『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第60幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 それとはすなわち。
 ここは増田こうすけ先生のライフワーク、ギャグマンガ日和の感想を一日一話のペースでやっていくところです。書き溜めが溜まらないので、毎度ギリギリでお送りいたしています。これはこれで焦るので楽しいですが、書き溜めはやっぱり心の平穏には必要ですな……。追いかけられる感じが堪らない勢ではないので……。
 さておき、ページ数とコマ数も確認します。今回は少ないページだったので楽でしたが、短い時は短い時で別に子のシークエンスいらなくね? ってなるのでマジ困るところです。いるの!
 と、正気に戻りかつつ、それではいってみましょう。

第60幕 ポジティブアイドル

大体の内容

 アイドル、牛山サキのある日常の話なのだが……。

感想

 前に出た売れないアイドル牛山サキの話。全体的にポジティブにいこう、ポジティブに! というのを借金の取り立てをかますことでえらい空虚じゃありゃせんか。とするある意味でポジティブという概念を殴る回となっています。増田こうすけ先生にどこまでその意図があったかは分かりませんが、ポジティブというにはその生活は限度があるよ! と読者が牛山サキを気の毒に思ってしまうのです。なのでギャグになりきってないというか、ギャグの体裁だけど結構心にくるので、やめろ増田こうすけ先生。そのネタは俺に効く。やめてくれ。と、うちはマダラ状態です。
 今現在ではそういう生臭いネタを上手く処理する手管に長けている増田こうすけ先生ですが、この頃は意外とダイレクトに混ぜてくるのでその辺の辛みが強い。阿部さんネタ最初のやつも最初に変な風刺みたいなものもありましたが、今回はそれより更に生臭く、辛みが強い。やめろー! そんなのデュエルじゃない!
 とはいえ、今後も牛山サキネタは偶にあるので、こういう状況を何とかしたのか、と思うことで溜飲を下げるしかありません。まあ、そのネタの方も辛みが強く且ついかれてたので、そういう星の元に生まれたアイドルなんだよ、牛山サキは。ということにしてオチとする。それで満足するしか、ないじゃないか……。

何ネタ?

 レアネタ牛山サキネタ。確か4つくらいしかエピソードがないので、遊戯王のちょっとしか対応カードがなかったテーマみたいな、そのネタやるんだ……。ってなってしまいます。本当にだが俺はレアだぜ? ってふざけた言葉を出してきてもそうだね。って肯定したいくらいにはレアなので、内容と合わせてなんというネタを見せてくれるんや増田はんは……。って京極さん顔なります。マジこのネタの頃の心は大丈夫だったんだろか。

ページ数とコマ数

  • ページ数:3ページ
    • 低ページの方がギャグマンガ日和は締まる派の私ですので、この回の締まり具合はベリーキュートです。話が某ウシジマ君めいていますが、まさかウシジマと牛山で繋がりが……?(ない)
  • 総コマ数:20コマ
    • 最少6コマで最多は8コマ。でも今回はページ数が少ないので平均は7近くになるのだ! 情報量が少ないとどうしても数値がピーキーになってしまいます。これは低ページネタの弱点ですね。(弱点?)
    • 牛山サキ登場コマ17コマ。ほぼ牛山サキオンステージだったので、当然ですね? むしろマネージャーが1コマいるのが驚きであったり。ころころとかされてないんだ……。されてもたぶん誰も文句言わんだろに……。

過去ログ

まとめ置き場

 『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第59幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 掴もうぜ! すごいボール! ということでギャグマンガ日和感想を、一日一話書いていくところとなります。
 ギャグマンガ日和は素晴らしいです。読めば読むほど味わいが出て、無限に噛めるのでは? まであります。今読んでる辺りがかなり久し振りに、十数年ぶりくらいに読んでいるのもありますが、それでも面白さに陰りがない辺りがこの漫画がいかれた漫画である理由と言えましょう。そろそろ4巻終わりますが、まだまだ先はあり、まだまだ楽しませてくれる。なんだかとっても、イナフじゃねえか……。
 さておき、ページ数とコマ数も数えます。やはり、6コマというのが増田こうすけ漫画には重要な数字なのかもしれない、という説があるにはあるんですが、全体的に6が多いかというとそうでもないので、強く言えない今日この頃。
 ということで、それではいってみましょう。

