スパロボ30日記 八十二回

【Switch】スーパーロボット大戦30

この項について

 超久しぶりです。格ゲーに前のめりだったので、実際スパロボ30する時間が取れなかったのです。
 そののめりも少し退潮したので、また暫くスパロボ30モリモリタイムとまいりたいとこです。
 前回がシンカリオンのとMJPの最終回なとこでしたので、あとはポセイダルしか残ってねえ。その後はクエスターズなんだろうなあ、となりつつ、ポセイダル最終決戦にいってみましょう。

第八十二回

ポセイダル軍との最終決戦

  • 初手から戦闘の展開。インターミッションなしなの珍しい。
    • ミツバさんはひとまず話し合いの方向にしようとするが、当然突っぱねられる。まあ、ここまできて和平するわきゃねえか。
  • で、敵の数はそこそこからスタート。だけどほぼネームドがいない。ギワザのとこでだいぶ減ってたし、ギャブレーとか仲間にもなったし、だったのもあるか。にしても二人は少なくねえか?
    • 雑魚も強化された機体で来られるが、こっちの火力も高くなっているので、鎧袖一触。ネームドは流石に一撃では倒せないですが、なら二撃すればいいのよ! の精神でぶっ叩きました。大体二撃で沈黙も相当あれですな……。火力偏重……。
  • 敵の数を減らすと、ダバがオリビーがポセイダルの位置がわかる! というので中央突貫してポセイダルのとこへ。
    • 幕間として、フル・フラットがポセイダルと悶着してた。もう出る人物が少ないから、ということか。ここで出ないと後の出番無さそうだもんな。
      • そして、一応前振りはしてたけど、こうも人減りすぎたら、消去法でそうなるよな、のオルドナ・ポセイダル本人登場。そうです、アマンダラ・カマンダラです。
  • さらに一悶着あり、フル・フラットはそこで死亡。わりと言うこと言ってお亡くなりに。意外としぶといな、とか思ったのは秘密。
    • なんのかんのポセイダルアレな人ですな。自分を愛した女を影武者にするし。更に神になるって言い出すし。典型的な負けフラグやないか。
  • で、オージと強化ヘビーメタルが湧いてくる。オリジナル・オージェ、つまりオージ! 分かりやすいようなにくいような。
    • 「ならばつまらなくしてやる」だ!! 「ならばつまらなくしてやる」じゃないか!!
      • いい言い回しなので、頭に残っているんですよ、「ならばつまらなくしてやる」。
    • 強化ヘビーメタルは、無人機ですが、2回行動持ち。オージも若くなったポセイダルが2回行動持ち。ここまではまあいい。それくらいはないと張り合いがない。
      • しかし、オージがバイオリレーションで、ダメージがほとんど通らない! 10分の1か!? ザガート案件でもまだマシだったぞ! しかもダイレクトアタックも効かない! うせやろ!?
        • と思ってたらある程度減らすと影武者ポセイダルの人がバイオリレーション装置を停めてくれました。そうなると、後は火力です。火力の時間です。
          • 自分も死んでしまう、というのにやってくれて助かりました。マジで10分の1ダメージを倒すのかと思ったですよ。
    • オージを倒すと終わっちゃうので、脇のユニット潰してから倒す形。強化ヘビーメタルも、装甲は緩いので、火力で押し切りました。魂FIBCで8万とか出るので、消し飛ばすのは楽。
      • バイオリレーションのなくなったオージは全く手応えなく。セブンで様子見の削りのつもりが半分飛ばしてて、あ、ゆるい、と。なので後は楽に消し飛ばしました。トドメはやっぱダバだよな、というのも楽々にできました。
    • ちなみにポセイダルの支配から抜け出せたオリビーが今回戦線に加わり、カルバリーテンプルに乗ることに。
      • ですが流石に機体がしょぼいので、すぐに戦艦にぶちこみました。戦えるかそんな機体で! そもそもオージ目の前だし! ダバでも逃げるとこですよ!
  • クリア後、バイオリレーション停止のとこで出てきた女王マリア、つまりシャクティのお母さんとシャクティが再会。
    • バイオリレーションシステム、ザンスカールの技術も入れたとかポセイダルが言ってたっけ。お互いの技術を盗みあってたんだな、ザンスカールとポセイダル。
      • その辺が騙し合い感ですが、そもそも、愛人に自分の影武者させて、裏で死の商人してバイオリレーション使って若者から生命力搾取やってた、ってんだから、ポセイダルはヤバいやつでしたね。
        • でも、それを若い力が突き破った、というのはなんかいい話というか、落とし所としていいですね。若いって素晴らしい。
  • ポセイダルの城があれば、ペンタゴナに戻れると分かりダバたちの帰り道はなんとかなった模様。でも、まだクリアまではいてくれるのでありがたい。
    • ダバには何やら決意もある模様です。これはラストとかで明らか案件でしょうね。

8ウェーブの1。

  • 艦内ミッションが溜まってしまっているので、ここで一気にやろう、と決断。貰えるものは貰おう。
    • なので8ウェーブの1から。
  • 特に地形が複雑ではない平面ステージ。これであちこちに湧くので、行軍が難しい。
    • と思ったけど、ある程度部隊分けして、この辺でたら、とかやると楽なとこかもです。比較的中央にも湧くので、右、左、中央、と3部隊くらいに分けるといいかも。敵の改造度もないっぽいので、無双ユニットでフルボッコしやすいかと。
    • それでも中々数が多いので、マップ兵器活用してガシガシ削ったりました。
      • エルガイムmrk-2のマップ兵器、有能です。知ってたけど、更に深く感得致しました。一直線で移動後には撃てないけど、全然問題ない。
        • マップ兵器というと紅蓮特式のも役に立ちました。こっちは範囲狭いけど、移動後に使えるのでやりやすい。範囲の狭さが、むしろ下手に味方を巻き込まない形にもなる。有能です。
  • 敵の顔ぶれは大体雑魚ですが、一応ネームドもいます。ルペとかハッシャとか。手強い系でゾルタンとかもいるぞ!
    • でも改造度低いと言うかノー改造なので、ちょっと火力を押し付けると溶けます。なので、あ! ネームドだ! と思ってたら倒している場面が散見されました。やっぱり改造って偉大です。
  • ここでエルがスーパーエースに。300体とは倒したなあ。まあ、イカルガもマップ兵器あって、使いやすいから当然ですが。

