今月のまんがタイムきららチェックポイント(2013年8月号)

先に総評

 今回は休載が多い面子がいて、珍しい面子が休載、という形となっておりましたが、やはり休載面子はしっかりと力があるのが感じられる回ともなりました。居るだけ前衛が締まる締まる。前衛の雄となっている『チェリーブロッサム』がいなくても、ちゃんと連載作があればこれだけのポテンシャルが出せるのだよ! というのを見せ付けられた格好です。しかし、これを本当に毎回出してくれればいう事はほとんど無いんですが、それでもいないがゆえに育った中衛から後衛の力もまた、現在のきららの持つ物の一つ。今回も『うちのざしきわらしが』や『JOB&JOY』、『コドクの中のワタシ』や『女子大生生活様式』などがピリッとしており、誌面の持つ力を感じさせます。
 今回の特徴はもう一つあり、アニメ化! の『きんいろモザイク』のゲストがそれに当たります。特にキャラ明確な紹介回とせず、いつものノリ、そしてカワイイを存分に出して、その過程でキャラ紹介もきっちりこなすという相当なテクを見せてくれました。流石にアニメ化する漫画はポテンシャルが違いますな! そしてゲスい顔のアリス最高です! カワイイ子にはゲスい顔させろ、という事ですね、分かります。

個別チェック三連弾

  • 『しかくいシカク』
    • 進路回。とはいえ、まだ一年生なのでぼんやりとした物でしかありませんが、それゆえに皆どうしたものか、と考えつつコスプレする回となりました。十子がいいアクセントとなって、皆の指向を助けていたのが印象的ですが、十子本人は全然ちゃんと考えて無くて世の中舐めきってるのでプラマイ0です。後、今回も主な部分以外、題のとことかでパロネタぶっぱしていたのも記憶しておきたい所です。ファイヤーステイツとマグロが個人的にはてぃん!ときました。
  • 『箱入りドロップス』
    • 陽一の部屋に雫ちゃんがやってきた、の巻。二人が同じ部屋で、というのは高校生としてはちょっと隙が多過ぎる気がするんですが、この二人だとそれ程危険さが無いのが安心材料ですね。ちょっと「襲うぞー」、とか言ってしまってあわあわする陽一が可愛いです。お前、あわあわするくらいなら最初から言うな!
  • 『スマイル・スタイル』
    • サロン・ド・道子、一体何者なんだ……。と思ったら正体が明かされてアバーッ! やっぱり安定の変態! 先生のアレ具合に隠れがちだけど、寮長さんも基本的には変態だよなー。言ってた事は大変含蓄ありましたが、やっぱり変態度が満載でした。

今月のワンワード

シュポーン

  • シュポーン。