感想『まどろむように君と』(ISBN:4044289077)

浅井ラボ:宮城:382p:619円>

 内容を要約すると、「やっぱりあいかわらずな」
 全体的に日本晴れのごとく澄み切った駄目人生を、これでもかと歩むガユスの日常、再びであります。いつものとおりと言ってしまえばそれまで、ですが。
 そんな中でもやっぱりとち狂っているのは「優しく哀しいくちびる」です。まさかの「禁じられた数字」ワンモア。エリナダを(極一部)震撼させた黒ジヴが名を「魔女皇様」と改めて還ってきました。還ってくるな。魔女皇様VSジャべイラによって引き起こされる惨禍は無残そのもの。引き起こされるな。
 あと、名前だけかと思われていた「十二翼将」が本気で全員出てくる「翼の在り処」も困り者。だって、出てくる翼将が殆どイカれているというのは、ある意味予想は出来ていたけれど本当にやんなよ、という気持ちで一杯です。そりゃ、いっつも負の方向の「よくある」をしてくるけれど、だからって当然のようにスペックがむちゃくちゃなのはどうなんですか。
 「格ゲーにしたら確実にバランス取れないな、これ」と思わせてくれますよ。オキツグの剣の名前もドスが効いてて(骨喰國吉とか)、もう、馬鹿としか言えない。こいつら、いつか出てくるのか?
 不安で一杯です。