8ウェーブの2もします。

  • 敵が弱いので、撃墜数稼ぎとしゃれこみます。次のスーパーエース候補にガンガン倒させる。
    • とはいえ、基本成れるなら全員、ということで、特に考えなしに、使うやつを絞らず手あたり次第にボコスカしてました。
      • このステージでは中央に布陣しておくと大体対処可能。面倒な移動が少なくて助かる。いきなり囲まれることもありますが、改造度のない敵など、フル改造の味方機の前では物の数ではありません。
        • 8ウェーブ目の目玉がドッゴーラですが、改造度低いというかないので、あっという間に叩き潰してました。え? 並んでたインベーダー? ダバのバスターランチャー最大出力で平らです。
    • ダバのマップ兵器も強いです。他のマップ兵器とは火力が違うので、ずるいのでは? まで。射程も長いいし、ずるいのでは? まあダバだからしょうがない。
  • この8waveミッション、そこそこだけど稼げるですな。マップ兵器で倒しやすいから、幸運とか祝福とか絡めれば、いけるのでは?
    • ただ、8ウェーブもあると中々時間を食う。見合う功績はあるけど、サクッとしたい時には向かないな。
      • やる時は気合入れないといけませんよ。本当に時間かかります。これ、10ウェーブだとどうなるんだこれ。

とか言いつつ8ウェーブの3も。

  • ここは8ウェーブの大盤振る舞いって感じで、とりあえず敵がもりもりいるところでした。わさわさ降って沸き過ぎなんだよ!
    • ここはもう、と割り切ってマップ兵器でもりもり倒してました。その倒すのが間に合わないとこは、無双機でぶっ潰すという、分かりやすい構図に。
      • 敵ターンに湧かせて突貫してくるのを倒していく、というのがわりと時間短縮に必要ですね。無双させてバッタバッタするのです。
      • マジンカイザーとスコープドックがこのミッションでは無双機でした。マジンカイザーはダメージ通らないし、スコープドックは当たらない。
        • マジンカイザーは基本的に火力が高いので、光子力ビームで触れる敵を滅する形に。HPが多い相手はファイヤーブラスターで滅する。とにかく滅するやつになってました。
        • スコープドックの方はキリコがクリティカル時火力アップがあり、クリティカルしやすいよう強化パーツから技量からテコ入れしたので、クリティカル率100%で雑魚を蹴散らし、ネームドを蹴散らし、戦艦を蹴散らしました。
          • ほとんどアームパンチだけで押し通ろうとするので、見栄え的にヘヴィマシンガンとか弾撃たせて見てました。気持ちよい無双でした。
    • 途中、雑魚オールスターで出てきた時は変な笑いになりました。8ウェーブ最後だから、大盤振る舞いするよ! ってことですね分かります。
      • まあ、雑魚なのでマジンカイザーの前では塵芥でしたが。本当に当たっては落ちていく、をされてなんか申し訳ない気分にすらなりました。すまない。なんか強くてすまない……。

改造関係

  • 改造はメインの武装改造をちまちまと。8ウェーブ巡りでかなり資金を得たので、メインメンバーの武装は大体13辺りまで。
    • 平均的に上げるので、中々最大にはなりませんが、そろそろ資金が余り始めそうな雰囲気。それまでに最大値まで上げれるかなあ。
  • スキルは紅蓮特式にダッシュEXと先制行動を。機動力が格段に伸びました。
    • 8ウェーブでシャドウ丸が走り回ったおかげで、だいぶPPが溜まりました。他のやつにアタッカー付けるのも出来ますね。
  • AOSは、強化パーツの為に貯めの時間。20000は結構溜まるまで時間かかりますな。

今回はここまで

 ポセイダルを潰したので、とうとうクエスターズと最終決戦って感じです。でも、まだ終わりそうな気がしないというか、DBDとかが終わってないので、どうなるんだろうそこ。
 まあ、その前に艦内ミッション全部終わらせるのがあるんで、次回はそこからですね。と書いて締め。

 スパロボ30特選ユニット語り 第七回

【Switch】スーパーロボット大戦30

この項について

 『スーパーロボット大戦30』の好みのユニットについてのんべんだらりと語っていくコーナーとなっています。ガチガチで強い! というのもやりますが、趣味で使っているのもやっていきます。ちなみに期間が開きましたが、格ゲー遊ぶの楽し過ぎたのでしょうがない。だいぶ遊んだのでちょっと小休止いれたら今度はスパロボが面白いので、またプレイ雑記を書いていきたいですね。
 さておき、実際問題クソ強えユニットを語るのもいいんですが、それよりちょい弱いけど、運用次第ではかなり伸び代があるユニットもあり、それはそれで趣味に合えば十分使って楽しいがあります。それを語るのも楽しいのです。
 で、前回*1前々回*2はその領域でしたが、今回はガチと趣味の間みたいな、つまり趣味且つガチで使っているユニットについて、語らっていきたいと思います。
 それではいってみましょう。

