいいんじゃないの?」
「そうですね」

 シャドウバース カード出入りの確認備忘録 十天覚醒版 ロイヤル編

この項について

 シャドバ、カード多いですヨネ。入れ替わりもある。なので、シャドバのカードの出入りを、自分の理解用に書きつけてみるものです。データとしているかどうか、はまあ自分次第ですね。これが頭に入ってたらなんだ、って感じです。割合的に知っていて損はないのでは、はありますが、まあやってみるだけです。
 さておき、それではいってみましょう。

レヴィ―ルの旋風から十天覚醒へ ロイヤル編

コスト別

1コスト:12枚→10枚
2コスト:17枚→17枚
3コスト:18枚→17枚
4コスト:10枚→11枚
5コスト:11枚→10枚
6コスト:4枚→3枚
7コスト:2枚→2枚
8コスト:1枚→3枚
9コスト:1枚→1枚
10コスト:

カードの様態

***フォロワー

  • 総数:58枚→59枚
    • ブロンズ:21枚→22枚
    • シルバー:13枚→13枚
    • ゴールド:9枚→10枚
    • レジェンド:15枚→14枚

***スペル

  • 総数:14枚→14枚
    • ブロンズ:6枚→6枚
    • シルバー:4枚→4枚
    • ゴールド:4枚→4枚
    • レジェンド:0枚→0枚

***アミュレット

  • 総数:1枚
    • ブロンズ:0枚→0枚
    • シルバー:1枚→1枚
    • ゴールド:0枚→0枚
    • レジェンド:0枚→0枚
攻撃力別

攻撃力0:1枚→1枚
攻撃力1:7枚→8枚
攻撃力2:15枚→16枚
攻撃力3:14枚→13枚
攻撃力4:15枚→11枚
攻撃力5:3枚→5枚
攻撃力6:1枚→1枚
攻撃力7:1枚→2枚
攻撃力9:1枚→1枚

体力別

体力1:10枚→13枚
体力2:14枚→11枚
体力3:9枚→10枚
体力4:10枚→8枚
体力5:10枚→11枚
体力6:2枚→2枚
体力7:1枚→2枚
体力8:2枚→2枚

能力別(純粋に持っているやつだけ)

守護:6枚→3枚
突進:7枚→8枚
必殺:2枚→3枚
潜伏:5枚→4枚
ドレイン:0枚→0枚
アクセラレート:3枚→2枚
結晶:1枚→1枚

 教養としてのまんがタイムきらら系漫画 序文

この項シリーズについて

 教養とは一体何かについて考えていく中で、おぼろげながら答えを見つけ出した。ソリッドビジョンシステム、作動!
 というのはさておき、今回から教養としてのまんがタイムきらら系漫画と銘打って、何回かちまちまとやっていこう、という腹積もりになったのがこの項シリーズとなります。その序文としてなんか書いとけ、なのがこの項といったところでしょうか。

きらら漫画が、教養に?

 そういうはてなマークが出るのは良く分かる。私も、思いついた瞬間に、んなんだこいつ……。って橘さん声がでました。しかし、きらら漫画が教養にならないと、誰が決めたんだ? という疑問と、そもそも教養というのは言い募って残していくのがベターである、という屁理屈のダブルスタンダードが、この項をやるきっかけとなるのです。
 というかですね、きらら漫画が最低でも漫画の教養としても成り立つと主張することは、無に近いかもですが無意味ではない。そういう提示を、この項シリーズで見せていけたらな、などと夢想している次第です。最低限、漫画の教養として、そしてもっと大きな、文化の教養として、きらら漫画は成り立たせたい。そういう夢見心地で、この項はやっていくのです。

そもそも教養になってどうするの?