第59幕 スゴイウォーズ

大体の内容

 彼女と初デートで映画を見に行くぜ! などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったのだが……。

感想

 あれかと思ったら全然違う! 違うどころじゃないくらい違う! という話
 『スターウォーズ』好きの彼女なら、この時に『スターウォーズ』の新作をやっているはずがないと知ってそうなんですが、それでもほいほい行く辺り、リバイバルとかの可能性? ってなってたんでしょうか。それ以前に映画に行くだけ言って、内容については知らされてなかったのか。見る感じでは後者ですが、『スゴイウォーズ』の段階でこいつヤバイ! ってならなかったのでまだまだひよっこだあ! って感じなのかもしれません。
 そういう映画者スキル有無はさておき、そこから始まるパチモン映画にしてもひどすぎる展開! そのせいで男子のツッコミが煌めく形になり、初デートで恋人が映画にごつごつのツッコミを入れて壊れ始める、というのでドン引きしてたのが印象的です。やはり、『スゴイウォーズ』の段階で逃げておくべきだったのだ……。
 そして、最後に折角仲良くなった彼女にいい目を見せたい! の為に男子は修羅になった。それが良かったか悪かったか、というと悪かったんですが、あの映画館やってる家族、いずれ焼き討ちに遭いそうです。わしなら焼く。

何ネタ?

 映画ネタでしたが、映画ネタというか創作物を全然寄せずに且つ元から連想されるものからどれくらい最悪なものができるか、という思考実験の趣のある回でした。『スゴイウォーズ』がおおよそ金を払ってみるものではないを通り越して返金しろ! 1000万返金しろ! レベルなので、よくここまでこんな映画は嫌だの上位互換を出せるなあ、と感心しきりでした。最初にこんな『スターウォーズ』はいやだ! を出しておいてそれを超えていくからなあ。

ページ数とコマ数

  • ページ数:12ページ
    • 映画パートと売店パートでちょいぶつ切りでしたが、ちゃんとドリンクが80000円と書かれているとか頻繁に売店で買い物するんだ! と言い出す伏線もあり、ちゃんと話として一本筋は通っていたといえましょう。映画パートがちょくちょくそういうの出すので、これどうするんだろうと思ったらちゃんとページ数に合わせてきっちりオチになってて良かったです。
  • 総コマ数:70コマ
    • 最少は2ページ目の4コマ。最多は1ページ目の8コマ。最初に多いコマがくるのは珍しいですな。平均は5.8辺り。6コマ多めであったので、4コマの分で平均が下がったか。
    • 彼氏50コマ登場。ツッコミ役で修羅役なので画面が映画重点だったのにも関わらずわりと出てた。対して彼女は30コマ。多くはないが全く出てないということもない絶妙な出番。大体困惑してたけど。

