今年の良かった本

積み残しの本が一杯一杯ありますが、この際それは置いておいて、何はさておきで読んでいた本を上げていきましょう。

一種目 田口仙年堂吉永さん家のガーゴイル」(1〜5巻:ファミ通文庫

予想以上の大当たり。 なんだかこの作品に振り回された一年だったような。 完全に私の「作家買いリスト」にノミネートされました。 来年も早々から六巻が出るので期待期待。

二種目 六塚光「タマラセ」(1巻:角川スニーカー文庫

個人的に深くヒット。 ただ合う合わないの相性がかなりあるので大ヒット作にはならんだろうなあ、と思う。 気になる人は12月にでた「ザ・スニーカー」の短編を読んで、いいか悪いか判断するといいと思います。 まだ作家買い確定ではない状態。 様子見。

三種目 福田政雄「殿が来る!」(1〜2巻:集英社スーパーダッシュ文庫

結構上手い? 今後の進歩次第では、かなり化ける可能性のある作家だと見る。 しばらくシリーズ買いで様子見か。

四種目 成田良悟作品

フリークスですから。
個人的に一番良かったのは「Mew mew!」だったりする。

五種目 川崎康宏「Alice」(一巻:電撃文庫

川崎康宏の新刊が出ただけでうれしい。 非常にうれしい。 しかも面白かった。 二倍うれしい。 これでもうちょっと書ける場が広がればいいんだけど。
まあこんなもんでしょうか。
趣味が分かるというか分かりづらい結果になりました。 想像通りです。

六種目 榊一郎スクラップド・プリンセス」、冴木忍天高く、雲は流れ」の完結

なんか二種類ある気もしますが、ここはまとめてという事で。 昨日のダダ漏れ雑記に書き忘れたので、ここに書いておきます。 双方とも長かった。 特に「天高く」の方は足掛け10年という長期シリーズになってしまって、冴木忍さんがかなり過去の人っぽくなってしまいました。 次の作品が今後の試金石だと思うのでがんばって欲しいものです。 「スクラップド・プリンセス」はまだ完全には終わりきってないですが、一応の完結迎えました。 作家買いしている私としては、結構感慨深いものがあります。
長かったなー。

 今年の始まりと帰結

今年は突発的に始まった「このライトノベルがすごい」Web版のおおわらわに始まり、「空の境界」バカ売れ、相次いでのライトノベル参考書籍の発売(これはあんまり作家さんにはかなり不評らしいですが)などで、メディアミックス、アニメ化続出とにわかながらその存在が注目されだした「ライトノベル」という概念ですが、まだまだ隆盛とは程遠いのが現状です。 これは「ライトノベル」を読んでいて、且つ文章の書ける人の圧倒的な少なさを見れば一目瞭然ですね。 まだまだ新規といったところではないかと思います。
まあ、で、どうするかとかはどうでもいいので保留します。 ただ、この勃興ともいえる状態が進んで好きな作家さんが広く世に知られるようになれば、それはよい事だとは思うのです。 それで安心して食えるようになるのが一番ですね。 そういう意味で、来年ってのは結構重要な年になる気がします。 重要じゃない年のほうが少ないとか突っ込まないでね?
まあ、気を負わずにのんびりと本を読んでいけたらいいなということでシメとさせていただきます。
明日はちょっと溜まった感想を書き散らして今年の締めにする予定。 それと年跨ぎ「R.O.D」鑑賞会ですね。