あっ、こらぁ、こんにちわ。
あ〜、あれですね、たくさん岐路があるとですね、こう、ついついあちこち曲がってみたくなるもんですけど、いい年してからあんまやるもんじゃないですね。
えっ? どうかしたのか、ですか?
いやいや、特に意味はありませんよ。 つい今しがたまでちょっとばかり道に迷ったもんでして、愚痴気味なだけです。
あと、どうにも脳の中の人が思考に入ってくれないんで、無理にでも思考状態に押し込んでみようという、そういう狙いもありやなしや。
え? ええ、そうですね。 あんまり題とは関係ないです。
なんとなく、漢字の見た目の良さに気持ちがゆれたんで、書いてみただけですよ。
「シンニョウ」に「く」が三つというのは、漢字の深遠に迫るようで、なにかいいじゃないですか。つーか萌え。
そうでもない? というか萌えか、って?
え〜、なんかこう形というか形態というかにぐっと来ません? 狭いスペースにごり押しのように「く」を並べたてる、あーえーなんですか、先人の知恵? に萌え・・・、ませんかそうですか。
じゃあ、「妙」とかどうです。なんか挟み込んだ感じに萌えません?
「瓶」は?「綴」は?「翠」でもいいですよ?
だめですか・・・、この辺はちょっとごちゃごちゃし過ぎてましたかね。
ではシンプルに「田」とか。 上下左右対称ですよ?
あっ、そうそう「左」! “払い”の書き順が「右」と違うなんてもう、考えたやつは偉いとしか言えませんね。
実際ね、もうこの辺が“萌え”の限界ですよ。「九」とかになると“萌え”なんか軽く突破しちゃって、むしろ“えろ”の領域に入っちゃいますからね。
これが「七」なんかになると、ちょっと武骨な面差しで、これは“燃え”になりますねなるんです。
あっ!
あああっ!
そうか、わかりました!
「三」!「三」萌えですね!
ああ。三本の棒のバランス感覚、特に真ん中の長さ次第では「三」と認識すらされない、まさしく神の所作ともいえる造形のなんと美しきことかっ・・・。
そりゃ他の漢字じゃ萌えれませんよね、そこに行き着いちゃったらば。
「川」なんか論外ですよねー・・・・・・ってあれ?
あっ、ちょっと待ってくださいよなんでそんな遠くで他人の振りしてるんですか、って、あ〜!だから待ってくださいよ、なんでそんな高速でフェードアウト、って待ってくださいって・・・