過去ログ

まとめ置き場

 地道にすること増やしていこうという話

だいぶ修行の成果はでているが

 皆さん、スト6をまだやってますか? わしは全然楽しみが薄れないので他のことに影響がでている段階です。そして更に楽しむ為に色んな練習をちまちましております。
 まず端緒としてはコマンド精度の向上を目指してのがあります。綺麗なコマンド操作を実現して、ここぞでマリーザジャベリンのカウンター版を叩き込む為に、と始めました。
 最初はただ入力して出すだけからで、その後ガード後のリバーサルをできるようにやって、そこからコパSAを、という流れになっています。
 その過程で練習用のキャラをキャミィに変えて、コパSAの練習をしていたりします。屈中パSAまではできるんですが、コパSAはかなり安定しません。といっても、それは右向きでの話で左向きならわりと簡単に出来ます。
 ナンデ!? ですが、これはコマンド精度修行の副作用というか、最初にマリーザさんでやってた時は、相手の大足に確るのがメテオリティス、つまりSA2だったので、所謂真空竜巻コマンドを叩き込んでしまったのです。
その影響で、逆の真空波動コマンドの方が疎かになり、出す時なんとかなれーっ!! って感じで雑に入力してしまっている。なので、その矯正とどちらもちゃんと出るを成立する為に、ちまちまと毎日やっている訳です。
 最近は、初心に戻ってマリーザジャベリンを相手の攻撃に合わせて出す、というのの練習となっています。まだ確実に来る攻撃に対してやっているので、なんも出さないに対して出さないように、という感じで練度を上げていくことになるかと思います。
 結局精度どうなの? ですが、実際としてはコマンド精度は確実に上がっていて、コンボ成功率もかなりよくなっています。でも、まだパーフェクトじゃない、という感じで高みを無駄に目指す感じでやっています。

ザンギエフに導かれて

 さておき、最近はわしはザンギエフを嗜むようになりました。メインキャラはマリーザさんなのは変わりませんが、今後しばらくはザンギエフを使っていくので、その為のスキルを身に着ける段階となっています。
 ザンギエフで覚えておくなら、ラッシュからのスクリューと前ステボリショイ! ということでこれらを練習し始めました。ラッシュスクリュー、特に立ち弱キック>キャンセルラッシュ>スクリューはできるとテクい感じがあるので、優先的に練習しております。意外とちゃんと出るようになってきた。
 後、前ステボリショイはフレーム的に成功していても変なガチャさがあるというので、こういう仕様なのかまだ入力が安定してないのか。フレームレートでみると成功してるんだけど、こういうものなのか?
 という感じにザンギエフ専な練習をかましています。他にも起き攻めネタの確認とか開発も、というのでマリーザさんに戻れる日がくるのか怪しいところですが。

どんどん修行が増えていく

 そこまでが最近の修行でしたが、今日からジャスパの練習をしよう、と思い立ちました。まだジャスパを考えなくてもいいランク帯ですが、いつかはしないといけないからいつかの為に今からやっておくべきなのよ! という結論に達した。
 ということで、ジャスパ練習を始めましたが、まずどういう座組でするのがいいのか。というのの考えるのから始まっています。とりあえず、現在のコマンド入力精度で使っているガード後しゃがみ強キックを活用してみています。これをフレーム遅らせたりすると意外といけるかもしれない。駄目かもしれない。いい手があれば誰か教えてください。
 という感じで、修行の数が増え始めています。これがまあ楽しいのです。とりあえず、ちゃんと活きる時があるか分かりませんが、ウォーズマンだって狙いでは活きなかった特訓の成果が唐突に活きたりしたので、無駄にはならないよ。と美柴可憐声が出ます。そういう具体的な意味の為に修行するんだけど修行するんじゃないんだよ! という謎の台詞を吐いて今日の日記は終わり。

 ネタバレ?感想 窓口基 『冒険には、武器が必要だ! こだわりルディの鍛冶屋ぐらし』1巻

冒険には、武器が必要だ!~こだわりルディの鍛冶屋ぐらし~ : 1 (アクションコミックス)
冒険には、武器が必要だ!~こだわりルディの鍛冶屋ぐらし~ : 1 (アクションコミックス)

