今月のまんがタイムきららチェックポイント(2013年1月号)

先に総評

 今回の特徴、それはゲストの多さです。というかなんだこの多さ!全25作中7作がゲスト、というのでつまり3割はゲストなわけで、ゲストが多い時期もあったきらら本誌でしたが、それでも群を抜いて多い回となりました。もうほとんど連載状態の『女子大生生活様式』、3度目の『Pretty Prizon』と『半熟ウィッチ 〜まどろみドルニー〜』など、ある程度知ってるから内容が計れるものもありますが、それでも4作は初ゲスト。全くの未知数がこれほどぶっこまれると流石にどういうことなの…。という風になりますよね?←謎の同意求め
 そういうゲストの中で個人的に『半熟ウィッチ 〜まどろみドルニー〜』と『ふぉりぼら』が良かったと思います。
 『半熟ウィッチ』は4人目となるであろう女の子が眼鏡+穴に埋まってるという特殊な感じで、他の3人と比べて際立ってキャラが立ってるので大変萌え萌えしてしまいました。他の3人がちょっとキャラ立ち弱いかなあ、とか思ってたのに、なんでこんなぽっと出のキャラが濃いんだよ! と思わなくもありませんけれども。
 『ふぁりぼら』は幽霊!そういうのもあるのか。伝統的な三角ナプキン(違)してる幽霊なんて久方ぶりに見たぜよ…。しかし、うらめしや、って雰囲気は当然きらら漫画なので無く、ちょっと変わった同居人程度だったりします。そこがまた、萌えの意匠って変なパワーがあるなあ、という思いに囚われる要因だったり。これでガチうらめしやだったらきららに載らない? そうかもしれない! でも、フレンドリーな幽霊っていうのもそれはそれでありなんだし、良くあるパターンでもありますから、それをより萌えの方にシフトするのは、それはそれで出来ておる喃…。
 さておき。
 基本連載陣では『かみさまのいうとおり!』が後一回という所で大きなトピックとなる出来事が最後に待ち構える形に。その前の卒業式の光景や谷先生の訓示など、見所が多いけどやっぱりギャグめいてくるのね、と思った矢先なので、さて、最終回はどういう形で終わるのか。温かく見守りたい所です。ああー、本当に終わっちゃうんだなー。きらら買い出してからずっとある漫画がなくなるんだなー。
 後、特筆するとなるときらら作家の性癖大暴露大会であるMy Private D☆Vでの☆画野朗氏の本気の絵が凄かったですよね…。いつもは簡略化、最適化された可愛い絵柄なのに、ガチで描くとここまでさりげないエロスれるのか…。恐るべし、恐るべし!

個別チェック三連弾

  • チェリーブロッサム!』
    • 新丸子先生の発明の実験に付き合わされる大咲達。そこでぽろっと出る、新丸子先生の片想い!? という風で大体の内容が言えますが、しかし新丸子先生の発明も大概オーバースペックなのにそれよりも優れた人とか、どんだけ凄いんですか。新丸子先生のはほとんど実用化出来ないようなのばかりとも言えますから、それと比べるのは変なのかもしれませんが。でも、色々凄いって言えば凄いんだよなあ、新丸子先生。栄養剤で触手生物作っちゃう位だし。ちょっとそのせいでこの漫画の世界観のアトモスフィアがおかしいになってましたけどもね!
  • 『しかくいシカク』
    • 円先生の水着撮影会!なんと聞こえのよい言葉か――。しかし円先生はその場では出来ない、と突っぱねたり。と言う事でその理由を考えながらプールで遊ぶ面々なのでした。最終的に円先生の撮りたがらない理由を魚様が理解する、という流石魚様…。事案でしたね。というか、魚様の後頭部のアクセサリーってあれですか、アトランティスですか? ちょっと丸っこいので可愛いアトモスフィアですけども。たぶんそうだよなあ…。とか。そしてくるぶし(名前忘却)が水面に移る十子とのツーショットでドキドキする辺りがもうくるぶし(名前忘却)ったら…。とか思ったり。可愛い奴よ。
  • 三者三葉
    • 田切双葉の復活劇! いや、単に親知らず抜いただけです。それより辻兄妹の見事な踊らされっぷりが際立ってましたね。もっとちゃんと聞いておけばいいのに、敵だからって深く聞けないという辺りがこの兄妹本当に馬鹿だよなあ…。と。純真とも言えるけど、ちょっと抜けてるというか。そこが可愛く見えるんだけども、妹は普通に聞いておけと。そして一番輝いているとか言ってあげるな。まだこれから光るかもしれんやろ!

今月のワンワード

くそお!

  • 「はずした!」じゃねえよ当てる気元からないだろ! というツッコミが自然と出てくる駄目な感じのゆず子さんなのでした。
    • ついでに書くと、アニメのビジュアルが今回初登場でしたが、思ったより原作から乖離してなくて、かなり寄り添ってる印象。これが動くとどう違うか、どう同じか。というのが今後の期待値に影響を与えるので、しっかり作って頂きたいところです。どうせ郷里じゃ見れないでしょうけどね!