第七回 紅蓮特式&カレン

開幕駄弁り

 今回語るのは、コードギアスから紅蓮特式及びカレンさんです。
 スパロボ30でのコードギアス組は比較的に添え物感が強く、わりと早い段階で大ネタが終わってしまう為、特に意識しないとほぼ育てなくてもよいラインになってしまうというのがあります。
 強制出撃がそんなないので、意識せず育ってないまま進んでいった方も多かったのではないでしょうか。
 その中で私が紅蓮特式及びカレンさんを育てて使っていたのは、2Zでメインに使っていたから、というのが理由です。
 では、その2Zで使っていたのは? これは扱いやすかったから、という理由に落ち着きます。回避系ながら十分以上の火力があったので、重宝したのです。それもわりと初期からいたので、それも含めての贔屓ユニットでした。
 ところ変わってスパロボ30でも、わりと早めに登場してくれます。他のニ機、月虹影帥とランスロットの登場より早いので、コードギアス組の試金石という感じを出していました。特式なのでこれ以上の追加はないですが、逆に言うと初っ端から本気モードなので、扱いにすぐ知悉できる、とも言えます。
 ここで何いきなり話しかけてるわけ? しますが、自分はそれなりに古くからスパロボやっている民なので、高機動力と高回避と高火力のユニットにはお世話になりました。
 特に第四次スパロボ無印のビルバインがそれで、あの頃のスパロボの無双イメージといえば、ビルバインがど真ん中です。
 そこの面、高機動高回避高火力、が紅蓮特式は似た感じであり、なので好きだったりします。切り込んで回避しつつなます斬りにする。まさしく無法の動きです。
 ランスロットでもいいじゃないのか? 
 そう思われる方もおられましょう。この点については、加入時期が少し遅くて枠がなかったのもありますが、ここはあえて紅蓮特式、というこだわりもあるのです。たぶんランスロットのが強いでしょうが、紅蓮特式が好きなの! カレンさんが好きなの! スザクはぶっちゃけどうでもいいの! OPPAIないし!(お?)
 欲望が駄々漏れなのはさておき、使いたいから使う。そういう最もプリミティブな感覚で使っています。僕が一番紅蓮特式を扱えるんだ!
 ……次にいきましょう。

基本性能

 HP低め装甲薄めで運動性高め。サイズも最小で回避向きの機体性能です。コードギアスの機体、ナイトメアフレームは基本回避向きなので、どれでもそうなるのですが、それはさておき、紅蓮特式の利点は遠近マップ兵器と揃っている武装です。月虹影帥が遠距離向き、ランスロットが近距離向き、と言う中で折衷案のようなのが紅蓮特式なのです。特にカスタムボーナスの輻射波動の火力アップとマップ兵器の追加により、近距離に潜り込みつつマップ兵器で削りつつ遠距離も対応可能というユーティリティプレイヤーっぷりを見せてくれます。
 基本回避系ですが、輻射障壁と鉄壁を合わせて耐久性もそれなりに高い、という面も。極持ちとかに有用でしょう。

武装ピックアップ

試製一號熱斬刀

 基礎射程3のP武器。威力のわりに消費ENが少なく、なので基本の武装として使いやすい。
 紅蓮特式はEN消費にテコ入れを、改造や強化パーツをすることの多い機体なので、その影響で自然と消費が抑えられ、更に使いやすくなります。初期の気力溜まるまでの繋ぎ以上に使える武装である。

輻射波動(遠距離)

 射程は基礎6と中距離くらいですが、それでも接近する近接系としては十分。消費ENはそこそこあり、また必要気力もありますが、カレンのエースボーナスのおかげで戦闘初っ端から使えるようになるので、気力はあまり気になりません。
 マップ兵器版もカスタムボーナスで追加されます。P武器のマップ兵器なので、範囲は狭いながらもかなり使いやすいマップ兵器です。ENテコ入れしていれば通常の攻撃の代わりに使えるくらいです。

輻射波動

 紅蓮特式の決め技。射程は基礎値2なのでだいぶ寄る必要がありますが、機動力の高い紅蓮特式なのでそこまで気にならないのが強みです。
 命中補正とクリティカル補正も高く普段使いにしたいくらいだが、やはりEN消費が多い。なのでガチガチにEN関係を強化して無理やりすれば普段使いも良いかと。
 バリア貫通とサイズ差補正無視持ちなのも、地味に有用。近接に影響のあるバリア系は多くないですが、あるとわりと困るのであるとここぞで便利です。

カレンのステータス

 近接向きのステータス。特に格闘が高く、スーパー系か、まであります。回避もあるのでマジで飛び込んで無双しろって言っているステータスと言えます。
 精神コマンドは、集中や閃きがないので不屈や鉄壁を使う形になりやすいのがポイント。基本的に回避しやすいステータスですが、それでも当たる時はあるので、輻射障壁と合わせると強い鉄壁連打は場面によっては必須かも。それと、魂の消費も45と少なめなのもポイント。打撃力の鬼です。
 エースボーナスはマップ開幕から気力+20とEXc+1。いきなり輻射波動が使えるし、輻射障壁も発動出来る。紅蓮特式の特性と噛み合っていて、便利なエースボーナスと言えます。

スキルの考え

 素で闘争心持ちなのと、エースボーナスの気力+があるので、そちらにPPをかけなくてもいいのが楽。それでも闘争心はあると便利なのでEXまで上げるのは基本ですが。
 気力がすぐ上がるので、見切りをつけたい。ガードは初っ端から3まであるので、わざわざEXにしなくてもいいかも。食らう方だと割り切ればEXありですが。
 サイズ差補正無視はわりと必要。サイズ最小なので、火力面のテコ入れとして必須級。
 Eセーブも、EN使う機体なので最大が欲しい。機体の段階ボーナスのEN消費軽減も合わせたいところ。
 細いとこでは、ExCボーナスもいいかも。エースボーナスと、ドライストレーガーのバフであっという間に7とか溜まるので、更に扱い易くなりますから。
 そして、飛び込むタイプなので、移動力の上がるダッシュや先制行動なども良い相性となります。