 大体の内容「いいものなら売れるなどというナイーブな考え方は捨てろ」。とラーメンバカになったハゲに言われそうなルディさんの無茶武器を眺めて楽しむ漫画。それが『冒険には、武器が必要だ!』なのです。
 冒険には、武器が必要だ!
 なら、それを作る鍛冶屋にスポットを当てる! 慧眼です。鍛冶屋キャラというのは色々な作品で、あるいはSF的ならメカニックとすればそういうサポート職は本当に色々な作品に出ているものです。しかし、意外とその鍛冶屋単体に重点を置く作品は多くないものでした。
 その隙間にするっと入ってきたのが、この漫画です。
 内容としては、迷宮の前にある街で金物屋の丁稚をしているルディさんが、その仕事をしながらせっせと無茶苦茶な武器をこさえて、その武器が活かされる時は来るのか? みたいな話をしています。1話目から、その武器が活用される、んだけど目算とは違うなあ。というので、名鍛冶屋として名が売れていくのはまだ先そうだけど、いつかそうなる日がくるのか。そういうのを見所とする漫画となります。
 しかし、鍛冶屋メイン! そういうのもあるのか。となるところでしょう。実際鍛冶屋メインの話にすると地味になりがちというか、職人系の話って派手にしづらいところがあり、特に職人仕事をメインにすると淡々としがち。それがいいという漫画、『ハクメイとミコチ』とかありますが、結構難しい匙加減を求められます。
 では、この漫画は? となりますが、派手になるところはきっちり派手にしつつ、地味なところはきっちり地味にする、という匙加減となっています。特に1話の地味なところであるんですが一気に派手になるところでは千載一遇! って感じで派手にしているので、この匙加減ならいけるわ! ってなりました。もう、スキ。
 さておき。
 個人的にこの作品の好きなところはルディさんが無茶苦茶な武器を作る才と、素材に愛される素材運に恵まれているところ。でも、無茶苦茶な武器は無茶過ぎてピーキーだったり、素材に愛されるがゆえに危険にも愛されているとこがある、という地味にギリギリなラインで生きているのがいいのです。本人が凶悪な武器を作る技術には長けているけど戦闘能力はないのもあり、わりとこの子危ない橋渡まくりでは? というので、ある意味目が離せません。
 その無茶な武器ネタとしては、友達の包丁を作ってあげる! というので作った万能調理刀紫閃丸がいいです。その人の調理スキルと刀の相乗効果で家を割るくらいの超切れ味になる、という無茶苦茶な包丁です。その回は使用相手を考えて作れ、というのがお題としてあったのですが、確かに使用相手と相乗効果出ているから相手のこと考えてるけど、家まで切るのは包丁としては0点、というのは正しい判断だと思いました。包丁が出していい切れ味ではない。
 ちなみに、この紫閃丸がルディさんを襲う怪物を倒すという展開もあるので、武器としてきっちり使えることも明らかになっています。ますます包丁としてこれを作ったのが頭おかしいとも言えますが、武器屋なのであるから武器として使えるなら間違いではない。包丁としてお出ししたのが間違ってるんだけど。
 そんな作るものの用途が迷走しているルディさんですが、1巻最後にはちゃんと使う相手と使用用途とをクリアした武器の製造をしています。ちゃんと考えて、どうすればお題をクリアできるか、というのに到達するという、相手の倒し方を考えていくパターンであり、よくあると言えばよくある段階ですが、鍛冶屋目線でいくとこうなるか、という仕上がりでした。自分でやるのではない、使う相手がいる、というので、色んなキャラを上手く生かした展開を今後も作れるのさ、ウェーハハハ! ってのを見せつけられた感じです。自分でしない、が悪いのではなく良いになる手管とでもいいましょうか。色んな条件としての使用者と対象と制限で話をいかようにも、ってなりそうです。そういうの、嫌いじゃないわ!
 ということで、基本サポート職をメインに据えてどうなる? と思ったら意外とこの手管がありですわー! となる漫画。それが『冒険には、武器が必要だ!』なのです。

 『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第58幕後編

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 パーフェクト! 僕らは完璧です! ってポップンネタをKOFでしていた人がいましたね……。
 というのはさておき、今回も日和感想をカカッとやってまいりましょう。日本漫画界に鈍色の輝きを放つ名作、『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』の一話を毎日感想書いていこうという趣旨でやっているところです。とうとう4巻の終わりの時が来たようだなあ! とブロリー声にもなろうもので、それでもまだ11冊の日和がある訳で、なんというかとんでもないところに足を踏み入れてしまった感が強いです。俺はなんでこんな有益な時間を……。
 さておき、ページ数とコマ数も今回も確認します。前編と後編でアトモスフィアが違うので、それもあって内容の感じ方も違った気がするので、この施策は悪くはないのだな。と4巻終わりが見えてきた段階でやっとこさそんなことを言いだしてみます。
 さて、それではいってみましょう。

