今月のまんがタイムきららチェックポイント(2016年5月号)

先に総評

 今月号はゲスト多めの展開。そのせいかそれが連打する中盤が結構退屈に感じたりしました。こっちのアンテナ感度が低くなっているからなのか、作品が退屈だったのかは意見が分かれそうですが、どうにも後ちょっと足りないのが多かった、というのが個人の感想です。『〆切ごはん』までが本当に退屈でしたよ……。そんな低め安定の後半に対して、前半は逆に高め安定していて、この辺の配置の難しさというのを感じずにはいられませんでした。下げ過ぎる訳にはいかないけど、でももうちょっとばらけても良かったのでは。という今回の後半の乗れなさに対するヘイトでした。

個別チェック三連弾

  • 三上小又ゆゆ式
    • 何で一枚絵がマスク? と思ったらきっちり内容の方にもマスクが反映されていて、流石は三上先生であるなあ、と思ったのでした。(小並感) それにしても、この漫画のもつどうでもいい会話術というのは、浦沢脚本特有の謎会話レベルなのに、でもこの子達の間では成立しているし、読者側も成立している物として見るし、というので単なる無駄な会話なんだけど、でも十分にこの子達の関係性というか、どういう話をするのかな? を体現している訳で、つまりこの何でもない様なことが幸せだったと思うんだよね。とどこかのロッカーみたいな事を言いたくなりますが、つまりここまでどうでもいい会話で回を持たせられる三上先生は偉大な偉人(重複表現)だなあ、ということであります。
  • 華々つぼみ『きらきら☆スタディー 〜絶対合格宣言〜』
    • 寝坊した! からの模試に対してびくびくとする回でしたが、いいんちょがどういう部活だったけ? というので緊張が解ける展開はなんかこの漫画がどう言う道筋を歩いて行くのかが分かるもので、今後の試金石の一つだなあ、と感じました。そんなことより乙十葉ちゃんだ! ということで彼女が朝に実家の和菓子屋のあんこ作りを手伝っているのが分かるシーンがあったのが大変素晴らしかったです。ちょっとギャルっぽいのにおばあちゃん子だし、実家の手伝いはちゃんとするし、でもう、なんなの? 萌える? 萌える? 萌え狂い死ぬ? 萌え狂って逝ってよし! 許可! と懐かしい言葉がでてしまいました。なんだよもー。可愛いのかよー。
  • 湖西晶『〆切ごはん』
    • 美味しいものはカロリーと塩分が高いんだよね……。でも、久しぶりに妹ちゃんが出たなー。なんか最近見てなかったような。そしてオタ向け確定申告ソフト、素で欲しいです。サディズム満載の目で見られたいです。ゾクゾク美!

今月のワンワード

…何故塩を捲いた?

  • むしろその塩壺は毎度毎度塩まいてたって証拠だよ! 案外古風なとこありますね、ささのん。