強化パーツの考え

 紅蓮特式の性能からすると、敵中央に突進してザクザクする、が理想ムーブ。とはいえ集中や閃きがないので、集中攻撃を喰らうとやや面倒。連続ターゲット補正もあるゲームなので、運動性バフしても限界はある。
 ここをどうとるか、で戦い方が変わります。
 僚機として似た性能のユニットと一緒に突撃し的を散らす形にしたりするなら、素直に運動性の上がる強化パーツでいい。
 単騎で突っ込むなら、回避重視なら連タ補正を無視する強化パーツなどつける手もあるし、防御性能を上げて輻射障壁の無効化を軸にする為に装甲系とEN向上するのもあり。
 あるいはフルカウンターつけて火力向上させるのを配するのもまた、一つ案です。かよう、いろいろ考えられます。
 ただ、どちらにせよ敵陣営に飛び込む為の移動力は欲しい。スキルで補うか、強化パーツで補うか、あるいはその両方かも。ここは好みでしょうね。ちなみにどうでもいいですが私はどっちもつける派です。

基本運用

 性能としては敵陣に飛び込むタイプな紅蓮特式ですが、カレンの精神コマンドの関係で回避しまくる、という運用がややしにくい。勿論、運動性改造と強化パーツのテコ入れをすれば十分回避してくれますので、そっち方面に全フリするのも手。
 しかし、個人的には使いやすいP武器型マップ兵器をフル活用する運用を提案したいです。
 エースボーナスとEcXボーナス、それにドライストレーガーのAOS効果があれば、すぐにマルチアクションでモリモリ行動が可能で、そこにマップ兵器を組み合わせれば、数が多い敵でも問題なく切り崩せます。
 ENテコ入れすれば補給なしでもかなり暴れ回れるますし、囲まれる可能性を減らすことにもなるので、これを見据えた強化をするのも、実際ありなのでは? と思うのです。普段使いのままより映えるのではないかと。
 精神コマンド魂の消費SPが少ないのもあり、上手くSPを回復する手段があれば、まさに無双の動きが出来るのです。

また駄弁り

 紅蓮特式、超火力系の中にあると映えませんが、実はきっちり大火力系なので、単なる回避系として扱うのは惜しいとこがあります。特にマップ兵器の使い易さはサイフラッシュよりあるのでは? とも。これは真に利点なので、推していきます。
 というか、紅蓮特式、スーパー系というか、案外パワーで押すタイプだな、というのが現在の評価です。防御性能もあるし、ガード持ちだし、なので回避もできつつ食らうのも耐えられる。いいとこ取り感ありますね。
 ただ、サイズ最小だし装甲薄めなので、回避育てる方が比較的穏当な方針って言ったらそうです。あえて食らう方も考慮に入れるのは、かなり遊びが過ぎるでしょう。でも、ゲームなんだから遊ばな。と言われるとそれもまたそうではあります。
 なので、紅蓮特式の使い方でこのゲームの遊び方が、その人にはどういう向きなのか知れる、という側面もあるかなあ。などと思ってみたりしつつ、今回はここでおしまいです。では、またの機会に。

 (多分ネタバレありの)アニメ映画『ゆるキャン△』の良さについて語れる分だけ

大体の内容

 そりゃもう、『ゆるキャン△』アニメ映画見てきたわけですが、あまりに期待し過ぎてもう無茶苦茶駄目映画ならいいのに! という錯乱を、映画館の中で上映を待ちながらするくらいだったのですが、蓋をオープンしたらマジ名作じゃないですかモーターヤッター! だったので、どこがどう良かったかについて言語化して楽しもうと思います。

どこがどう良かったかについて その1 ちゃんと大人になっている意味がある話である

 今回の映画、話が原作より未来に跳躍し、そこで大人になった5人を見ていく、という側面があります。ここは、なンで大人にしたのよーッ! と、なンでエレクチオンしないのーッ! レベルの怨嗟はあるのは全然理解出来ますし、自分としてもそこはかなりのハードルだぞ、だったんですが、始まってみればちゃんと大人になった意味がある、という仕様となっております。
 それは、5人娘がきっちり大人になり、自分の仕事をしているというのが折々に挟まれ、それが有機的に話に寄与している、という形で示されます。この辺りの仕事と、今回のミッションであるキャンプ場作る話がきちんと互いに関与していて、この辺の無駄のなさには舌を巻きました。あおいさんの仕事の関係から、遊具を手に入れる展開になるのはマジでそこちゃんと使うか! ってなりましたよ。
 この大人になった意味がある、と言う部分は更にお仕事話という側面も持っています。このお仕事話としては、りんさんの出版社仕事としても今回のキャンプ場設立に関わっていたり、その作るのの元プランが大垣が立てた青写真からで、そこの話としてきっちりプレゼンを通す話も描かれたりするのが特に目立ちます。
 お仕事話要素、これは高校生では出来ないことですから、これがちゃんと出来ただけでも、大人になった意味がある、と言って問題ないのです。

補記

 この大人になったから出来た、と言う部分に、まだ青二才だけど任せてくれたんだな、というので仕事の連環というか、持ちつ持たれつである、という話も出て来て、そういう意味でも大人になった意味があるお話になっていたんだな、と印象に残っています。