第58幕 陰陽師物語(後編)

大体の内容

 幽霊の、正体見たり、幽霊。阿部さんの出した式神のニャンコさんでそれが露呈するのだが……。

感想

 式神召喚ネタで引きを作っていたとはいえ、このままリーマンが増えていくのか……!? ってなってたとこにちゃんと式神が出て、色々収まるという話です。収まったのか?
 とりあえず、霊の人が特に悪霊ではなく、生前死ぬほどドジだっただけで害のない幽霊、でも阿部さんは十二分に怖いとか言い出すので本当になんで陰陽師を仕事にしているんだろう。という素朴な疑問が出てきました。最終的に霊の人の飼い猫の元に、走れ! リーマンたち走れ! して、なんかいい話に決着するのですが、その後の混ぜっ返しでリーマンブラザーズが仕事をしていました。
 いいオチしたから混ぜっ返ししないと! というのは分かるんですが、特にいてもいなくても良かったけどオチになったからいいだろ! みたいな扱いのリーマンたちはお前それでいいのか? ってなりましたが。
 いや本当に、そこ以外にリーマンたちがいた理由がほぼなく、ただリーマンが出たから面白いだろう、というしゃっつらでごり押ししてくる回ではあります。リーマンいなかったらギャグ面がさっぱりだったというので、そんな強引に出したリーマンネタを擦らなくても、という気持ちが沸々と。でも、そこがいいんだ、初期日和は……。このドタバタしすぎてそのネタいるの? ってなる複雑というか粗雑な味わい……。今のある種洗練された一ネタ燃焼主義とは違う、ごちゃごちゃした絵面。この味わいよ。

何ネタ?

 あまり回数はないけどあるにはある阿部さんネタでしたが、阿部さんが怖がりを印象的に使いすぎていい話の腰を複雑骨折させてました。でも、それがあるので以後怖がりであるのがクローズアップされて成程、その動きはありだな。という納得の怖がりネタをしてたので、この最初のいい話の腰すらベキベキにへし折るのはやってよかったんだな、という風に思いました。阿部さんネタと言えるだけのポテンシャルがここで培われたというか。

ページ数とコマ数

  • ページ数:9ページ
    • 日和10ページ以下回の方が優れている論者の私ですから、今回も優れていると思います。前編が終わりが無茶苦茶だったのに対して、後編は綺麗に落ちたと思ったら変なオチへと墜落してく様があって、前編の無茶苦茶さに対してちゃんとしまって終わった感じなので、前編がぐちゃらなければ文句なしの名作だったんだけどなあ、という今の視点で見てしまいます。とはいえ、9ページで前編を受けて綺麗に終わってからオチるまでやったので、十分名作の風格です。
  • 総コマ数:63コマ
    • 最少4コマで1ページ目。最多9コマで7ページ目。平均は7コマと多い回でした。ギャグマンガ日和としては変則的なコマ回しで、結構コマをバシバシ割ってた感じでした。前編が6コマが多かったのとは対照的な形と言えます。

過去ログ

まとめ置き場

 『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第58幕前編

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

「感想は毎日書くと約束したな」
「あ、ああそうだ大佐、助けて……」
「あれは嘘だ」
「うわーーーーー!!」

 と放してやったのはさておき、今回もギャグマンガ日和感想を書いていきます。そろそろ4巻が終わりますが、まだ三分の一も達していないので、長い旅路です。来年の今頃もまだやってそうです。その予定だけど、改めて言うと割と意味わからんな。
 さておき、ページ数とコマ数は今回も調べます。コマ数の方は、ちゃんと調べるとこいつここおるやん! とか分かって少し楽しいです。今回もそう言うとこありました。
 ということで、それではいってみましょう。

第58幕 陰陽師物語(前編)

