書き手のユクエ(妄言一路シリーズ)

 休みの日は暇でいいですね。ヘンナネタをぐりんぐりんと書いていきましょうか。
 さて。
 今、「ライトノベル」を書いている作家というのは、十年後や二十年後の未来にも、「ライトノベル」を書いているのでしょうか?
 これは是とも否とも言えますけれども、そのまま「ライトノベル」を書き続けている人は大層少数であろう事は、昔の歌謡曲を歌っていた人で、現在でも聞く対象の年齢層が十代なら十代という風に変動せずにいる人が極めて少数(いない?)であることから見ても、明らかな事ではないでしょうか。
 で、この例から考えるならば現在いる「ライトノベル」作家の人がそのまま「ライトノベル」を、つまり「青少年層」を狙って書いていくというのは無理であり、今読んでいる年齢層に対してのみ照準を合わせた形で物を書くようになると推測されます。
 そうなると、元「ライトノベル」作家が書く「ライトノベル以外の本」というのは一体どういうものになっていくのか。
 この辺をぐるぐる考えていくと、「ライトノベル」という呼び方が今それを読んでいる年齢層の“持ち物”となって、そのままその層とともに加齢していくのではないか。
 そういう結論もありうるのではないかと思ったり。
 そうなると、「歌謡曲」が「J−POP」となったように「ライトノベル」以後の物はやっぱり違う名前になるんでしょうかねぇ。
 それとも、「アニメ」「漫画」と同じよう*1に全部ひっくるめて「ライトノベル」のままだったりするんでしょうか。
 「自分の青少年時代の物に執着する」
 これがオタクの一側面とするなら、後者のほうがしっくりきますが。

*1:と言ってもこの辺でも、なにかしら区別をつけようとした部分はありますが