どこがどう良かったかについて その2 ちゃんと『ゆるキャン△』である点

 皆様方におかれましては、『ゆるキャン△』とはどういう漫画でしょうか。様々あると思いますが、個人的にはやはり肩肘張っていないキャンプ模様が核にあるという印象です。
 その点においても、この映画『ゆるキャン△』はしっかり『ゆるキャン△』しています。数こそ多くはないですが、ちゃんとキャンプして飯も作って、という部分は入っています。
 捻じ込んでいる、という言い方になる人もいるかと思いますし、それについては、あ、理解可能。ではあります。でもそこはちゃんとテストとしてそこから色々フィードバックがあった、というのできっちり意味を持たせているので、捻じ込むにしてもきっちり意味のある捻じ込みでありました。
 それ以外で『ゆるキャン△』を象徴するのはSNSというかLINE的なやつの使い方。今回の『ゆるキャン△』映画でも、そこが発信源となって、話は推移していきます。そしてやはり効果的な使われ方をしていて、そこで繋がる、というのが『ゆるキャン△』だなあ、という印象が持てました。
 そういう意味では、ここぞはちゃんと『ゆるキャン△』だったな、というのが個人的な結論になります。

どこがどう良かったかについて その3 ストーリーラインの無駄のないタイトなつくり

 今回の映画『ゆるキャン△』は映画です。普通のアニメ放映と違って、話として一つは核になる話がないと、しっかりとした映画と言う感じにはならないのが、定説といったところでしょう。特に元々の『ゆるキャン△』は話の軸、ストーリーラインというものが明確にある話ではないので、そこについてこの映画『ゆるキャン△』はどうしてくるか、キャンプ場作るがちゃんと核になるのか、と見る前は散々っぱら不安と期待のダブルアタックだー! という状態だったのですが、それはちゃんとしていたので、不安は杞憂でした。
 で、このストーリーライン、非常に融通無碍にみえて、タイトな仕様となっております。お話として成立させる建前があるので、一回波乱があったりしますが、その波乱要素が進行する中でもタイトに色々起こります。そしてそれが、キャンプ場を作る、という点にもう一段のゲインを生じさせ、話が大きく転回することとなります。
 ちゃんと2時間の映画とする為に核をきっちりしつつ、周りの枝葉も核に回帰する形をとる。あるいは遊具の件だったり、あるいはりんさんの仕事の見つめ直しだったり。それがちゃんと核を基点にしているので、話がブレないんですよ。このストーリーはマジいい仕事だった。と褒めますよ。声高らかに。

どこがどう良かったかについて その4 泣き芝居なんていらないんだよ夏

 今回の『ゆるキャン△』映画の波乱要素のところで、あおいさんの仕事関係で湿っぽい展開になりそうになる場面があります。あおいさんのお仕事が学校の先生なので、それに関係したことなのですが、しかし、ここでこの映画は泣き芝居なんてさせません。
 泣きが入る可能性は確かにありましたが、そこはあおいさんが嘘やでー、で混ぜっ返し、聞いていた大垣がダイレクトアタックして泣きの雰囲気をかき消していました。あるいは、ちょっと泣いてたのかもですが、そういう芝居はなかったのです。
 そもそも、そのシーンは雨が降っていたので、涙はその雨が代用だ、と言わんばかりだったのが個人的には好印象です。ここで泣き芝居をしない、というのは『ゆるキャン△』だからこそ、涙は要らないのだなあ、と勝手な解釈をしたのでありました。

どこがどう良かったかについて その5 細かすぎて伝わらないタイプの細かいこだわり

 この映画、非常に細かいところで細かすぎるこだわりが結構あります。個人的に気づいたのはりんさんが枝をのこぎりで切るとこ。途中で切り方を教わるんですが、その教わる前と後で、確かにのこぎりの使い方が変わっているんですよ。のこぎりは引く時に切る工具なので、その引く、というとこをちゃんとやっているんですよ。正直微差なんですが、そこは油断なくやっていこう、という細かいこだわり具合を感じました。
 他には最初のシークエンスで、りんさんがキャンプ地予定の場所を早朝に歩いてみる、というとこの、じりじりと明るくなっていっているとことか、細かすぎるので勘違いかもしれないレベルで細かく、少しずつ明るくなって、最後日の出で一気に、というのをしていました。勘違いかもしれないんですが、たぶん俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

どこがどう良かったかについて その6 劇伴の圧倒的パワー

 『ゆるキャン△』の劇伴、BGMはTV版でもいつも効果的でしたが、映画になってそれは際限なくパワーアップ! もうこのアニメの盛り上がりは劇伴が作っていると言っても過言ではないレベルで、非常に効果的に音の出入りがある状態になっていました。
 映像から逆算して曲作っているか、合わせる予定で映像の時間を決めているんでしょうけど、マジ効果的過ぎて君は劇伴アニメだな! ってせがさん口調になるのもしょうがないレベル。ぴったしに劇伴が決まっています。正直、この劇伴の上げ下げを味わうためにスクリーンで見るのが正解! と言ってしまえます。後半慣れてくると、あまりに劇伴が展開に合わせすぎているのでこの劇伴の展開からはここで溜めて、くるな? って理解する謎の逆算をしてました。ある意味では欠点かもしれない(?)。

どこがどう良かったかについて その7 お仕事している君は美しい

 とりあえず大垣が可愛すぎるんですよ。開幕から勢いで飛ばしていくけどちゃんと配慮もあったり、自分が率先して裏方の面倒臭いところをやっていたり、波乱要素で曇るとこでもそこを隠さずちゃんと話は通していたり、波乱要素から一転攻勢のとこでの行動だったりと、大垣ゲーか。という様態をしていました。
 他の4人もそれぞれお仕事をしているとこがちゃんと描かれているのも、お仕事話として立ち上がっていますが、大垣はその中でもこの話の核と深いつながりがあるので、余計に仕事している感と、それゆえに美しいという感覚がありました。
 この辺の、なんのかんのきっちりと段取りは付けるとことか、野クルの頃から変わってないんだな、という地続きさを感じるとこでもあります。大垣が大垣している……。
 他の4人も、成長した姿である、というのがちゃんと仕事ぶりから感じらます。大垣がメインストーリーと近い、あとりんさんも、なので、そこが目立ちますが、例えばなでしこさんの仕事ぶりとかもちゃんとしていて、印象に残ります。アウトドア用品店の社員として話の大筋と直接的に関係しないとこですが、その後に心情理解に繋がる点でもあるので、そのくだりはありですね。