大体の内容

 高速道路建設予定地にある洋館で怪事が! そこで招聘される現代に生きる陰陽師、阿部さん。これで問題も解決だ! と思ったのだが……。

感想

 霊を退治する陰陽師なのに霊が怖かったら? というネタ一本でやってきた、後に偶にでる阿部さん回の最初の回。先述のように陰陽師なのに霊が怖い! と言うのだけで後編までゴリ押すかと思ってました、しかし、唐突に式神召喚してやれんのか!? と思ったら最終的にトリプル鈴木にトリプル佐藤、という謎の展開になって後編へ続きます。そのシークエンス必要でしたか!? でさが、それは後編でのお楽しみです。
 しかし、陰陽師で幽霊が怖い、という仕事の就き方に大問題がある阿部さんですが、家業で兄弟もいない、とかなのかなあ、と一瞬思いますが、本人は自分を天才と言っているので選んでいるのは間違いないのです。それでも怖いのが苦手なので、今までどうやって糊口を凌いでいたのだろう、となってしまいました。幽霊という言葉すら怖すぎるとかだと天才でも陰陽師無理だって!
 あと、個人的にすごい好きなとことして、唐突にダブルハードだなとか言い出すとこ。「読んでないかもしれない…ぜ」で毎度笑うんですよ。今だともう知らない人の方が多いだろう『ダブルハード』ネタをみて、今は亡き月ジャンに思いを馳せつつ、だからこそそれがわかるので通じる自分に面映いものを感じるのです。ネタが分かるかもしれない…ぜ。

何ネタ?

 阿部さんネタ、と言えるほどには阿部さんネタはあるんですが、それよりホラーネタとしてもいいかと思いました。きっちりホラー物の定番しつつ、ギャグに落とし込む、具体的には阿部さんが死ぬほど怖がるのを見て笑うようにもっていってるのが上手いな、と。このコマのとこで阿部さんがあれに気づいてたらもっとすぐにやばくなってたろ! ってコマもあり、不穏さを投げかけてくる様が実はホラー適正高いと言われる増田こうすけ先生の御技よ、ってやりました。

ページ数とコマ数

  • ページ数:9ページ
    • 増田こうすけ先生は10ページ以下の方がパフォーマンスが高い教儲な私ですが、この回は終盤に召喚ネタし出したら幽霊そっちのけになっちゃってて、バランス悪っ!? と思ってしまいました。10ページ教辞めます……。
  • 総コマ数:56コマ
    • 最少は5コマで2ページ目。最多は8コマで9ページ目。平均では6コマに漸近。6コマが多かったので当然ですが、6コマのとこはバランス良かったのにそうでなくなると変になってたように感じたり。
    • 阿部さん43コマ登場で、太郎41コマ登場。ボケとツッコミなので、当然ように登場コマ数は多いです。基本この2人のしゃべくりでなんとかしてた回ですし。
    • ちなみに幽霊は9コマ。わりとオーソドックスながらうわ怖っ! っなるやつでした。阿部さんが召喚頑張ってる時に普通の棒立ちしてたのは改めて見るとなんで描いた? までありましたけど。