 そういうはてなマークが出るのは良く分かる。私も、思いついた瞬間に。何言ってんだ! ふざけるな! そいつは俺が! って橘さん声がでました。しかし、教養になるっていいものよ。とは誰も言っていません。今脳内ダージリンさんが言いだしました。権威っていいものよ。から類推して脳が勝手に捏造した模様です。
 とはいえ、教養となるとなんというか、一段上がった感じで、とてもハイソーシャル感がある。というのもですが、それが呼び水となり人が流入して、ひいてはジャンルが生き残る、という皮算用でもあります。いい作品が長年親しまれる世界。素敵やん。そういう素地の為に、教養はあったりするのです。そこに食い込めば、長きに渡って、先に読んだことがあるという事実でマウントがとれるのです。と、ちょっとぐるぐる目になってます。教養というのは、そういう側面もあるのです。

というか、教養ってそういうもんだっけ?

 そういうはてなマークが出るのは良く分かる。私も、思いついた瞬間に、嘘だそんなこと―! って剣崎声がでました。俺の体が、ボロボロに……。まであります。しかし、教養について調べていくと、その側面はわりと大きいのでは? という考えに到達したのです。
 当然、教養の効能というのはそこが終点ではない、一側面にすぎません。教養を得れば、大局観とか、深い洞察力とか人間的魅力とかが得られる。そういうのが世間一般の教養イメージで、大体合ってもいます。
 が、しかしやはり側面としてはマウント取りたい欲が存在する、と私は勝手に憶測ぶっぱします。でなければ、教養としてのなになに、という題目の本の乱立に対する合理的な解釈が浮かばないからです。お前ら、教養ってこととして、新参を加入させる名目でマウントとって気持ちよくなりたいんだろ! ってなっちゃいます。知って欲しいだけなら「教養」という言葉を使わなくても出来るのでは? 基礎知識とかでええやんと。だからこそ、そこに「教養」とつけるのには、マウントを取りたい欲しかないからでは、と。得られるものがありますよ、私の優越感なんかがね! という気持ちじゃないのかなどと、その気になっている俺の姿はお笑いだったぜ。

ということで、ここで「教養」についてのこの項シリーズでの指針

 今回の項シリーズは、基本として愚かな自己逃避に! という面が強いのですが、そこに一定の役割として、「教養」をあしらう、という形を取ります。素地の段階で、相手にマウント取りたい欲で構成されている、という地点にあえて立つ所存なのです。これを読んで精神的優位に! という立ち位置ですね。
 とはいえ、「教養」と謳うからには、やはりこれを読んで精神的な畜養を、という面も持ってはいるかと思います。相手に優位に立つのですから、その分畜養される、という見方は若干以上に穿っているかもですけれど、それでも何か得るものが、そして活かせるものがある、というのは大事にすべき建前です。今更建前を出して来てどうする!? ではありますが、「教養」が役に立つならそこしかない、という部分があるという勘が、そうさせたと思っていただきたい。つまり、か、勘で動いている!? です。そこは大事。

だからこそ、教養としてのまんがタイムきらら系漫画

 ということで、きらら漫画をそこそこ読んできた者だからこそ、無謀なる挑戦ですが、まんがタイムきらら系漫画を教養として読む、という城を建てられるのでは? そういう試みをだらだらとやっていこうかと思います。果たして本当にそんなことは可能なのか? まあやってみんとね。
 ということで完全に私の胸先三寸で、これは「教養」! とのたまっていきたいと思います。すぐやる気をなくす可能性もありますが、その時はまあ、感じ感じということで処理したいと思います。
 見切り発車感のある項シリーズですが、次回はそんなに遠くない時期に。具体的には今日買ってきた資料という名の積読を崩してからになるかと思います。そんなに遠くない時期に。大事なので二度連ねました。そんなに遠くない時期に。これで三度だ。
 とりあえず、予告先発しておきますと、きらら、と言えば出てくる率が恐らく最も高い、現在漫画の方は新規シリーズやっているあれを絡めたネタとしてお送りいたします。いたしまーす。んがぐぐ。