どこがどう良かったかについて その8 隙があれば入れてくるギャグな要素

 『ゆるキャン△』にあって欠けざるものとして、ギャグ、コメディ要素があります。元々明確にモリモリ入れられてはいませんが、しかし細かいところでコメディタッチとして出されるそれは、『ゆるキャン△』のアイデンティティと言っていいでしょう。
 映画の方もその辺はきっちりされております。隙があれば、きっちりそうした要素をいれてくるとこは、やはりこのアニメスタッフは信頼できるな、と思わせるに足るものです。
 映画で一番コメディの要素だったのが某ロボ激似のじゃんけんロボですが、これの十重二十重の扱い方は熟練の域です。あfろ先生エミュレートのレベルがダンチと言ってもいいでしょう。

それではまとめ

 キャンプ場作りを一つの核として、それに直接的、間接的に寄与する話をきっちり描いていく、というある種王道という作りのストーリーが見所。大人になった5人が見れるのもありますが、大人になったという点はマイナスにも振れかねない。しかし、そこがちゃんと意味ある作りとなっているので、個人的には全然オッケーでした。
 ぶっちゃけ、もっとダラダラした映画になるかと思ってましたが、きっちりタイトに作りこまれている内容で、この作品のファンだからこそ、大人になった、をこういう形として落とし込んできた点には脱帽です。
 ここまで書いて、特に惜しむらくがないので、私としては100満点中5000点くらいの作品です。こんな素晴らしい作品を、ありがとう制作陣! と書いて終わりとします。

 ネタバレ?感想 優しい内臓  『死神ドットコム』1巻

死神ドットコム 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
死神ドットコム 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容「ある不幸でダメな出会い」。死神メルメルはうだつの上がらない死神。今日も契約の為に人間に出会う。その人間、東京霊(とうきょうたま)は駄目でクズで、魂の代わりに求めたその願いは借金返済。それも1000万! ということを契約した後に持ち出されるメルメルの明日はどぶ色になっていく。そういう漫画です。
 この漫画、というかとにかくタマさんの駄目っぷりが凄まじく、金が入れば飲むし馬券買うしパチですスるしで金を貯めるという思考がなく、なので当然水道光熱費は払えない。家賃は大家さんに対してその興を買えば無料になるので猫の真似とか全くノーチュウチョでやる。その金でまたギャンブル。
 正直まだ生きているのが不思議というか、泡商売に行ってないのが不思議すぎるレベルです。
 一応OLしていて、定期的な賃金はある模様ですが、この駄目っぷりで仕事が出来ているのか全く不明な点がきついです。後輩のOLさん(タマガチ勢)が先輩先輩、って言っているのでまだ先輩ではあるから職はあるんだろうな、くらいのものなので、元先輩だったりする可能性もしっかりあるから困ります。それくらいにはこいつ、ヤバイ! って感じなタマさんはヤバいです。
 そのバディみたいになってしまったメルメルさんも、仕事は駄目だ、くらいだったのがあっと言う間に朱に交わって真っ赤っ赤になってしまいます、更にタマさんとのヒモ状態にもなっているので、こっちもこっちで駄目だ! と。話が進むといつの間にか自販機の周りに落ちている小銭を漁る手管とか覚えてて、マジで真っ赤っ赤です。赤すぎる!
 そんな二人に、ヤバい大家とヤバい後輩がちまちま絡んできて、こいつら全員駄目だな! ってなる漫画なのです。とはいえ、その駄目さがあまりに常軌を逸しているので、一周半くらい回ってきっちりコントになっているのがこの漫画の凄い所で、笑いに落とし込めないともう落とすとこないですよ! というギリギリのラインを攻めてきます。
 個人的にもっとも攻めてたのは海回ですね。普通に水着でうぇーい! ってなる漫画ではないので、いきなりバンに乗せられて取り立て屋が一緒にいる、ついでにベタなグルグル巻きになったドナドナ状態から入っていて、終わったな……。って絵がお送りされます。勿論そういう話でもないのですが、そうなってもおかしくないからこの漫画はヤバいです。実際、最初見た時本当に終わったな……。ってなりましたよ。そうなるわな、って。
 とはいえ、そうはならなかった海回は、ヤバいプライベートビーチで接待、というだけの話でしたが、これが特に性的なやつではなかったりします。そういうの、つまり泡とかの方に向かわされないの、タマさんがなんかそっちの方でしでかしたのではないか? と考えてしまいます。
 この手の借金で手っ取り早いのは沈める方だろうに、なんでそっちしてないのか、というのが謎過ぎますんですよ。それだけ高給取りの仕事をしているのか、あるいは相当のことをしでかしたかしかないですよ。ここまでくると。
 その辺が、特にタマさんの仕事がクローズアップされる回はくるのか。その辺は気になります。どういう仕事をどういう仕事ぶりでやっているのやら。
 さておき。
 この漫画の恐ろしい所は、そういう駄目さをなんとかギリ笑いに向かせるという手管もですが、この巻最後のページでヒュッ……とされるところでしょう。ある意味、メルメルさんの仕事はそれであるから、当然最終的にはそうなるんだけど、そこをグダグダなまでに一緒にいたせいでちゃんと出来るのか? と問われると、メルメルさんはどう答えを出すのか。としか言いようがありません。
 そもそも借金が返せるか、という地点はさておき、そこを忘れていた読者にきっちり提示してくるの、マジ卓越です。このヒュッ……ってされただけでこの漫画を最後まで追う覚悟が出来ました。長くなっても短くても、最後まで付き合うぜ。
 とかなんとか。