過去ログ

まとめ置き場

 使用キャラを軽々に変えるコツ

[Steam] ストリートファイター6|オンラインコード版

偶にはキャラ変してみようと思ったのだ

 今回はキャラを変える、つまりキャラ変の話。
 格ゲーでは使用キャラを固定にするのには利があります。使い込むことで生まれるものがあるからです。そのキャラを深く知ることで生まれるもの。所謂やり込み。
 それがあるので、使用キャラをコロコロ変えるのはどうか、という意見も生まれます。わしもどちらかといえば固定重点派です。勝ちを求めて有意なキャラを使うプロならいざ知らず、一般ピープルならふらふらせず1キャラ貫く道を選ぶ方がいいなどと、その気になっていたわしの姿はお笑いだったぜ。
 わしは先述通り基本としては固定派ですが、スト6では最近だいぶ浮気をしています。マリーザさんメインから、ベガをやりだし、そこから更にザンギエフをやるようになっています。
 言い訳をすると、格ゲー長くやってる中であのキャラ気になるな、というのがどうしても湧いてくるものです。自分のメインキャラではお出しできないタイプのキャラなら特に。そういうのを、使ったら楽しいのかしら、となるのです。
 で、わしの基本としての使うキャラの特性は、スト6に関してでは「火力面が強い」のと「防御面が危うい」というのが一定ラインとしてあります。とはいえそれぞれに違った強みと弱みがあるので「みてえ~~触ってみてえ~~」tお範馬顔になっていました。
 とはいえ、固定派ではあるので、軽々にキャラ変えていいのか、という葛藤はあったりします。そこをどう言い訳するかという脳内スキームを適当に書いてみたいと思います。それを見て、偶にキャラ変してみよう、となれば幸いです。

キャラ変えの前の話

 マリーザさんはスト6始めた時からの付き合いというか、今でも言い張ればメインの使用キャラです。マリーザさんに決めた経緯とかもちゃんとありますが、長くなるのでとりあえずバトルスタイルの豪快さと仕事の繊細さのギャップでもう面白いぞお! ってなったとだけお伝えします。
 さておき。
 そこからベガが来るまでは、ほぼマリーザさん一本。エドが来た時にエドも触ったりしてましたが、マリーザさんに回帰する形になっていました。マリーザさんの楽しさが上回っていたのです。
 で、マリーザさん充していた発売から1年程で、ベガが登場です。ここではスト5と雰囲気と声が変わり過ぎてお前どうした!? が、気にする端緒でその後に性能面で面白いと思って触ってみることにしました。
 固定派と言いつつエドも触っとるやないかいですが、とりあえず触るというのは移り気ではない、というのが格ゲーオタの基本コンセンサスです。とりあえず触るから、とりこれコンボを覚え出すと移り気です。そして更に使いたいとフレームやコンボを色々調べ出すのが本気です。
 なので、触りからもうちょっとやってみたいとベガは思ってとりこれコンボ調べたりし始めた訳です。ここが何故かというのを、掘り下げてみたいと思います。

マリーザさんからベガへの脳内スキーム

 まずベガの何がわしの琴線に触れたか、というところですがそれはコンボが面白いところです。マリーザさんはボタンタメ攻撃で他のキャラでは出せない火力を出すタイプですが、ベガはサイコマイン設置が火力を底上げするタイプ。つまりワンクッションいるキャラとなっています。その仕様おもしろ! だったのです。
 それと、立ち強パンチ及び立ち強キックパ二カンからの動きが楽しいというのもありました。マリーザさんはタメを当てても基本的には崩れモーションにはならないですが、ベガはパ二カンで特殊な崩れになり、それからのコンボがちょっとしたことで火力アップするのでパ二カンとるのが楽しい、というのがあったのです。
 それ以外では、立ち回りが当然ですが全然違う。
 マリーザさんはドライブラッシュが平凡なので、モリモリ走るということはあまりしない。牽制もリスクリターンがはっきり分かれていてハイリスクハイリターンが多い。そして如何に寄って殴り倒すか、というタイプで遠いと寄るのに苦労する。そういうキャラです。
 それに対して、ベガは接近手段としてのドライブラッシュが鋭く早く、また牽制技はローリスクローリターンなのが揃っている。そして接近しすぎても良くない、という塩梅のキャラで、それがマリーザさんばかり使ってた私には新鮮に映った、というのがあります。
 それから、防御面についてはどっちもどっちで、そこの意識が使いまわせるな、という判断もしました。対空はしゃがみ強パンチかジャンプ中パンチ、というので大体同じ感覚なんですよ。マリーザさんの方がもっと対空手段あるくらいですが、それはさておきです。
 という感じで、火力の出し方の違い、攻め方の違い、守り方はおんなじ。と判断して、マリーザさんと違うアトモスフィアで遊べる! となった訳です。折角新キャラだし、やってみっか! と。
 なんのかんの一年マリーザさんやってたので、目先を変えたかった、というのはまさしくそうでしょう。他に目もくれずしていたので、違う道筋も見たかった。
 でも、それまではベガくらいビビッとくるキャラ、戦い方が自分にとって面白いとなるキャラがいなかったのです。なので、少しマリーザさんに飽きがきたとこで、ベガが面白そうに見えた、ということですね。
 詰まるところ、ちょっと切り替えのつもりでいけそうやな! から沼にはまりかけた感じとでもいえましょう。そういう言い訳しておきます。
 そういうスキームでベガに入りましたが、次第に長年持っていたものが表出してきました。それがザンギエフを使うということです。

