ちょろっとぽりしー

 昔、何の表紙だか忘れたけれど読んだ本*1に、「(作品に対してすることで)一番いいのは褒めるべきに褒める事。次にいいのはけなす所で褒める事」(注:うろ覚え)というのがあったのを思い出しました。いうなれば「協力的態度」ってやつでしょうか。
 個人的には基本、この態度です。ぽりしー、と言うほどではなく、単に「褒めと貶しを両方できればその視点の数だけ多くその本が読めた」という貧乏性に起因したものです。*2
 さておき。
 ちなみに、上記にはちゃんと付けたしもありまして、それが「本当に駄目な時はきちんと言う」との事でした。でも、これって難しいですよ。前に酷評無用とか言って書きましたが、煎じ詰めると人が批判を聞く、というのは相当その人にとってその言あるいは言を発した人が重要でなくては不可能ではないか、と思っているからです。「この人に言われたなら、そうかと思える」という人ではないと、聞き入れてもらえない、と思うのです。
 とかなんとか、ぐだぐだと。

*1:確か山藤章二の「笑いの構造」の谷岡ヤスジの回

*2:だから、酷評をみると、「もったいない」と思ってしまって困るのですが、それはまた別の話