 まんがタイムきららチェックポイント(2022年6月号)

まんがタイムきらら 2022年6月号 [雑誌]

先に総評

 皆さん、知っていますか! 春日沙生『おねロリキャバクラ』が連載を始めたことを! と黒岩知事っぽい言い回しをしたくなるくらい、おねキャバが始まっただけで要注目な号となりました。相変わらず春日沙生先生の描くロリは凶悪なかわいらしさですが、そこに対して妥協することなく更に魅せつけよう、と突き進んでくる様はおねロリ新興の大号令と言った趣で、きららでガチ勢がガチをするとヤバイのになるな、というのを見せつける感じでありました。
 今回の号は休載がほぼなく、きらら完全体というのを久しぶりに魅せつけてきますが、しかしだいぶ昔と変わったなあ、という感想がもりっと出ます。それなりの歴できらら読んでますが、こうも時代が変わった、と言うのを感じたのは初めてかもしれません。それくらい、がっつり変わっている。それが現在のきららの姿と言うべきでしょうか。そうだ、変わっていけ……。
 とかなんとか。

個別チェック三連弾

  • かきふらいけいおん! Shuffle』
    • 適当に街を流していた真帆さんが目にしたのはリサさん、と共にいる楓さん! 楓さんガチ勢の真帆さんとしては、リサさんに、ユダめ!! ってなる展開。そのままつけていく真帆さんが愉快でした。でも、なんでつけてんだろ、と冷静になって、んだけどやっぱりそこを引っ張っちゃう辺りが真帆さんだなあ、でありました。やはりガチ勢はこじらしてないと駄目ですよね。オチはまあそうよね、でしたがちゃんと着地してよかったよかった。
  • 春日沙生『おねロリキャバクラ』
    • 祝、連載化! 川島さんがおねロリキャバクラに行けなくて衰弱していく描写で図らずも笑ってしまうという。そんなにおねロリキャバクラが好きなったのか、川島楓。ってなりました。というか、ソファにちょこん、と座っているさまなどは凛ちゃんより年下? まであるちょこん具合で、色んな意味でこの漫画大丈夫かなあ、という感想がもりっとでてしまいます。膝枕とか、ロリにしてもらうって……。川島さんがロリにずぶずぶになっていったらどうなることやら。
  • 西畑けい『きもちわるい君がすき』
    • あなたの作ったそれを、冷凍庫で維持する、という中々の気持ち悪さをぶちかましてくるこの漫画Daisuke……。一応雪だるまですが、それでもあなたの綺麗にした雪だるまをずっと持っているのだ、という心が余裕を生み出すのかなあ。なんの余裕なのか分からないし、バレたらヤバそうだしで、そこをメンタルの主軸にするのはあかんのでは、ですがそういう漫画だからこれ!

今号のみくるん『はなまるスキップ』

 良い話に、着地した、だと……!? というくらいにはるさんの答辞が見事で、美しく、俺はこの漫画をどうしてネタ漫画として読んでいたのか……! ってなりましたが、今までの所業を思い出して、今更どの面下げてだよ!? ってなるので、流石の『はなまるスキップ』でした。
 後は、最終回がどうなるか。たぶんこうやってきたからまたいい話なんて可能性はゼロで、ぶっ飛ばしてくると思います。それは後で気を付けて読みたいと思います。

今号のワンワード

  • ちょぼらうにょぽみ『探偵夢宮さくらの完全敗北』から

私と…付き合ってください!!!

  • 言ったー!! でもこれはちょっとどうなるか想像がつかん。この漫画は大体無茶苦茶だから、無茶苦茶にはなるんだろうけど、無茶苦茶ゆえに読めぬ。この海のリハクの目をもってしても!

 ネタバレ?感想 柊ゆたか 『新米姉妹のふたりごはん』10巻

新米姉妹のふたりごはん10 (電撃コミックスNEXT)
新米姉妹のふたりごはん10 (電撃コミックスNEXT)

