必殺仕事人が止まらない

する事が無いので昼にある時代劇をボーっと。 そうしたら今、うちの辺りでは「必殺仕事人」がヘビーローテーションでかかっててたまらないことこの上なし。
Ⅴ→Ⅴ激闘編→Ⅲ→新(Ⅱ)→剣客商売→Ⅳ
という素敵流れ。 更に別局の違う時間帯で、
長七郎夢日記眠狂四郎必殺からくり人富岳百景殺し旅→眠狂四郎無頼控→伝七捕物帖
という更に夢展開。 特に伝七捕物帖は異常なくらい名作で毎日楽しみにしております。
それはさておき、必殺仕事人です。
今、Ⅳをやってるわけですが、これがまた、でして、

  1. 必殺シーンの曲がかっこよすぎる。 おなじみの「ぱぱぱー」のトランペットのイントロから次にいきなりエレキギターが「ジャカジャーーン」、そしてすぐにBメロへ。 ラストもギンギンにエレキギターが鳴り響く、という仕事人シリーズの中でも屈指じゃねえかと思う格好の良さ。
  2. 謎の挿入歌 金をうけとって殺しの準備へ、というシークエンスでなぜか三田村邦彦や中条きよしの歌う挿入歌が入る。 最初、「もしも何か〜不幸が〜」と歌いだした時は本当にびびった。
  3. 主水の殺しの曲がちがう。 Ⅲまでから一点、少しひょうけた感じの曲になっていた。 が、不人気だったのか途中で違う曲(必殺シーンの編曲)になる。 その上、ⅤからはⅢ魔でのと同じになる。 よほど不人気だったんだろう。
  4. 三味線屋勇次の衣装がすごい 紫の着物に絹(かな?)の羽織という「お前はどこの歌舞伎役者だ」風な服装でいきなり度肝を抜かれました。 それから番組改変期を乗り越えた辺りで服装が一変。白と紺の縦じまの着物に藍色の羽織(でいいよな?)と幾分地味目にモデルチェンジ。 かと思いきや、これが必殺シーンでいきなり後ろを向いたかと思ったらアップで「南無阿弥陀佛」が書かれているというふぁんしーなぶつでして、当時のスタッフはシグルってだったんだろうかと思わずにいられません。
  5. 時事にとらわれる。 なんかやたらと時事ネタがでてきまして、「主水、大根飯を食べる」ではお民(かんざしの秀が拾った娘)がプチおしんするわ、筆頭同心のおかまの田中様*1が「おさん」とかいう本を読んで泣いて、おまけに何をとち狂ったのか最後には「おさんだろうとおさちだろうとおしんだろうと」とか口走りだすわで、もうたまりません。 他にも題名がふるっているのが「主水、未知と遭遇する」で、内容は天狗のたたりがどうのこうのというあんまり「未知」と関係ない話でもうなにがなんだか。

という風になんか色々な意味で突き抜けていて好感が持てます。
しかしほんと、よくこんな作品が生まれたもんだ…。

*1:東京魔神学園外法帖の榊さんの元ネタ?