『プロジェクトクロスゾーン2』の前に色々整理しましょうという話

 『PROJECT X ZONE 2』、体験版が明日ですね。そして発売までも後一カ月弱となりまして、PV第二弾も配信され、ということでここらで一つそもそも『プロジェクトクロスゾーン』(以下PXZ)ってどういうゲームなのかと言うのを個人的にまとめて遊ぼうかと思います。1のネタバレの話もありますので、先に『PXZ』する人にも配慮して、それは最後且つ格納記載しようかと思いますが、それはさておき、まず基本的なとこを行ってみましょう。

大体どういうゲームシステム?

 基本的にマップ内を移動して攻撃範囲に敵を入れて殴る、というSRPGです。そう書くとシンプルですが、この殴る部分がこのゲームの肝であり、楽しみです。
 戦闘では通常技、ソロアタック、サポートアタック、必殺技(と、複数技)があり、これらを当ててコンボを作っていくことになります。
 まず通常技ですが、これは一つのユニットにつきAボタン単体と方向キーを入れた方向四方向分とで5つの技があり、これを組み合わせて相手を殴っていくことになります。この部分は目押しアクションとでも言うべきところで、攻撃すると敵が浮き、それが地面につくまでに他の技を当てて更に浮かせ続ける、という感じになっています。技によって威力や発生の速さ、攻撃の密度などが違うので、これをきっちり覚えて戦う必要があります。『PXZ』では最終的に五つの技全てを一回の戦闘で使えましたが、『PXZ2』では三回までっぽいのと、使わなかった攻撃は次の戦闘で能力が増す仕様らしいので、『PXZ』の感覚のままだといけない模様です。また、『PXZ2』では後述のXPを使ってのミラージュキャンセルと、それをしたXPを回復するキャンセルポイントがあるらしいので、今までとは違う使い方と知識が必要になってくると思われます。
 さておき、浮かした相手を地上ギリギリで追撃すると、クリティカルという状態になりダメージが増加します。そして経験値にも補正が入るので『PXZ』ではこれを狙うのが一つのキーになっています。『PXZ』では特定の部分でしかクリティカルダメージが発生しませんでしたが、『PXZ2』ではPVを見る限り全弾クリティカルになる模様で、より狙うことに意味合いがあると思われます。
 ソロアタックは、ペアユニット、二人で一つの決まった組み合わせでこのゲームの動かすユニット、の他にもう一人、ソロユニットというのを付けることで使えるようになる攻撃で、Lボタンで発動します。これは通常技と同時に出せ、更にそれらが同時に当たると“クロスヒット”という状態になり、相手が当てた高さで止まります。そこに攻撃を当て続ければ、安定してダメージが稼げるという寸法です。ただ『PXZ2』ではクロスブレイクというシステムでそれを破ってダメージを上げるというのがあるようなので、常に安定して当てられた『PXZ』とはまた違う考え方が必要になってくるかと思います。それと、ソロアタックは『PXZ』では威力はともかくですが敵のブロック、攻撃を耐える状態を破り易い性能だったので、後半ではそれが堅い敵にはまずソロアタックを出してブロックを破ってから、という使い方が多かったのですが、さて、『PXZ2』ではどうなるかです。
 ペアアタックは、動かしているペアユニットの周囲8マスにいるペアユニットが援護攻撃をする事が出来るシステムです。これはRボタンで出せます。これもソロアタックと同じで“クロスヒット”出来ます。そしてペアアタックとソロアタックも同時に出せるので、これを持って5キャラ同時攻撃というこのゲームの派手な面が完成します。正直全部入りはごちゃごちゃして何が何だかではありますが。またソロアタックはブロック崩し性能が高かったのに対し、ペアアタックはそのキャラによって性能が大きく異なるので、使用する場合はちゃんと理解していないといけません。基本的にソロ>通常技>ペアアタックでクロスヒット……、という流れが基本であったかと思いますが、この点は『PXZ2』でどう変わってくるかですね。
 必殺技はXPという攻撃を当てたりアイテム使ったりで溜まるポイントを100%、『PXZ』では150%まで溜められました。2ではそれ以上あるっぽいですが、を使って打ち出すもので、威力が高くまさしく必殺技という趣があります。攻撃発生速度は全キャラ同じで、しかもクリティカルも狙えるのでしっかりひきつけて出すのが基本になります。ただ、XPは敵からの攻撃に対する反撃や防御、あるいはユニットの特殊能力などにも使う為、どのタイミングで出すか、というのが重要になってきます。この辺のゲージ管理が出来るようになると、『PXZ』は深みを増します。
 必殺技には戦闘で出すのではなくフィールドマップで出す複数技というのもあります。これもXPを100%使って、複数の敵、ユニットによってその数が違います、に大ダメージを与えられます。『PXZ』では削った敵が多くなり易いので、それをまとめて倒すこの技は意外と重宝しました。この辺はプレイスタイルにもよるかもしれませんけれど。
 戦闘面は以上で、最後にフィールドマップでのこのゲームのちょっとした特別なこととして、アイテムや特殊能力はこちらのユニットの番ならばアイテムがあるだけ、XPがあるだけ使える点があげられます。これは地味に重要で、後半になるほどダメージをアイテムでバリバリ回復したり、状態異常を一気に回復したりとすることになります。『PXZ』ではアイテムは拾う以外なかったですが、『PXZ2』では買えるようです。『PXZ』ではブロックを破壊した時に手に入るアイテムと拾うアイテムで別枠で集められたので、買う、拾う、ブロック破壊の三つになるのか、違うのか。この辺りもどうなるのかですね。とりあえず、回復アイテムがん積みとかで難易度変わってきそうです。
 システム面はこれで大体の話です。

『PXZ』ってどういう話だったの?

 ネタバレゆえに格納。
 と言っても、それほど複雑な話ではありません。『PXZ』の主人公、天斎小吾郎と黄龍寺美衣が奪われた経界石を探してうろうろするという内容です。他のキャラとどうして会うか、というと扉や水場に移動すると違う所にワープするという境界のゆらぎが酷いという状況なのです。なので、あちこち移動していたらどんどんと仲間が増えていくし面倒も増えていく、という展開でした。そして最終的に、経界石をちゃんと使うには美衣の力が必要、となって、それを巡って戦っていく形になりました。境界がゆるゆるだから、は本当に便利な言葉だよ! って感じで、常に動きまわって道の途中で戦うという展開でしたので、クロスオーバーとしての話というのは多くなかった、というのが最終的な印象でしょうか。戦闘前と戦闘後の一言台詞では色々クロスしてましたけども、そこが勿体ないという話は結構ありましたし、自分もそう思ったりします。