 大体の内容「姉妹の歩みは変わっていく」。今は同じ道だけど、いつかは違う道をそれぞれ歩いていくんだ。そういう提示が、しかしネガティブではなく描かれるのが、『新米姉妹のふたりごはん』なのです。
 親の再婚により姉妹となったあやりさんとサチさん。今までは一緒に居られた二人ですが、いずれその道が分かたれる、というのが今回の巻で明示されます。あやりさんが食の方面に、サチさんが写真の方面に、それぞれ方向を定めつつある、というのも見られるようになり、いつかは分かれてしまう、という別離の予兆が、じりじりと前面に押し出されてまいりました。
 そこがわりとしっかりと明示されるのが、サチさんのお父さんの手伝いに、春休みに来ないか? という話。当然、二人で行くつもりだったあやりさんとサチさんですが、あやりさんは受けたい料理教室がある、という形に。分かれの暗示です。
 ここで、あやりさんはサチさんと一緒に行きたい、という部分を押し出そうとします。しかし、サチさんが、あやりさんがしたいことを止めたりしない、と大人発言。分かれることが、ここで確実にいつか来る未来として形を成した瞬間でした。
 そして、実際に分かれ分かれとなるあやりさんとサチさん。当然、あやりさんはいつものネガティブ状態というか手間のかかる料理モードに突入します。叔母のみのりさんにこれは重症だな、とされますが、そこでみのりさんとあやりさんのお母さんの話がインサートされます。
 なんでも出来ると思っていたあやりさんのお母さんが、実は努力でやっていたのだ、と言うのが分かった時のことがスラッと話され、そしてお互いを思い合うんなら、あんたたちのそれはちゃんとしたもんでしょ? というのをまたスラっと。
 ここで、あやりさんがサチさんに最初に貰ったシュシュを握るシーンが、尊い。ある意味、二人の繋がりの主たるところが、そのシュシュですからね。それを、というのでもう。
 その後の、あやりさんがサチさんとこに合流する回も尊い。分かれても、また一緒になろうと思ったらなれるよ、というサチさんの言葉がこの巻の締めの言葉としては最上級のものでした。尊いの最上級の言葉が欲しいレベルで尊いです。離れて、でもまた会えて。だから何度だって分かれてもまた会える。一回分かれたからこそ、その言葉が出てくる。10巻のテーゼだったそこが、最後にきっちり回収されたので、そりゃもう尊いったらありゃしないんですよ。
 さておき。
 そういうテーゼな部分もありましたが、単体の回でも奮っております。特に絵皿を作る回は白眉というやつで、一応ご飯も作るけど、メインは絵皿を、というものでした。その絵皿作りで、失敗したら、と考えるあやりさんに対して、あやりさんのことを考えて作ってる、とさらっと言えるからサチさんは末恐ろしい。更に交換しない? あやりの作ったの欲しい、ってんだから、最早あやりさん特攻持ってますよね、サチさん。あやりさんも先に耐熱絵皿、サチさんと二人分必要でしょ? って先制はしてましたが、まくりは流石のサチさんでした。やはり特攻持ちは違います。
 さておき。
 10巻となった『新米姉妹のふたりごはん』。そこで、何時かは二人は分かれる、というのが明確化してきました。しかし、それを忌避するのではなく、それであってもまた会おう。と言う方向性にもっていく手つきは、やはり並々ならない。おかげで尊過ぎていかれるかと思いました。あるいは今はいかれているのかもしれません。
 そんなレベルの尊さがあったのが『新米姉妹のふたりごはん』10巻だったと言えるでしょう。

 ネタバレ?感想 船津紳平:他 『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』11巻

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(11) (週刊少年マガジンコミックス)
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(11) (週刊少年マガジンコミックス)

 大体の内容「30周年だぞ金田一・・・・!」
 ということで、『金田一少年の事件簿』30周年記念もあって、10巻で終わったこの漫画も記念リブート! 主だったとこ、連載での部分は大体終わってしまったので、折に触れて復活連載していたお話が今回の主流です。
 それもあって、今回は全体的に焼き直し感というか、犯人たちの存在感がどっかで見た感じ、という風に見えて、正直ちょっと乗り切れませんでした。ゲームの館殺人事件とか、また犯人が自分の過去を一掃出来るものに出会う、というそれどこかで見た事ありませんかねえ! ってやつだったので、この辺りの金田一の苦慮というのを感じずにはいられませんでした。
 そんな中でも楽しめたのが剣持警部の殺人。犯人が高遠の指示で犯行に及ぶ、というまたどっかで見たやつなんですが、その犯人が高遠に信奉をするという形になるのが新鮮でした。
 その信奉が最終的に自分の自殺で事件にかたが付く、という状態に疑問を持たせなかったのが中々面白いかと思います。いや、自殺しちゃあ、剣持警部に罪が被さったか分からんだろ!? なんですが、そこに疑問を持たないくらいに信奉してたってことでしょうか。
 とはいえ実際のところ、犯人のフィジカルの良さを高遠が見抜いていたんだ・・・・! って犯人さんは思ってたりするんですが、その辺は単に高遠が雑だったのでは? という疑惑もあります。
 人がいないとはいえ、真昼の公園から気絶した剣持警部を担いで移送する、というのはフィジカル以前に怪し過ぎて見られたら一発でお縄案件。犯人さんも、これはヤバイって! ってなってました。
 また犯人さんが自分を銃で撃って、というまたフィジカルを信じて・・・・! ってなってる場面も、どう考えても危ない橋というか、運が悪いとショック死する可能性もあるのになんだその計画。という部分もあり、高遠の作戦の良し悪しは全体としては良いんだけど、細かいとこが怪しい、という風になっていました。
 あと、この回では金田一と美雪さんが死にそうな人を見るシークエンスがありますが、もう流石にこいつらは人死にに慣れているのもあって、ガン見してる・・・・って犯人さんに戦かれてて、そこは面白かったです。確かに人が燃え死にしているとこで目を逸らさずガン見、って金田一はともかく美雪さんは目をそらしてもおかしくないのに、ではあります。人死にに慣れ過ぎというか、大体出てくる登場人物の四割くらいが死ぬ漫画なのでしょうがないというか。でも慣れ過ぎです。
 さておき。
 この漫画、今後どうなるのか、というのは微妙なラインです。まだ出ていない犯人もいますが、それらが出る場面をまた短期連載する、というのは流石に無さそうに思えます。この巻も全体としては突き抜けた良さ、あるいは瞬間でネタになる場面があったか、というとわりとおざなりというか、なんとか形にした、という感じを受けます。溜めが足りなかったというか、ネタに出来るネタが無かったというか、とにかく突き抜けていなかったな、と。
 そういう訳なので、全体的に小粒な回が多かった、というのが11巻の総評になるでしょうか。わりと無茶苦茶なことが少なくなったゆえに、小粒になってしまった。金田一のシナリオが少しはちゃんとしてきたから、という部分もあるので、そういう意味では昔の野放図なやつを強引に解釈したのとでは、やはりネタの上げ幅が違ってくるんだなあ、という感想です。もうちょっとちゃんとしてない金田一だったら、またネタとして盛り上がるのではとは思いますが、流石に30年やってるとちゃんとしてくるよな・・・・。
 とかなんとか。