ザンギエフを使うことへの脳内スキーム

 ザンギエフを使う、というのは実は長年試してみたいことでした。思えばスト4の頃、ザンギエフにズタボロにされていたのでそれを自分もやってみたい、という欲求にザンギエフ戦した後は常に駆られていました。
 ですが、強キャラだから使いたい、みたいなノリで触るのはその頃の私にはプライドがいたく傷つく行為でした。勝てないから使うんかい! みたいな。
 そういう呪縛もあってスト4の頃からこっち、使ってみたいという欲求はあるものの、敬して遠ざける感じだったのですが、スト6の頃にはだいぶ考え方が変わっていました。
 スト6の最初の頃のザンギエフが際立って強い訳でもないというのもありましたし、そもそも今まで顕著に投げキャラ触るというのをしてこなかったのでむしろ触りたいという気持ちにもなっていました。
 なので、夏の調整で強くなった、と言われている今こそやるべきでは? となってやりだしたのが夏の終わり頃。強くなったって言われてから、使っていいのかも? と考えるだけで三か月経過したのです。
 そんな逡巡から一歩踏み出したのは、スト6のザンギエフならスト4みたいなヘイトは買わないだろう、という打算含みのものと、シベリア送りしたい、という散々やられたことをかましたいという欲望含みのものがあったからです。
 特にシベリアは散々やられており、これは強い行動だからしてみたい、というのが一年かけて積み重なっていました。そけずに堆積していたのです。
 それでも中々踏ん切りはつかなかったのですが、それがある日、唐突に解けられました。今しないと今後もずっとしない気がしたので、それはそれでもったいないとなったのです。自分の人生も折り返しを越えたので、いっそこだわらず楽しんでみては、とも。
 勝ち馬に乗りたくないから今まで使ってなかったのに、今になってそういうのがしたい! になって蓄積が溢れたがゆえのキャラ変えでした。
 で、結局ザンギエフは適当に触るのではなく、ガチで攻略しています。まだ浅瀬でパチャパチャですけど、楽しんでおりますよ。シベリアにも送ってます。シベリア送りは刺さると気持ちいいのー!

軽々にキャラ変えするのもいいものだ

 そういうことで最近はずっとザンギエフの生活です。マリーザさんもベガも触れば面白いんですが、今はザンギエフのコマテク磨きに没頭しています。とりあえずあると便利な動き、前ステボリショイを高精度でできるよう、練習やったりしています。
 いつもと違うキャラを使うことの良い点は、新しい知見に出会えることです。ザンギエフならどこでスクリュー出すのがいいのかというのを考えるようになりました。こういうのはマリーザさんやベガでは考えないところ。なので、立ち回りや確反の意識も変わって、新鮮に遊べています。
 そして、逆説的にマリーザさんやベガの良さも感じます。こういう時、マリーザさんならスクトゥムやなとか、ダブニー欲しいなあとか。これが思ったよりスト6のプレイ欲に燃料焚べてます。まだまだ遊べますわよー!
 ということで、キャラを固定する方がいい場合は多いですが、偶に違うキャラをしてマンネリを打破する、という遊び方も格ゲープレイには好作用を及ぼす。だから偶には別キャラもいい。そういう辺りが、結局言いたいことです。遊びですし、自分が楽しくなるようやるのが、最終的に一番かな、と。
 なので、偶には別キャラ触るのも楽しいぞ! といって〆とします。