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サンタクロース・オフ! 2巻 (まんがタイムKRコミックス)
大体の内容「それはサンタクロースのオフのお話」。なし崩し的にオフ日を、でも楽しく過ごした雪日と睦月ちゃんの日々。それが『サンタクロース・オフ!』ですが、そのお話もこの巻で終了であります。やろうと思えばもうちょっと出来る素地があったけど、でも綺麗に終わる形にはなっており、阿部かなり先生も目算通りだったそうなので、そう言う意味では幸せな時間だったのだな、と思うばかりなのが『サンタクロース・オフ』2巻なのです。
話の軸が雪日の力の源の欠片探しにシフトしつつも、わりとゆったりとそっちは処理して行く形になる訳ですが、そのゆったり感がこの漫画の良さであります。雪日にとっては大事で、だから皆にも大事な欠片探しがちょっとしたイベントになっていく辺りが楽しみ所。それもこれも雪日がワーカーホリックだったという反動でもあります。欠片としても仕事にちゃんと進む雪日は嫌いじゃないけど、息を抜かないと! という立場だったりする辺りが変にいい奴らだなあ、と。確かに、雪日は前入りし過ぎて仕事したはいいけど油断から睦月ちゃんに遭遇してしまって、でしたし。もうちょいゆったりしたペースだったら、こうはならなかっただろうし。そう思うとワーカーホリックいくない。
さておき。
この漫画の良さはやっぱり小学生は最高だぜ、な訳ではありますが、それにしても咲ちゃんの可愛らしさもエルナちゃんの可愛らしさも鈴璃ちゃんの可愛らしさも、そして睦月ちゃんの可愛らしさもどれも素晴らしい。特に個人的には咲ちゃんの力強い可愛らしさが好きです。最高です。元気系に見えて案外聡いのもいいですね、咲ちゃん。小学生としては結構考えるタイプだけど、わりと小学生らしい脇の甘さもあって、余計に可愛いです。特に世界という名前が付いてる番組はつぶさにチェックしている、という話には笑いが生まれますよ。大志を抱いておるのう。それを飛ばしてみようとすると折角だからちゃんと見るー! とかなってるのも良かったです。本当に大志を抱いておるのう。後、今回にあった水着姿は健康的でエロスです。元気っ子らしいエロさの無いエロス。健康的なエロス。イエス! イエス!
さておき。
この漫画は雪日と睦月ちゃんとの別れと、仄かな接点を見せつつ終わっていきます。これが大変いい余韻で、更に描き下ろしでちゃんとフォローされて、更に余韻が倍増していて本当に良い物となりました。もう会えないけど、忘れる訳ではないってのがもう。睦月ちゃんもてるてる坊主を残していて、ってもう。いい話や……。このいい話力を感じられたので、この漫画追っていて良かった、と思いました。
とかなんとか。