石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第3回(2014年8月号)

承前

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛なので、この機会にその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:13コマ(61コマ中)
    • 今回は内容的には小学生アイドルの話ですが、この子にそんな事などどうでもよかろうなのだーっ! とばかりに、そしていちこちゃんらしく暴れ回っている様を見れば見るほど、この子大丈夫じゃないなあ、と何度も思います。局面局面で色々と動いていて、一つとして同じ姿勢が無いのが楽しいっちゃ楽しいんですが、やっぱりこの子大丈夫じゃないなあ、と何度も思います。大丈夫じゃないなあ。小学生の落着きの無さ以上の物があるなあ。
  • 今回の台詞

その子すごいバルクみょ!!??

  • 小学生且つ女の子で凄いバルクってお前何言ってんだ! ある訳ね―だろ、そんな状態! 次の言葉のがもっとある訳ねーだろ、そんな状態! なんですがいちこちゃんだって一応女の子なのでそこを抜き出すのは止めておきます。

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:19コマ(61コマ中)
    • 今回はメインがみゆちゃんなので、あんまり出番がないですが、ここぞで山椒の効きを魅せる見事なジョブをみせていました。毒舌キャラとしての機能が大変きていました。名前変えたらアイドル名乗れる(名前を<アイドル>にするの意)とかは流石の冷めた感じであります。そうじゃねえのが分かっててしれっと言うからなあ。でも、爆誕についてはなんで知ってたんだろうか。それを考えれば考えるほどコワイ! 盗聴とかじゃなくて、家の人からの伝聞だと信じたい。
  • 今回のセリフ

ああ 賞味期限切れか

  • 同じ学校の小学生アイドルに対してのこの思考。言わない辺りが要らない波風を立たせない処世術めいて奥ゆかしいですね?

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:47コマ(61コマ中)
  • 今回はみゆちゃんがアイドルになりたい! とかテレビの影響で言いだすという小学生めいた思考から、学校にいる小学生アイドルに接近してみたりする回でありました。みゆちゃんは普通で小学生で、なので大変目線が可愛い喃になります。他二人がこいつやばい! なのでその動向が全く可愛いと言えない為というのもありますが。で、今回は余計なひと言で小学生アイドルの道を閉ざしてしまってたのが印象的です。普通もそれはそれでやばいのだなあ。
  • 今回のセリフ

アイドル見上みゆ!! 爆誕!!!
 なんちゃって

  • こういう所作は小学生で女の子だなー、とか。この作で最も普通である事の面目が躍如ってますね。